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2024-03 Archive

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「中平卓馬 火-氾濫」観覧会

2024年3月20日

3月20日(水祝)昼「中平卓馬 火-氾濫」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は東京国立近代美術館(竹橋)。

観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が6~7割程度で、集合②や集合③からの参加も多数。

【 日にち 】 3月20日(水祝)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:11:45に東京国立近代美術館の出入口付近
② 鑑賞後から集合:13:50に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:25に「喫茶室ルノアール四谷店」の会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
※ 歓談会場でサンドイッチ等の軽食を注文することもできます(別料金)。
【 流 れ 】
11:45 集合① → 11:50~ 鑑賞 → 13:50 集合② → 移動 →
14:25 集合③ → 14:30~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入(日時指定なし)
【歓談費用】 1,500円(=会場費等の割勘相当+珈琲紅茶代含む)
【 定 員 】 30名まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 展覧会の紹介
日本の写真を変えた伝説的写真家、中平卓馬(1938-2015)の没後初約20年ぶりの大回顧展「前衛」写真のもうひとつの極み
1960年代末の雑誌『PROVOKE』時代の「アレ・ブレ・ボケ」から、1973年の評論集『なぜ、植物図鑑か』での自己批判・方向転換、1977年の昏倒・記憶喪失からの再起。
中平卓馬の初期から晩年までの約400点の作品・資料を丁寧にたどり、彼の写真をめぐる思考と実践の軌跡を読み解く画期的な展覧会

中平卓馬展をもっと楽しむために、3月16日(土)夜アートスタディ「日本写真史」も実施予定。

◆ その次の観覧会
4月21日(日)昼「大吉原展」(上野)を予定。
約250年続いた広大な吉原遊郭における江戸の文化と芸術を、名だたる絵師・画家の作品で。

中平卓馬展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。

日本の戦後写真における転換期となった1960年代末から70年代半ばにかけて、実作と理論の両面において大きな足跡を記した写真家である中平卓馬(1938-2015)。その存在は森山大道や篠山紀信ら同時代の写真家を大いに刺激し、またホンマタカシら後続の世代にも多大な影響を与えてきました。1960年代末『PROVOKE』誌などに発表した「アレ・ブレ・ボケ」の強烈なイメージや、1973年の評論集『なぜ、植物図鑑か』での自己批判と方向転換の宣言、そして1977年の昏倒・記憶喪失とそこからの再起など、中平のキャリアは劇的なエピソードによって彩られています。しかしそれらは中平の存在感を際立たせる一方で、中平像を固定し、その仕事の詳細を見えにくくするものでもありました。/本展では、あらためて中平の仕事をていねいにたどり、その展開を再検証するとともに、特に、1975年頃から試みられ、1977年に病で中断を余儀なくされることとなった模索の時期の仕事に焦点を当て、再起後の仕事の位置づけについてもあらためて検討します。/2015年に中平が死去して以降も、その仕事への関心は国内外で高まり続けてきました。本展は、初期から晩年まで約400点の作品・資料から、今日もなお看過できない問いを投げかける、中平の写真をめぐる思考と実践の軌跡をたどる待望の展覧会です。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
中平卓馬展は3月16日までに、大吉原展は詳細お知らせ後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

中平卓馬展   中平卓馬展   中平卓馬展

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カテゴリー:観覧会

アートスタディ「日本写真史」

2024年3月16日

3月16日(土)夜アートスタディ「日本写真史」をオンラインで実施しましょう。
オンライン開催にはTeamsを使用します(参加者の費用発生なし)。

3月20日(水祝)昼の中平卓馬展観覧会をもっと楽しむために戦後の日本写真史をおさらいしましょう。
観覧会に参加予定のみなさんも、アートスタディのみに参加希望のみなさんも、お気軽にどうぞ。

【 日にち 】 3月16日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 次のいずれかを事前に読んできてください(読まずに参加も可)。
 中平卓馬『なぜ、植物図鑑か』(ちくま学芸文庫)の「なぜ、植物図鑑か」(約30頁)
 金村修・タカザワケンジ『挑発する写真史』(平凡社)の気になった箇所

『挑発する写真史』をもとに、日本のアート寄りの写真について、歴史的な展開・変遷のポイントをお伝えします。
同書は、写真家と写真評論家との青山ブックセンターでの写真史講座をまとめた、読みやすく刺激的な一冊。

アート・美術とはまたちがった文脈をもつがゆえに話しにくい(言葉にしにくい)面のある写真について
多少なりとも背景知識を得るために、さらには中平卓馬(や12月観覧会の写真家たち)の前衛性・革新性
多少なりとも理解するために、戦後の「日本写真史」をとりあげます。

事前に読んでくるテキストとして、読めるかたは、次のいずれかを読んできてください(読まずに参加も可)。
①中平卓馬の、そして日本の写真表現の転換点となった『なぜ、植物図鑑か』の冒頭の表題エッセイ(1972年)。
『挑発する写真史』(2017年)の冒頭の章や中平卓馬を扱った章など気になった箇所

◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ3月12日までにお願いします。

中平卓馬『なぜ、植物図鑑か』    金村修・タカザワケンジ『挑発する写真史』

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カテゴリー:アートスタディ

読書会プラス『失われた時を求めて』第5巻

2024年3月2日

3月2日(土)夜読書会プラス『失われた時を求めて』第5巻をオンライン(Teams)で実施しましょう。
2023年8月19日~10月8日にかけて第一篇(第1~2巻)と第二篇(第3~4巻)を読みすすめてきました。
つづく第三篇~第七篇も、2024年3月から数ヶ月に1巻のペースで、無理なく着実に読みすすめていきます。

【 日にち 】 3月2日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 プルースト『失われた時を求めて』第5巻(「第三篇 ゲルマントのほう」最初の3分の1)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

読書会プラスでは、いつもの1回完結の読書会では扱いにくい超長篇などを複数回にわたって読み進めます。
その最初のシリーズとして、一度は読み通しておきたい『失われた時を求めて』をとりあげます。
プルースト『失われた時を求めて』(1913~1927)は全7篇からなり、岩波文庫では全14巻となります。

シリーズの第4回となる今回は、岩波文庫や光文社古典新訳文庫では第5巻にあたる範囲をとりあげます。
「第三篇 ゲルマントのほう」全体の最初の3分の1。集英社文庫では第5巻の途中までにあたる範囲。
今回のみの参加や今回からの参加も歓迎。前回までの範囲を読めていなくてもお気軽にどうぞ。

翻訳は、全篇全巻の読了をめざしてみる場合には、完結した新訳の岩波文庫(2009~2019)がオススメ。
詳細な訳注と豊富な図版が読みを手助け。既訳を止揚しつつ、原文に忠実な翻訳であろうとしています。
刊行中の光文社古典新訳文庫の新訳も魅力的ですが、読書会プラスが刊行ペースを追い越す見通しです。

◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ2月27日までにお願いします。

プルースト『失われた時を求めて 第三篇 ゲルマントのほうⅠ』(吉川一義訳、岩波文庫)    プルースト『失われた時を求めて 第三篇 ゲルマントのほうⅠ』(高遠弘美訳、光文社古典新訳文庫)    プルースト『失われた時を求めて 第三篇 ゲルマントの方1』(鈴木道彦訳、集英社文庫)

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カテゴリー:読書会プラス
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