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2019-06 Archive

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第154回読書会『壁』

2019年6月23日

第154回読書会6月23日(日)に実施し、安部公房『壁』を読みましょう。

【 日にち 】 6月23日(日)
【 集 合 】 13:40にJR池袋駅東口の地上出口(いけふくろう前の階段を上った先)
【 流 れ 】 集合 → 読書会(最長18:00まで)→ 解散
【 費 用 】 読書会1,000~1,200円
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 安部公房『壁』(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、安部公房『壁』(1951年)。

ある朝突然、自分の名前を喪失してしまった男の、実存的・超現実的体験。
『壁』は安部公房の初期の中短編集。今回はそのなかの芥川賞受賞作
「第一部 S・カルマ氏の犯罪」
を必読とし、この作品をとりあげましょう(約150頁)。
他の作品(第二部・第三部)は余力があれば読んできてください(未読でも支障なし)。

◆ なお、その次の第155回読書会7月21日(日)ギンズブルグ『ある家族の会話』を予定。
イタリアを代表する女性作家の、ファシズムの時代の自伝的小説。須賀敦子の名訳で。

『壁』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

ある朝、突然自分の名前を喪失してしまった男。以来彼は慣習に塗り固められた現実での存在権を失った。自らの帰属すべき場所を持たぬ彼の眼には、現実が奇怪な不条理の塊とうつる。他人との接触に支障を来たし、マネキン人形やラクダに奇妙な愛情を抱く。そして……。独特の寓意とユーモアで、孤独な人間の実存的体験を描き、その底に価値逆転の方向を探った芥川賞受賞の野心作。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第154回はできるだけ6月19日までに、第155回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

壁    砂の女    箱男

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カテゴリー:読書会

「ウィーン・モダン」観覧会

2019年6月9日

次の観覧会は6月9日(日)に実施し、国立新美術館(乃木坂)へ
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」を見にいきましょう。

【  日にち  】 6月9日(日)
【鑑賞集合】 13:40に国立新美術館の建物正面入口内(乃木坂駅直通の入口ではなく)
※ チケットは集合後にまとめて購入します(すでにお持ちならそちらを利用可)。
【歓談集合】 歓談から参加なら16:30に六本木駅周辺の飲食店(個別に連絡します)
  流 れ   集合 → 移動 → 鑑賞 → 移動 → 歓談 → 19:00頃に解散
【 チケット 】 一般1,600円・学生1,200円(団体料金なら一般1,400円・学生1,000円)
【歓談費用】 ~3,500円前後(飲食代)
【  定 員  】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 18世紀の啓蒙主義時代から19世紀末~20世紀初頭の世紀末美術へ至る近代化の過程を、
ウィーン・ミュージアムのコレクションを中心とした約400点(!)の作品でたどります。
クリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点に加え、建築、デザイン、工芸など多彩な展示。
クリムト展よりもクリムトの作品・紹介が充実との声も。世紀末特集の締め括りにぜひ。

鑑賞の後には、夕食をとりながら、展覧会の感想などについて歓談しましょう。
平日や別の機会にすでに鑑賞済みの方も、お気軽に歓談からご参加ください。

その次の観覧会は、7月7日(日)「クリスチャン・ボルタンスキー」(乃木坂)を予定。
この回は、午前に鑑賞し、お昼をとりながら歓談というスタイル(15:00前に解散で検討中)。
現代アートの巨匠の大回顧展。記憶・歴史、光、存在の痕跡。会場全体がインスタレーション。

ウィーン・モダンの概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは、絵画や建築、デザインなど、それぞれの領域を超えて新しい芸術を求めた、ウィーン独自の装飾的で煌びやかな文化が開花しました。今日では「世紀末芸術」と呼ばれるこの時代に、画家グスタフ・クリムト(1862-1918)やエゴン・シーレ(1890-1918)、建築家オットー・ヴァーグナー(1841-1918)、アドルフ・ロース(1870-1933)など各界を代表する芸術家たちが登場し、ウィーンの文化は黄金時代を迎えます。本展は、ウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会です。18世紀の女帝マリア・テレジアの時代の啓蒙思想がビーダーマイアー時代に発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へとつながっていった軌跡をたどる本展は、ウィーンの豊穣な文化を知る展覧会の決定版と言えます。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
ウィーン・モダンはできるだけ6月4日までに、ボルタンスキー展は詳細お知らせ後にお願いします。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
● 初参加~2回目の方は、鑑賞後の歓談まで参加をお願いします。
美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~常連の方も、歓談には不参加の場合には事前にご連絡ください。
事前に人数を把握した上で、歓談の会場を確保するなどします。

ウィーン・モダン    ウィーン・モダン    ウィーン・モダン

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カテゴリー:観覧会
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