美術鑑賞と読書会のサークル “Arts&Books” ― 早稲田を中心に活動、学生も社会人も歓迎

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第174回読書会『ミドルマーチ1』

2021年8月7日

第174回読書会8月7日(土)夜にオンラインで開催し、
ジョージ・エリオット『ミドルマーチ1』を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 8月7日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00頃に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ジョージ・エリオット『ミドルマーチ1』(光文社古典新訳文庫)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、ジョージ・エリオットの大作『ミドルマーチ』(1871年、全8部)の
プレリュード・第1部・第2部

今回は光文社古典新訳文庫の新訳全4巻中の第1巻(『ミドルマーチ1』)にあたるこの範囲を
とりあげましょう。
同新訳文庫がオススメですが、講談社文芸文庫等の旧訳で同範囲を読んできてもかまいません。
その後、12月か1月の読書会で、新訳全4巻中の第4巻(『ミドルマーチ4』)にあたる
第7部・第8部・フィナーレをとりあげましょう。
第2巻や第3巻はこの2回の読書会のあいだに各自でどうぞ(読まなくてもどちらの回にも参加可)。

19世紀ヴィクトリア朝イギリスの女性作家ジョージ・エリオット(1819~1880年)の最高傑作。
架空の地方都市ミドルマーチを舞台に、緻密な人間描写で織りなす、社会の壮大なパノラマ
人はいかに挫折を経て理想から遠ざかり、現実と折り合いをつけていくか。
2015年に「偉大なイギリス小説100」の第1位にも選ばれた、英文学の最高峰をこの機会にぜひ。

◆ なお、次の第175回読書会9月18日(土)夜宮崎駿『風の谷のナウシカ』(マンガ全7巻)を予定。
コロナ禍での再上映が話題となったジブリ名作の原作を、この機会に、この状況下で読んでみましょう。

『ミドルマーチ1』の概要は下記(光文社古典新訳文庫の紹介より)。

知的で美しいドロシア・ブルックは二十歳前後の娘だが、自分の人生を偉大な目的に捧げることを熱烈に願い、温厚でハンサムな准男爵を退けて、学究生活に打ち込んでいる厳めしい五十がらみの牧師と婚約する……。地方都市ミドルマーチを舞台に緻密な人間描写で織りなす壮大な物語。(全4巻)

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第174回はできるだけ8月3日までに、第175回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

ジョージ・エリオット『ミドルマーチ1』    ジョージ・エリオット『ミドルマーチ1』    ジョージ・エリオット『サイラス・マーナー』

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第173回読書会「阿Q正伝」「狂人日記」

2021年6月20日

第173回読書会6月20日(日)昼にオンラインで開催し、
魯迅の短編「阿Q正伝」「狂人日記」を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 6月20日(日)
【 時 間 】 15:00に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長16:45までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 魯迅「阿Q正伝」「狂人日記」(光文社古典新訳文庫『故郷/阿Q正伝』ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、魯迅(1881~1936年)の「阿Q正伝」(1922年、約80頁)と
「狂人日記」(1918年、約20頁)の短編2作。

魯迅は、日本・アメリカ等を参照した、中国における言文一致運動(文学革命)のなか、
旧制度・旧道徳の病根を口語文で描き、中国近代文学の礎を築きました。

今回は、夏目漱石や芥川龍之介らの影響が見られる短編集『吶喊(とっかん)』から、
代表作の「阿Q正伝」と「狂人日記」の2作をとりあげましょう。

◆ なお、次の第174回読書会8月7日(土)夜ジョージ・エリオット『ミドルマーチ1』を予定。
英国小説の最高峰の超大作を8月と12月頃に2回かけて。人間と社会へのあまりに深い洞察。

『故郷/阿Q正伝』の概要は下記(光文社古典新訳文庫の紹介より)。

久しぶりに再会した幼なじみは、かつて僕の英雄だった輝きを失っていた……「故郷」。定職も学もない男が、革命の噂に憧れを抱いた顛末を描く「阿Q正伝」。周りの者がみな僕を食おうとしている! 狂気の所在を追求する「狂人日記」。文学で革命を起こした魯迅の代表作16篇。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第173回はできるだけ6月16日までに、第174回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

魯迅『故郷/阿Q正伝』    魯迅『阿Q正伝・狂人日記』    魯迅『酒楼にて/非攻』

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第172回読書会『鉄の時代』

2021年5月22日

第172回読書会5月22日(土)夜にオンラインで開催し、
J・M・クッツェー『鉄の時代』を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 5月22日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00頃に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 J・M・クッツェー『鉄の時代』(河出文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、J・M・クッツェー『鉄の時代』(1990年、約290頁)。

ひさびさの長め純文学作品は絶対におもしろいこれを。
南アフリカ出身のノーベル賞作家J・M・クッツェー(1940~)の代表作のひとつ。
老い、末期ガンの痛み、遺書、アパルトヘイト、分断、浮浪者との交流、フェミニズム……。

河出書房の世界文学全集で翻訳された後、2020年に河出文庫で文庫化され入手が容易に。

◆ なお、次の第173回読書会6月20日(日)昼魯迅「阿Q正伝」「狂人日記」を予定。
中国における近代文学の祖のひとり魯迅の、代表作である短篇2作をじっくりと。

『鉄の時代』の概要は下記(河出文庫の紹介より)。

末期ガンの痛みに耐えながら、暴力で分断された社会を生きる七十歳のミセス・カレン。ある日自宅の敷地に現れたホームレスとの奇妙な交流が始まる。強圧的で無礼な警察官、子供時代を奪われた少年たち……恥や真実を失った〈鉄の時代〉に、彼女は最愛の娘への最期の手紙をその男に託す。ノーベル賞作家が苛烈な現実と格闘した傑作長篇。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第172回はできるだけ5月18日までに、第173回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

J・M・クッツェー『マイケルK』    J・M・クッツェー『鉄の時代』    J・M・クッツェー『イエスの学校時代』

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第171回読書会『結晶世界』

2021年4月17日

第171回読書会4月17日(土)夜にオンラインで開催し、
J・G・バラード『結晶世界』を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 4月17日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00頃に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 J・G・バラード『結晶世界』(創元SF文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、J・G・バラード『結晶世界』(1966年、約240頁)。

ニュー・ウェーブSFの中心作家J・G・バラード(1930~2009)の「破滅三部作」最終作。
すべてが美しい結晶と化していく終末世界とそこでの人間心理を、幻想的・思弁的に描きます。

◆ なお、次の第172回読書会5月22日(土)夜J・M・クッツェー『鉄の時代』を予定。
南ア出身のノーベル賞作家の代表作。久々の長め作品は絶対におもしろいこれを。2020年文庫化。

『結晶世界』の概要は下記(創元SF文庫の紹介より)。

医師サンダースは、一人の人妻を追ってマタール港に着いたが、そこからの道は何故か閉鎖されていた。翌日、港に奇妙な水死体があがる。死体の片腕は水晶のように結晶化していた。それは全世界が美しい結晶と化そうとする無気味な前兆だった。鬼才バラードを代表するオールタイムベスト作品。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第171回はできるだけ4月13日までに、第172回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

J・G・バラード『結晶世界』    J・G・バラード『クラッシュ』    J・G・バラード『ハイ・ライズ』

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第170回読書会「刺青」「秘密」

2021年3月6日

第170回読書会3月6日(土)夜にオンラインで開催し、
谷崎潤一郎「刺青(しせい)」「秘密」を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 3月6日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 谷崎潤一郎「刺青」「秘密」(新潮文庫『刺青・秘密』ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、谷崎潤一郎(1886~1965)の「刺青」(1910年、約12頁)と
「秘密」(1911年、約30頁)の短編2作。

永井荷風らの絶賛を受けてデビューした谷崎の最初期の短編2作をとりあげましょう。
とくに「刺青」は彼の書いた最初の作品。

残忍と快楽、フェティシズム、性的倒錯、秘されたもの、そして美のきらめき。
過去にとりあげた『春琴抄』や『細雪』とはまたちがったデカダンスが味わえます。

◆ なお、次の第171回読書会4月17日(土)夜J・G・バラード『結晶世界』を予定。
ニュー・ウェーブSFの代表作家の「破滅三部作」最終作。全世界が美しい結晶と化していく。

『刺青・秘密』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

「男と云う男は、皆なおお前の肥料(こやし)になるのだ」。『刺青』彫り針の先が柔肌にみだらな夢を描く時、痛みにうめく娘の眠れる欲望が目を覚ます。『秘密』女装癖をもつ男と、「夢の中の女」の奇妙なLove adventure――。耽美の祖・タニザキの出発点を鮮やかに刻む七つの異世界!

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第170回はできるだけ3月2日までに、第171回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

谷崎潤一郎『刺青・秘密』    谷崎潤一郎『春琴抄』    谷崎潤一郎『細雪』

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第169回読書会『ブラームスはお好き』

2021年2月6日

第169回読書会2月6日(土)夜にオンラインで開催し、
サガン『ブラームスはお好き』を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 2月6日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 サガン『ブラームスはお好き』(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、サガン『ブラームスはお好き』(1959年、約170頁)。

おしゃれで切ない、パリの三角関係フランソワーズ・サガン(1935-2004)の24歳の第4作。
四十歳を前にした中産階級の女性のこまやかな心の動きを巧みに描きます。

コロナ以後にふり返ると、そこそこ自由に海外旅行ができたのは、この半世紀ほどのあいだの
特殊な時代だけだったのかもしれません。
本作品に凝縮されたパリ的な世界に浸っていると、そんなことを思ったり思わなかったり。

新潮文庫の表紙は大回顧展が開催されているベルナール・ビュフェ、また、
3月以降のASではブラームスもとりあげるという一連の流れのなかの回。

◆ なお、次の第170回読書会3月6日(土)夜谷崎潤一郎「刺青」「秘密」を予定。
谷崎の最初期の代表的短編を2作(1910・1911年)。フェティシズムと性的倒錯と美のきらめき。

『ブラームスはお好き』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

美貌の夫と安楽な生活を捨て、人生に何かを求めようとした聡明で美しいポール。ディスプレー・デザイナーとして自立し、ロジェという恋人をもつ39歳の彼女に、15歳も年下の美しい金持の息子シモンが夢中になる。彼女を真剣に恋したシモンは、結婚を申し込むが……。孤独から逃れようとして織りなす複雑な男女のもつれを描く、パリの香りに満ちた四番目の長編小説

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第169回はできるだけ2月2日までに、第170回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

サガン『悲しみよ こんにちは』    サガン『ブラームスはお好き』    サガン『愛と同じくらい孤独』

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第168回読書会「イワン・イリイチの死」

2020年12月19日

第168回読書会12月19日(土)夜にオンラインで開催し、
トルストイの中編「イワン・イリイチの死」を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 12月19日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 トルストイ「イワン・イリイチの死」(光文社古典新訳文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、トルストイの中編「イワン・イリイチの死」(1886年、約130頁)。

『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』など、前期の大作で知られるレフ・トルストイ(1828-1910)。
今回は、その後の精神的な危機を乗り越えたあとに書かれた後期の代表作を読んでみましょう。
病によって自らのと向きあう男の心理的葛藤一人称で鋭く描きます。

光文社古典新訳文庫の新訳(2013年刊)がオススメですが、岩波文庫などの他の翻訳でも可。
今回は「イワン・イリイチの死」一作のみをとりあげます(併載作品はとりあげません)。

◆ なお、次の第169回読書会2月6日(土)夜サガン『ブラームスはお好き』を予定。
おしゃれで切ない、パリの三角関係。2月20日のAS「音楽」ではブラームスも聴きます。

「イワン・イリイチの死」の概要は下記(光文社古典新訳文庫の紹介より)。

いまこそ読みたい人間の「死」の秘密。トルストイの後期代表作、待望の新訳。/物語 死、嫉妬、愛…生をめぐる葛藤。19世紀ロシアの一裁判官が、「死」と向かい合う過程で味わう心理的葛藤を鋭く描いた「イワン・イリイチの死」。社会的地位のある地主貴族の主人公が、嫉妬がもとで妻を刺し殺す――。作者の性と愛をめぐる長い葛藤が反映された「クロイツェル・ソナタ」。トルストイの後期中編2作品。/トルストイの文体が持っている「音とリズム」を日本語に移しかえることを意図した新訳。近代小説への懐疑をくぐり抜けた後の、新しい作風を端正な文体で再現する。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第168回はできるだけ12月15日までに、第169回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

トルストイ『戦争と平和』    トルストイ『アンナ・カレーニナ』    トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』

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第167回読書会「白痴」「堕落論」

2020年11月7日

第167回読書会11月7日(土)夜にオンラインで開催し、
坂口安吾の短編「白痴」と評論「堕落論」を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 11月7日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 坂口安吾「白痴」「堕落論」(岩波文庫・青空文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、坂口安吾(1906~1955年)の短編「白痴」(1946年、約40頁)と、
同時期の評論「堕落論」(1946年、約15頁)の2作。

終戦翌年に、透徹した眼差しで捉えられた戦中・戦後の日常と非日常と人間。
当初から現在に至るまで、ウイルスそのものよりもそれへの社会的反応が問題となっているような
このコロナの時代を、文学的・哲学的に直視し凝視するのにも、意外とふさわしい2作です。

新潮文庫や岩波文庫では2作が別の本に収録されていますが、ちくま文庫のアンソロジー
『ちくま日本文学 坂口安吾』には両作品が1冊に収録されています。
それぞれごく短い作品ですし、余力があれば「続堕落論」などを含めた他作品もあわせてどうぞ。

◆ なお、次の第168回読書会12月19日(土)夜トルストイ「イワン・イリイチの死」を予定。
大作家の後期の代表的中編。病によって自らの死と直面する男の心理的葛藤を鋭く描きます。

「白痴」「堕落論」の概要は下記(新潮文庫『白痴』の紹介より)。

白痴の女と火炎の中をのがれ、「生きるための、明日の希望がないから」女を捨てていくはりあいもなく、ただ今朝も太陽の光がそそぐだろうかと考える。戦後の混乱と頽廃の世相にさまよう人々の心に強く訴えかけた表題作など、自嘲的なアウトローの生活をくりひろげながら、「堕落論」の主張を作品化し、観念的私小説を創造してデカダン派と称される著者の代表作7編を収める。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第167回はできるだけ11月3日までに、第168回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

坂口安吾『堕落論』    坂口安吾『桜の森の満開の下・白痴』    坂口安吾『不連続殺人事件』

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第166回読書会「黒猫」「アッシャー家の崩壊」

2020年9月26日

第166回読書会9月26日(土)夜にオンラインで開催し、
エドガー・アラン・ポーの短編の「黒猫」「アッシャー家の崩壊」を読みましょう。
オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 9月26日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 エドガー・アラン・ポー「黒猫」「アッシャー家の崩壊」(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、エドガー・アラン・ポー「黒猫」(1843年、約20頁)と
「アッシャー家の崩壊」
(1839年、約35頁)の二編。

怪奇小説の継承者、ミステリSFの創始者であり、アメリカを代表する詩人
エドガー・アラン・ポー(1809~1849)の、闇の力の蠢くゴシック・ホラーの代表短編。

新潮文庫『黒猫・アッシャー家の崩壊』の、巽孝之による2009年の新訳がオススメ
(なぜかAmazonでは紙の本が入手困難ですが、他店ではふつうに入手できます)。
余力があれば同書収録の他作品もどうぞ。

◆ なお、次の第167回読書会11月7日(土)夜坂口安吾「白痴」「堕落論」を予定。
ポストコロナを文学的・哲学的に直視し凝視するのにも、意外とふさわしい短編と批評かもしれません。

『黒猫・アッシャー家の崩壊』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

詩人であり、批評家であり、推理小説の祖であり、SF、ホラー、ゴシック等々と広いジャンルに不滅の作品の数々を残したポー。だがその人生といえば、愛妻を病で失い、酒と麻薬に浸り、文学的評価も受けられず、極貧のまま、40歳で路上で生を終えた――。孤高の作家の昏い魂を写したかのようなゴシック色の強い作品を中心に、代表作中の代表作6編を新訳で収録。生誕200年記念。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第166回はできるだけ9月22日までに、第167回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

エドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』    エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人・黄金虫』    丸谷才一訳『ポー名作集』

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第165回読書会『クマのプーさん』

2020年8月22日

第165回読書会8月22日(土)夜にオンラインで開催し、
A・A・ミルン『クマのプーさん』を読みましょう。
オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 8月22日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 A・A・ミルン『クマのプーさん』(岩波少年文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、A・A・ミルン『クマのプーさん』(1926年、約240頁・挿絵多数)。

実写映画に大規模展覧会にと近年話題の『クマのプーさん』を、石井桃子の名訳で。
劇作家・小説家のA・A・ミルンが息子のクリストファー・ロビンのために書いた児童文学
A・H・シェパードの挿絵も、『不思議の国のアリス』のテニエルの挿絵並みにぴったり。
ディズニー化される前のプーさんを、この機会にぜひ。

◆ なお、次の第166回読書会9月26日(土)夜エドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』を予定。
怪奇小説の継承者、ミステリやSFの創始者で詩人のポーの、闇の力のうごめく表題2短編をじっくりと。

『クマのプーさん』の概要は下記(岩波少年文庫の紹介より)。

世界一有名なクマ、プーさんが活躍する楽しいファンタジー。幼い少年クリストファー・ロビンが、美しいイギリスの森を舞台に、プーやコブタ、ウサギ、ロバのイーヨーなど、仲よしの動物たちとゆかいな冒険をくりひろげます。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第165回はできるだけ8月18日までに、第166回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

A・A・ミルン『クマのプーさん』    A・A・ミルン『プー横丁にたった家』    「クマのプーさん展」

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