第212回読書会『夜間飛行』
2025年12月14日
第212回読書会を12月14日(日)昼に実施し、サン=テグジュペリの中篇『夜間飛行』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 12月14日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了・解散
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 サン=テグジュペリ『夜間飛行』(岩波文庫、光文社古典新訳文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
今回のテキストはサン=テグジュペリ『夜間飛行』(1931年、約120頁)。
『星の王子さま』(1943)で有名なアントワーヌ・サン=テグジュペリ(1900-1944)の出世作にして小説の代表作。
アカデミー・フランセーズ賞受賞のエッセイ集『人間の大地』(1939)とともに当時のベストセラーになりました。
『夜間飛行』も『人間の大地』も、初期の飛行機乗りとしての自身の経験を活かした唯一無二の名作。
詩情あふれる表現と、人間の本質をまなざす観察眼。宮崎駿もこれらの作品に大きな影響を受けています。
岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』(野崎歓訳)が最新訳でオススメですが(「人間の大地」はとりあげません)、
同じく新訳の光文社古典新訳文庫(二木麻里訳)のほか、どの翻訳で読んできてもかまいません。
◆ その次の読書会
その次の第213回読書会は1月24日(土)夜に井原西鶴『好色一代男』を予定。オンライン開催。
生涯で相手にした女は3,742人、男は725人。浮世草子を創始した江戸前期の問題作を現代語訳で。
『夜間飛行』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
作家サン=テグジュペリの実体験が生んだ航空小説の傑作!/南米大陸で、夜間郵便飛行という新事業に挑む男たちがいた。ある夜、パタゴニア便を激しい嵐が襲う。生死の狭間で懸命に飛び続けるパイロットと、地上で司令に当たる冷徹にして不屈の社長。命を賭して任務を遂行しようとする者の孤高の姿と美しい風景を詩情豊かに描く。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第212回はできるだけ12月10日までに、第213回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第211回読書会『予告された殺人の記録』
2025年10月25日
第211回読書会を10月25日(土)夜に実施し、ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 10月25日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 G・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(新潮文庫ほか、約140頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
世界文学の最高傑作のひとつ、『百年の孤独』(1967)で知られる、コロンビア出身の作家ガブリエル・ガルシア=マルケス(1928-2014)。
『族長の秋』(1975)とともに、そのマジックリアリズムの衝撃は文学の可能性を押し広げ、ラテンアメリカ文学の世界的な隆盛をもたらしました。
Arts&Books読書会でも過去にこの2作をとりあげましたが、今回は彼自身が「最高傑作」と呼ぶ『予告された殺人の記録』(1981)をとりあげましょう。
マジックリアリズムを経た後の熟成されたリアリズムで、実際に起きた事件をモチーフに描いた作品。約140頁と短めの中篇ながら、見事な世界像。
◆ その次の読書会
その次の第212回読書会は12月14日(日)昼にサン=テグジュペリ『夜間飛行』を予定。リアル開催。
初期の飛行家でもあるサン=テグジュペリの、『星の王子さま』と並ぶ代表作。人間の本質を詩情豊かに。
なお、11月15日(土)夜には読書会プラス『失われた時を求めて』第8巻も予定。こちらもぜひ。
『予告された殺人の記録』の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。
町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか? 閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた、幻想とも見紛う殺人事件。凝縮されたその時空間に、差別や妬み、憎悪といった民衆感情、崩壊寸前の共同体のメカニズムを複眼的に捉えつつ、モザイクの如く入り組んだ過去の重層を、哀しみと滑稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第211回はできるだけ10月21日までに、第212回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第210回読書会「文鳥」「夢十夜」
2025年9月28日
第210回読書会を9月28日(日)昼に実施し、夏目漱石の短篇2作「文鳥」「夢十夜」を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 9月28日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了・解散
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 夏目漱石「文鳥」「夢十夜」(角川文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
今回のテキストは夏目漱石「文鳥」「夢十夜」(どちらも1908年、合計約70頁)。
第207回読書会でもとりあげた角川文庫の新シリーズ「100分間で楽しむ名作小説」の一冊をとりあげ、
そこに収録された全3作中の2作を読みますが、もちろん他の文庫や青空文庫で読んできてもかまいません。
どちらもごく短い作品ですが、漱石文学のなかでも独特の味わいのある名作です。
◆ その次の読書会
その次の第211回読書会は10月25日(土)夜にG・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』を予定。
オンライン開催。『百年の孤独』『族長の秋』の後の「最高傑作」。短めの中篇ながらさすが見事な世界像。
『文鳥(100分間で楽しむ名作小説)』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
「愛」の深さを思う100分間。いつもより大きな文字で届ける厳選名作/がらんとした書斎にひとりこもっていると、訪ねてきた三重吉が「鳥をお飼いなさい」と言った。やがて連れてこられた文鳥は、立派な漆塗りの籠にうずくまり、小さくて真白、美しい声でちちと鳴く。真黒な瞳と華奢な足、淡雪の精のような文鳥をじっと毎日観察し、おそるおそる餌をやり世話をしてみたものの、やがてかそけき命は失われてしまい――。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第210回はできるだけ9月24日までに、第211回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第209回読書会『冬の夜ひとりの旅人が』
2025年8月30日
第209回読書会を8月30日(土)夜に実施し、イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 8月30日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』(白水uブックス、約340頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
20世紀イタリアを代表する「文学の魔術師」イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)。
Arts&Books読書会では、過去に中期の寓話的な作品『不在の騎士』をとりあげ、好評を博しました。
今回は彼の晩年の代表作であり、洗練されたメタフィクション、究極の〈読書〉小説として名高い、
『冬の夜ひとりの旅人が』(1979)とりあげましょう。
「あなたはイタロ・カルヴィーノの新作『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている」。
そう書き出される本作は、解説を読むとむずかしい印象を受けがちな作品ですが、カルヴィーノの
他の作品と同様、読みにくい作品ではありません。
失われた小説を求めて。「男性読書」と「女性読者」による読書をめぐる冒険。
◆ その次の読書会
その次の第210回読書会は9月28日(日)昼に夏目漱石『文鳥(100分間で楽しむ名作小説)』を予定。
リアル開催。同書収録の短篇「夢十夜」と漱石の私小説的な掌編「文鳥」を。青空文庫でも読めます。
『冬の夜ひとりの旅人が』の概要は下記(白水uブックスの紹介文より)。
書き出しだけで中断され続ける小説を追いかけて世界をめぐる〈男性読者〉と〈女性読者〉の冒険。文学の魔術師による究極の読書小説。/あなたはイタロ・カルヴィーノの新作『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている。しかしその本は30頁ほど進んだところで同じ文章を繰り返し始める。乱丁本だ。あなたは本屋へ行き交換を求めるが、そこで意外な事実を知らされる。あなたが読んでいたのは『冬の夜ひとりの旅人が』ではなく、まったく別の小説だったのだ。書き出しだけで中断されてしまう小説の続きを追って、あなた=〈男性読者〉と〈女性読者〉の探索行が始まる。大学の研究室や出版社を訪ね歩くうちに、この混乱の背後に偽作本を作り続ける翻訳者の存在が浮上するのだが……。/様々な文体を駆使したメタフィクションの手法を用いて、「あらゆる本を書く」という不可能事に挑み、読書という不思議ないとなみ、その至上の歓びを謳いあげる〝文学の魔術師〟カルヴィーノによる究極の〈読書〉小説。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第209回はできるだけ8月26日までに、第210回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第208回『ナルニア国物語6 魔術師のおい』
2025年7月20日
第208回読書会を7月20日(日・祝前)昼に実施し、
C・S・ルイス『ナルニア国物語6 魔術師のおい』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 7月20日(日・祝前)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了・解散
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 C・S・ルイス『ナルニア国物語6 魔術師のおい』(1955年、角川文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
世界1億2千万部のファンタジー小説の最高峰、「ナルニア国物語」。
以前は岩波少年文庫等の瀬田貞二訳のみでしたが、2013年に日本での著作権が切れて以降、
各文庫から優れた新訳が刊行されており、新潮文庫の新訳も2025年6月をもって全巻出揃いました。
そういう意味で今こそ旬といえる「ナルニア国物語」を、この機会にぜひ(あらためて)読んでみましょう。
2026年から新たに映画化されはじめる予定でもあります。
全7巻のシリーズの第1巻を取り上げるのではなく、物語上の時系列で最初にあたる第6巻をとりあげます。
作者自身が第6巻から読むことをポジティブに捉えており、光文社古典新訳文庫では、
あえてこの第6巻「魔術師のおい」を第1巻として刊行しています。
「新世界(ナルニア)が生まれる瞬間!」
どの翻訳で読んできてもかまいませんが、オススメは角川文庫の河合祥一郎訳。
角川つばさ文庫も同じ訳者ですが、そちらは子ども向けにアレンジされた翻訳なのでお間違えなく。
表紙や第1巻挿絵のアニメ絵が気になるかもしれませんが、第6巻には挿絵はありませんのでご安心を。
◆ その次の読書会
その次の第209回読書会は8月30日(土)夜にイタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』を予定。
オンライン開催。20世紀イタリアを代表する文学の魔術師による究極の〈読書〉小説。失われた小説を求めて。
『新訳 ナルニア国物語6 魔術師のおい』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
ディゴリーはお隣の少女ポリーと、おじの書斎で不思議な指輪を見つける。実はおじは魔術師で、異世界に行ける魔法の指輪を作ったのだ。指輪にふれた二人は異世界に送りこまれ、悪の女王ジェイディスを復活させ、ロンドンの街に連れ帰ってしまう。あわてて元の世界に連れもどそうとするが、入りこんだのはまた別の世界。そこでは、今まさにアスランが新しい世界を創造するところだった。ナルニアのはじまりが描かれる第6巻!
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第208回はできるだけ7月16日までに、第209回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第207回読書会『瓶詰の地獄』
2025年6月21日
第207回読書会を6月21日(土)夜に実施し、
夢野久作『瓶詰の地獄(100分間で楽しむ名作小説)』に収録の短篇全3作を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 6月21日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 夢野久作『瓶詰の地獄(100分間で楽しむ名作小説)』(角川文庫、約120頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
「あなたの100分をください」。角川文庫で2024年に刊行開始された新シリーズ「100分間で楽しむ名作小説」。
漱石、芥川、太宰、谷崎に、坂口安吾、星新一などがラインナップされるなか、最も異色の一冊をとりあげます。
日本三大奇書のひとつ『ドグラ・マグラ』で知られる夢野久作の『瓶詰の地獄』を読んでみましょう。
収録されているのは「瓶詰の地獄」「死後の恋」「支那米の袋」の短篇3作。
新シリーズの装丁を味わいながら、100分程度で読めるにもかかわらず濃密な体験のできる作品で読書会を。
青空文庫や、旧来の角川文庫(2009年刊、短篇7編収録)で読んできてもかまいません。
◆ その次の読書会
その次の第208回読書会は7月20日(日)昼にC・S・ルイス『ナルニア国物語6 魔術師のおい』を予定。
リアル開催。著作権が切れて以降、著名な訳者による新訳が相次ぐシリーズの、物語の時系列で最初となる巻を。
『瓶詰の地獄』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
極楽鳥が舞い、ヤシやパイナップルが生い繁る常夏の離れ島に幼い兄妹が漂れ着いた。持ち物はわずかな文房具に、三本のビール瓶、そして新約聖書が一冊だけ――。愛しい両親の助けを待ちながら力を合わせて過ごす二人。しかし時が経つにつれ、彼らの関係は変化していく……。彼らが海に流した手紙には、恐ろしい“地獄模様”が綴られていた――。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第207回はできるだけ6月17日までに、第208回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第206回読書会『すべての、白いものたちの』
2025年5月18日
第206回読書会を5月18日(日)昼に実施し、ハン・ガン『すべての、白いものたちの』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 5月18日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了・解散
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ハン・ガン(斎藤真理子訳)『すべての、白いものたちの』(河出文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
アジア人女性初のノーベル文学賞作家による、「白いもの」をめぐる65の詩的で美しい物語。
唯一の文庫というだけでなく、作品としてもハン・ガン(1970-)を最初に読むならこれがベスト。
2024年のノーベル賞受賞の受賞理由は「歴史的なトラウマと対峙し、人間の生命の儚さを露呈させた、
迫力ある詩的な散文に対して」。
「おくるみ、うぶぎ、しお、ゆき、こおり、つき、こめ……。〔……〕
生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が
交差する、儚くも偉大な命の鎮魂と恢復への祈り」。
文庫版には、前回の読書会でとりあげた『サロメ』の翻訳者でもある、平野啓一郎の解説もあり。
実質100頁分ほどの短い作品ですので、この機会にぜひ気軽に読んでみてください。
◆ その次の読書会
その次の第207回読書会は6月21日(土)夜に夢野久作『瓶詰の地獄』を予定。オンライン開催。
角川文庫から今年刊行が開始された新シリーズ「100分間で楽しむ名作小説」から最も異色の一冊を。短篇3作。
『すべての、白いものたちの』の概要は下記(河出文庫の紹介文(WEB版)より)。
アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。ノーベル文学賞受賞!/「ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからない……という方には、個人的には『すべての、白いものたちの』をお勧めしたいです。詩のように淡く美しく、それでいて強く心をゆさぶる名作です」(岸本佐知子)/生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。/文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第206回はできるだけ5月14日までに、第207回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第205回読書会『サロメ』
2025年3月8日
第205回読書会を3月8日(土)夜に実施し、ワイルド『サロメ』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 3月8日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 オスカー・ワイルド『サロメ』(角川文庫ほか、約70頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
ビアズリーの挿絵も有名な、オスカー・ワイルド(1854~1900)の『サロメ』(1893)。
サロメは、新約聖書のなかで、踊りの褒美に洗礼者ヨハネの首を求める少女。
端役ながら強烈な印象を与える人物として、作家・詩人・芸術家の想像力を刺激してきました。
ギュスターヴ・モローの絵画と並ぶ、その極めつけがワイルドの戯曲。
サロメを妖艶なファム・ファタールとして、音楽性高く描いた、世紀末の代表的作品。
一幕物の戯曲で数十頁のため、味わいながら読んでも1~2時間で読み終わります。
ビアズリー展観覧会とともに、この機会にぜひ(読書会のみや観覧会のみの参加も歓迎です)。
翻訳は角川文庫の河合祥一郎訳がオススメ。
他の訳を読んで参加もOKですが、あわせてこちらも読めるとより楽しめます。
2024年刊で、ワイルド自身が書いたフランス語版を丁寧に繊細に翻訳した画期的新訳。
本文と同じぐらいの長さの解説も、切れ味の鋭い読みで大変参考になります。
◆ その次の読書会
その次は読書会プラスとして4月12日(土)夜に
『失われた時を求めて フランスコミック版 花咲く乙女たちのかげに』を予定。オンライン開催。
大変盛り上がった2月の第1篇『~スワン家のほうへ』に続き、同作でも名高い第2篇も優れたコミックで。
『サロメ』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
日本初演から110年。私達は「本当のサロメ」に初めて出会う。/月夜の晩。エロド王に請われ、妖艶な踊りを披露したサロメ。王に求めた褒美は美しき預言者ヨカナーンの首だった。少女の激情を描き、男性同性愛のモチーフを潜めることで、当時の西欧社会の抑圧を挑戦的に描いた本作は、実はワイルドのレジスタンス!? 仏語原文を忠実に読み解き、見過ごされてきた男達の意外な葛藤を示し、真のドラマ性を見事に新訳! ビアズリー画18点掲載。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第205回はできるだけ3月4日までに、読書会プラスは詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第204回読書会『失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』
2025年2月8日
第204回読書会を2月8日(土)昼に実施し、
フランスコミック版のプルースト『失われた時を求めて スワン家のほうへ』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 2月8日(土)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30頃に終了・解散(16:40~最長17:30に雑誌編集会議)
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 プルースト『失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』(祥伝社)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
20世紀最大の長篇小説、フランス文学の最高峰、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(1913~1927)。
読書会プラスでとりあげ、岩波文庫でいうと全14巻(全7篇)中の第7巻(第3篇)まで読み進めてきました。
が、ぜひもっと多くの方にこの傑作を味わっていただきたい、どんなかたちであれ触れてみていただきたい。
そこで、折り返しを機に、あらためてこの作品のエッセンスが凝縮された第1篇(第1巻~第3巻)を、
今度は良質なマンガ版でとりあげましょう。みなさんぜひ気軽に読んでみて参加してみてください。
原作と同じ老舗出版社から刊行されたこのフランスコミック版は、フランスだけで10万部超のベストセラー。
フランスの大学・高校の授業でも採用されており、翻訳は中条省平訳と頼もしい一冊です。
白夜書房から出ているものは3分の1のみの翻訳のため不可で、祥伝社から出ている翻訳を読んできてください。
また、同シリーズの別巻(『失われた時を求めて フランスコミック版 花咲く乙女たちのかげに』)とおまちがえなく。
なお、Arts&Booksの雑誌の最新号「ABYB06」でも『失われた時を求めて』をとりあげます。
読書会終了後に、参加できる関係者や関心のある方のみで、この雑誌の編集会議も実施予定です。
(読書会のみ・編集会議のみの参加もまったく問題ありません)。
◆ その次の読書会
その次の第205回読書会は3月8日(土)夜にオスカー・ワイルド『サロメ』を予定。オンライン開催。
2月23日(日)昼のビアズリー展観覧会とも連動。聖書のファム・ファタールを妖艶に描く、世紀末の代表的戯曲。
『失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』の概要は下記(Amazonの紹介文より)。
20世紀最高・最大の小説。そのエッセンスをコミック1冊で!/あまりにも有名でありながら、その長大さと、観念的な文章ゆえに多くの人が挑んでは通読できず挫折してきたであろう、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』。本書はその第1篇「スワン家のほうへ」をコミック化したものです。フランスだけで10万部を超えるベストセラーとなり、フランスの大学や高校でプルーストの文学を教えるために採用されました。/本書の特徴は、コミックでありながらプルーストの原文に忠実であることです。原文から煩瑣な枝葉をとって、すっきりと読みやすく編集してあります。絵の支えがあるために、人物や舞台装置や出来事の具体的なイメージが立ちあがり、作品世界を明確に把握することができます。とくに第1篇「スワン家のほうへ」は、『失われた時を求めて』のエッセンスが詰まっています。/これまでに挫折した人も、これから読もうと思っていた人も、本書ならば読み通すことができ、奥深いプルーストの世界を味わえます。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第204回はできるだけ2月4日までに、第205回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第203回読書会『エマ』
2024年12月21日
第203回読書会を12月21日(土)夜に実施し、ジェイン・オースティン『エマ』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
※都合により、当初予定していた11月23日(土)夜の開催を延期し、12月21日(土)夜に開催します。
【 日にち 】 12月21日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ジェイン・オースティン『エマ』(ちくま文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んでおいてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
英文学を代表する古典的作家ながら、圧倒的な親しみやすさのジェイン・オースティン(1775~1817年)。
今回は40歳頃の円熟期に書かれた『エマ』(1815年)を。20歳頃に書かれた『高慢と偏見』と並ぶ最高傑作。
平凡な日常が驚くほど楽しく描かれた、19世紀初頭のラブコメディ&婚活小説。
上下巻合計700頁超ながら、体感的には300~400頁。書き出しからすごい。
「エマ・ウッドハウスは美人で、頭が良くて、お金持ちで、明るい性格と温かい家庭にも恵まれ、この世の幸せを一身に集めたような女性だった。もうすぐ二十一歳になるが、人生の悲しみや苦しみをほとんど知らずに生きてきた。」(ちくま文庫、中野康司訳)
オースティンを読んだことのある方もない方も、この機会に(また)ぜひ。
翻訳は、ちくま文庫の中野康司訳がオススメですが、岩波文庫や中公文庫など、どれを読んできてもかまいません。
◆ その次の読書会
次回1月以降の読書会数回は、雑誌「ABYB06」制作の関係で、いつもとは異なる内容を検討しています。
詳しくは12月21日の読書会やその後にお知らせします。
『エマ』の概要は下記(ちくま文庫の紹介文より)。
慎重と軽率、嫉妬と善意が相半ばする中、意外な結末がエマを待ち受ける。英国の平和な村を舞台にした笑いと涙の楽しいラブ・コメディー。/エマ・ウッドハウスは美人で頭が良くて、村一番の大地主のお嬢さま。私生児ハリエットのお相手として、美男のエルトン牧師に白刃の矢を立てる。そしてハリエットに思いを寄せる農夫マーティンとの結婚話を、ナイトリー氏の忠告を無視してつぶしてしまう。ハリエットはエマのお膳立てにすっかりその気になるのだが―。19世紀英国の村を舞台にした「オースティンの最も深遠な喜劇」。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
できるだけ12月17日までにお願いします。社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
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