第205回読書会『サロメ』
2025年3月8日
第205回読書会を3月8日(土)夜に実施し、ワイルド『サロメ』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 3月8日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 オスカー・ワイルド『サロメ』(角川文庫ほか、約70頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
ビアズリーの挿絵も有名な、オスカー・ワイルド(1854~1900)の『サロメ』(1893)。
サロメは、新約聖書のなかで、踊りの褒美に洗礼者ヨハネの首を求める少女。
端役ながら強烈な印象を与える人物として、作家・詩人・芸術家の想像力を刺激してきました。
ギュスターヴ・モローの絵画と並ぶ、その極めつけがワイルドの戯曲。
サロメを妖艶なファム・ファタールとして、音楽性高く描いた、世紀末の代表的作品。
一幕物の戯曲で数十頁のため、味わいながら読んでも1~2時間で読み終わります。
ビアズリー展観覧会とともに、この機会にぜひ(読書会のみや観覧会のみの参加も歓迎です)。
翻訳は角川文庫の河合祥一郎訳がオススメ。
他の訳を読んで参加もOKですが、あわせてこちらも読めるとより楽しめます。
2024年刊で、ワイルド自身が書いたフランス語版を丁寧に繊細に翻訳した画期的新訳。
本文と同じぐらいの長さの解説も、切れ味の鋭い読みで大変参考になります。
◆ その次の読書会
その次は読書会プラスとして4月12日(土)夜に
『失われた時を求めて フランスコミック版 花咲く乙女たちのかげに』を予定。オンライン開催。
大変盛り上がった2月の第1篇『~スワン家のほうへ』に続き、同作でも名高い第2篇も優れたコミックで。
『サロメ』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
日本初演から110年。私達は「本当のサロメ」に初めて出会う。/月夜の晩。エロド王に請われ、妖艶な踊りを披露したサロメ。王に求めた褒美は美しき預言者ヨカナーンの首だった。少女の激情を描き、男性同性愛のモチーフを潜めることで、当時の西欧社会の抑圧を挑戦的に描いた本作は、実はワイルドのレジスタンス!? 仏語原文を忠実に読み解き、見過ごされてきた男達の意外な葛藤を示し、真のドラマ性を見事に新訳! ビアズリー画18点掲載。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第205回はできるだけ3月4日までに、読書会プラスは詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第204回読書会『失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』
2025年2月8日
第204回読書会を2月8日(土)昼に実施し、
フランスコミック版のプルースト『失われた時を求めて スワン家のほうへ』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 2月8日(土)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30頃に終了・解散(16:40~最長17:30に雑誌編集会議)
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 プルースト『失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』(祥伝社)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
20世紀最大の長篇小説、フランス文学の最高峰、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(1913~1927)。
読書会プラスでとりあげ、岩波文庫でいうと全14巻(全7篇)中の第7巻(第3篇)まで読み進めてきました。
が、ぜひもっと多くの方にこの傑作を味わっていただきたい、どんなかたちであれ触れてみていただきたい。
そこで、折り返しを機に、あらためてこの作品のエッセンスが凝縮された第1篇(第1巻~第3巻)を、
今度は良質なマンガ版でとりあげましょう。みなさんぜひ気軽に読んでみて参加してみてください。
原作と同じ老舗出版社から刊行されたこのフランスコミック版は、フランスだけで10万部超のベストセラー。
フランスの大学・高校の授業でも採用されており、翻訳は中条省平訳と頼もしい一冊です。
白夜書房から出ているものは3分の1のみの翻訳のため不可で、祥伝社から出ている翻訳を読んできてください。
また、同シリーズの別巻(『失われた時を求めて フランスコミック版 花咲く乙女たちのかげに』)とおまちがえなく。
なお、Arts&Booksの雑誌の最新号「ABYB06」でも『失われた時を求めて』をとりあげます。
読書会終了後に、参加できる関係者や関心のある方のみで、この雑誌の編集会議も実施予定です。
(読書会のみ・編集会議のみの参加もまったく問題ありません)。
◆ その次の読書会
その次の第205回読書会は3月8日(土)夜にオスカー・ワイルド『サロメ』を予定。オンライン開催。
2月23日(日)昼のビアズリー展観覧会とも連動。聖書のファム・ファタールを妖艶に描く、世紀末の代表的戯曲。
『失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』の概要は下記(Amazonの紹介文より)。
20世紀最高・最大の小説。そのエッセンスをコミック1冊で!/あまりにも有名でありながら、その長大さと、観念的な文章ゆえに多くの人が挑んでは通読できず挫折してきたであろう、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』。本書はその第1篇「スワン家のほうへ」をコミック化したものです。フランスだけで10万部を超えるベストセラーとなり、フランスの大学や高校でプルーストの文学を教えるために採用されました。/本書の特徴は、コミックでありながらプルーストの原文に忠実であることです。原文から煩瑣な枝葉をとって、すっきりと読みやすく編集してあります。絵の支えがあるために、人物や舞台装置や出来事の具体的なイメージが立ちあがり、作品世界を明確に把握することができます。とくに第1篇「スワン家のほうへ」は、『失われた時を求めて』のエッセンスが詰まっています。/これまでに挫折した人も、これから読もうと思っていた人も、本書ならば読み通すことができ、奥深いプルーストの世界を味わえます。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第204回はできるだけ2月4日までに、第205回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第203回読書会『エマ』
2024年12月21日
第203回読書会を12月21日(土)夜に実施し、ジェイン・オースティン『エマ』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
※都合により、当初予定していた11月23日(土)夜の開催を延期し、12月21日(土)夜に開催します。
【 日にち 】 12月21日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ジェイン・オースティン『エマ』(ちくま文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んでおいてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
英文学を代表する古典的作家ながら、圧倒的な親しみやすさのジェイン・オースティン(1775~1817年)。
今回は40歳頃の円熟期に書かれた『エマ』(1815年)を。20歳頃に書かれた『高慢と偏見』と並ぶ最高傑作。
平凡な日常が驚くほど楽しく描かれた、19世紀初頭のラブコメディ&婚活小説。
上下巻合計700頁超ながら、体感的には300~400頁。書き出しからすごい。
「エマ・ウッドハウスは美人で、頭が良くて、お金持ちで、明るい性格と温かい家庭にも恵まれ、この世の幸せを一身に集めたような女性だった。もうすぐ二十一歳になるが、人生の悲しみや苦しみをほとんど知らずに生きてきた。」(ちくま文庫、中野康司訳)
オースティンを読んだことのある方もない方も、この機会に(また)ぜひ。
翻訳は、ちくま文庫の中野康司訳がオススメですが、岩波文庫や中公文庫など、どれを読んできてもかまいません。
◆ その次の読書会
次回1月以降の読書会数回は、雑誌「ABYB06」制作の関係で、いつもとは異なる内容を検討しています。
詳しくは12月21日の読書会やその後にお知らせします。
『エマ』の概要は下記(ちくま文庫の紹介文より)。
慎重と軽率、嫉妬と善意が相半ばする中、意外な結末がエマを待ち受ける。英国の平和な村を舞台にした笑いと涙の楽しいラブ・コメディー。/エマ・ウッドハウスは美人で頭が良くて、村一番の大地主のお嬢さま。私生児ハリエットのお相手として、美男のエルトン牧師に白刃の矢を立てる。そしてハリエットに思いを寄せる農夫マーティンとの結婚話を、ナイトリー氏の忠告を無視してつぶしてしまう。ハリエットはエマのお膳立てにすっかりその気になるのだが―。19世紀英国の村を舞台にした「オースティンの最も深遠な喜劇」。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
できるだけ12月17日までにお願いします。社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第202回読書会『桜の園』
2024年10月13日
第202回読書会を10月13日(日)昼に実施し、チェーホフ『桜の園』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 10月13日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿区役所横店の会議室(JR新宿駅東口徒歩7分)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 チェーホフ『桜の園』(光文社古典新訳文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
アントン・チェーホフ(1860~1904年)はロシアを代表する劇作家、短編小説家。
伝統的な戯曲とは異なる新たな領域を切り開き、その後の演劇のあり方に大きな影響を与えました。
チェーホフの4大戯曲『かもめ』『三人姉妹』『ワーニャ伯父さん』『桜の園』のうち、Arts&Booksでは
以前、『かもめ』(1896年)をとりあげ、そのときも参加者の多くが作品の「新しさ」に衝撃を受けました。
今回はその彼の最後の作品『桜の園』(1904年)をとりあげてみましょう。
翻訳は光文社古典新訳文庫の浦雅春訳がオススメですが(Kindle Unlimitedで無料)、
比較的新しい岩波文庫の小野理子訳や、青空文庫でも読める新潮文庫の神西清訳でも、
さまざま出ている他の翻訳でもかまいません(いずれも『桜の園』のみ読んでくればOK)。
戯曲のため、短く、会話中心で読みやすいですし、12月に有名どころの公演も控えているようですし、
この機会にチェーホフの傑作をぜひ。
◆ その次の読書会
その次の第203回読書会は11月23日(土)夜にジェイン・オースティン『エマ』を予定。オンライン開催。
『高慢と偏見』と並ぶ代表作。19世紀初めの作品ながらずば抜けて親しみやすい恋愛小説・婚活小説。
『桜の園』の概要は下記(光文社古典新訳文庫の紹介文を一部編集)。
美しく咲いた桜の園に5年ぶりに当主ラネフスカヤ夫人が帰ってきた。彼女を喜び迎える屋敷の人々。しかし広大な領地はまもなく競売にかけられることになっていた(「桜の園」)。滑稽で支離滅裂ぶりが笑いを誘うボードビル2つを併せて収録。登場人物が際立つ絶妙のセリフまわしでチェーホフ喜劇の神髄を味わう、翻訳史に残る会心の新訳!
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第202回はできるだけ10月9日までに、第203回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第201回読書会「にごりえ」「たけくらべ」
2024年8月24日
第201回読書会を8月24日(土)夜に実施し、樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
現代語訳で読んできても、原文(青空文庫にもあり)で読んできても、両方で読んできてもかまいません。
【 日にち 】 8月24日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」(原文は新潮文庫ほか、現代語訳は河出文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
一葉は、以前「にごりえ」を中心にとりあげましたが、今回は「たけくらべ」と「にごりえ」を両方とも。
近代日本初の職業女性作家、樋口一葉は、森鴎外らにその才を激賞されるも、24歳で肺結核で亡くなります。
その短い作家生活(奇跡の14か月)のなかの代表作がこの2作。いずれも短いので、この機会にぜひ。
少年少女を描いた「たけくらべ」(原文約55頁)も遊女を描いた「にごりえ」(原文約40頁)も、
吉原界隈を舞台とした悲哀と情緒に満ちた古典的名作。
現代語訳で読むなら、「にごりえ」は河出文庫の伊藤比呂美訳など、「たけくらべ」は河出文庫の松浦理英子訳や、
河出書房新社の日本文学全集の川上未映子訳など、著名な作家の翻訳あり。河出文庫に併録の他作品の訳者も豪華。
原文で読むなら新潮文庫がおすすめですが、青空文庫、岩波文庫、集英社文庫など、各文庫に入っています。
◆ その次の読書会
その次の第202回読書会は10月13日(日)昼にチェーホフ「桜の園」を予定。リアル開催。
伝統的な戯曲とは異なる新たな領域を切り開き、演劇革命を起こしたロシアの作家の最後の傑作。
なお、9月14日(土)夜には読書会プラス『失われた時を求めて』第7巻の実施も調整中。
『にごりえ・たけくらべ』の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。
落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第201回はできるだけ8月20日までに、第202回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第200回読書会『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
2024年7月21日
第200回読書会を7月21日(日)昼に実施し、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読みましょう。
記念すべき第200回はいつもとはちがって読書論の新書をとりあげてみましょう。リアル開催。
【 日にち 】 7月21日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿三丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30頃に終了
※ 終了後、17:00~19:00に別企画としてArts&Books全体歓談会を実施します。こちらもぜひ。
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書、約260頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
4月の発売直後に一時品切れとなるほどの、2024年の驚異のベストセラー。
明治以来の読書史と労働史をたどり、私たちの悩みの根底を問います。とはいえとても読みやすい一冊。
読書会初参加のみなさんやひさびさのみなさんも、お気軽にご参加ください。
読書会常連のみなさんや読書好きのみなさんも、読書について、読書と仕事について、あらためて考えてみましょう。
◆ その次の読書会
その次の第201回読書会は8月24日(土)夜に樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」を予定。オンライン開催。
お札になってさらに有名になった一葉を、この機会にぜひ。吉原とその周辺の文脈でも。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の概要は下記(集英社新書の紹介文より)。
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。/「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。/自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。/そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?/すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第200回はできるだけ7月17日までに、第201回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第199回読書会『存在の耐えられない軽さ』
2024年6月22日
第199回読書会を6月22日(土)夜に実施し、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 6月22日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(集英社文庫ほか、約380頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
『存在の耐えられない軽さ』(1984年)は、2023年没の巨匠、チェコ出身の亡命作家ミラン・クンデラの代表作。
「プラハの春」(1968年)に対する激しい弾圧・迫害を背景に描かれる、4人の男女の愛と受難の物語。
派手なストーリーと深く静かな哲学的省察とが織りなす、20世紀を代表する歴史的傑作・世界的ベストセラー。
翻訳は河出書房新社の世界文学全集の西永良成訳がオススメ。クンデラ自身が徹底的に手を入れた決定版からの翻訳。
西永訳の入手がむずかしければ、集英社文庫の千野栄一訳でもかまいません。とにかくぜひ読んでみてほしい一冊。
◆ その次の読書会
その次の読書会は記念すべき第200回。
7月21日(日)昼にリアル開催で三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』をとりあげてみましょう。
4月発売の集英社新書の驚異のベストセラー。明治以来の読書史と労働史をたどり私たちの悩みの根底を問います。
読書会後に、読書会とは別に、Arts&Books全体歓談会(納涼会・懇親会)を検討中。みなさんご予定ください。
『存在の耐えられない軽さ』の概要は下記(河出書房新社の世界文学全集の紹介文より)。
妻か愛人か、仕事か思想か、人生は常に選択を迫る。/優秀な外科医トマーシュは女性にもてもて。しかし最初の妻と別れて以来、女性に対して恐怖と欲望という相反する感情を抱いている。彼は二つの感情と折り合いをつけ、複数の愛人とうまく付き合うための方法を編み出し、愛人たちとの関係をエロス的友情と呼んで楽しんでいた。そんな彼のもとにある日、たまたま田舎町で知り合った娘テレザが訪ねてくる。『アンナ・カレーニナ』の分厚い本を手にして。その時から彼は、人生の大きな選択を迫られることとなる――「プラハの春」賛同者への残忍な粛正、追放、迫害、「正常化」という名の大弾圧の時代を背景にした4人の男女の愛と受難の物語は、フランス亡命中に発表されるや全世界に大きな衝撃を与えた。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第199回はできるだけ6月18日までに、第200回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
再・第197回読書会 横光利一の短篇3作
2024年5月12日
事情により延期となった第197回読書会を5月12日(日)昼に実施しましょう。
横光利一の短篇3作「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」をとりあげます。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 5月12日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿区役所横店の会議室(JR新宿駅東口徒歩7分)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:00頃に終了
※ 終了後、16:10~最長17:00に任意参加のABYB06編集会議を。関心あればどなたでもぜひ。
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 横光利一「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」(合計約60頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
文学のアヴァンギャルドたろうとした新感覚派の中心的な作家、横光利一(1898~1947)。
『失われた時を求めて』の翻訳を日本で初めて掲載したのも彼や川端康成らが創刊した雑誌でした。
今回は横光のデビュー作「蝿」(約10頁)や、新感覚派を代表する「春は馬車に乗って」(約20頁)、
そして日本文学のモダニズムの頂点「機械」(約30頁)の3作をとりあげましょう。
いずれもごく短い短篇ながら読み応えのある名作。特に「機械」は絶品です。
町工場で機械のように働く人間を、心理主義、意識の流れの手法によって描いた異様な作品。
迷ったら岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』がオススメですが(川端が短い解説を
書いてもいます)、青空文庫でも読めますし、どの文庫で読んでもかまいません。
短い作品なので頁を探しあう手間もかからないかと思います。
◆ その次の読書会
その次の第199回読書会は6月22日(土)夜にミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』を予定。
オンライン開催。2023年没のチェコ出身の巨匠の代表作をもう一度。大弾圧の時代の愛と受難。
岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』の概要は下記(岩波文庫の紹介文より)。
新感覚派の驍将として登場した横光は、つぎつぎと新しい小説形式に挑戦したが、戦争によって不幸にも挫折した。だが現在の文学状況の中で、横光の試みは今もなお課題たりうる多くのものを含んでいる。表題二作のほか「火」「笑われた子」「蝿」「御身」「花園の思想」など初期短篇と「機械」を収める。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
再・第197回はできるだけ5月8日までに、第199回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第198回読書会『ガリバー旅行記』
2024年4月6日
第198回読書会を4月6日(土)夜に実施し、J・スウィフト『ガリバー旅行記』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 4月6日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』(朝日新聞出版ほか、約450頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
『ガリバー旅行記』は約300年前に書かれて以来、漱石もオーウェルも絶賛、子供にも大人にも読み継がれる超古典。
しかし実は、子供向けに抄訳され一般によく知られる第1部・第2部よりも、後半の第2部・第3部のほうが読み応えがあります。
ということで今回は、ラピュタもヤプーも出てくる全訳をとりあげましょう。短くはありませんが、読みやすく面白くぐいぐい進みます。
「冒険のワクワクと、人間批判の鋭さ、その奇跡的な両立」。「次々に起きる出来事、たっぷりの諷刺、理屈ぬきの面白さ」。
全訳(またはほぼ全訳)であればどの翻訳で読んできてもかまいません。
オススメは、最新の「お茶の間に届く」柴田元幸訳(朝日新聞出版)か、「愉快に高踏的」な高山宏訳(研究社)。
また、古い訳ですが、格調高い中野好夫訳(新潮文庫)も味わい深いかもしれません。
◆ その次の読書会
その次の読書会は、事情により延期となった第197回を5月12日(日)昼にリアル開催。横光利一の短篇3作を。
「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」。プルーストやジョイスと同時代の日本文学の最先端。
『ガリバー旅行記』の概要は下記(朝日新聞出版の紹介文より)。
1726年にロンドンで刊行された『ガリバー旅行記』は、アイルランド出身の聖職者でジャーナリストのジョナサン・スウィフトが書いた4部構成の諷刺小説です。現在にいたる300年のあいだ、世界中の子どもと大人に読み継がれてきました。
次々と起きる出来事、たっぷりの諷刺、理屈抜きの面白さ!/本書は定評と実力をそなえた米文学者の柴田元幸が、「お茶の間に届くこと」を意識して、朝日新聞に好評連載した翻訳の書籍化です。/〔……〕物語は嵐にあって船が難破、必死に泳いで辿り着いた島が小人国のリリパット。そして次には巨人国のブロブディングナグ、空飛ぶ島のラプータ、支配される島のバルニバービ、フウイヌムと呼ばれる馬たちが暮らす理想郷へと……4部構成で縦横無尽にすすみゆきます。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第198回はできるだけ4月2日までに、第197回(再)は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第197回読書会 横光利一の短篇3作
2024年2月25日
第197回読書会を2月25日(日)昼に実施し、横光利一の短篇3作を読みましょう。
「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」をとりあげます。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 2月25日(日)
【 集 合 】 13:15に喫茶室ルノアール新宿区役所横店の会議室(JR新宿駅東口徒歩7分)
【 流 れ 】 13:15に集合 → 13:20に開始 → 15:50頃に終了
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 横光利一「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」(合計約60頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
文学のアヴァンギャルドたろうとした新感覚派の中心的な作家、横光利一(1898~1947)。
『失われた時を求めて』の翻訳を日本で初めて掲載したのも彼や川端康成らが創刊した雑誌でした。
今回は横光のデビュー作「蝿」(約10頁)や、新感覚派を代表する「春は馬車に乗って」(約20頁)、
そして日本文学のモダニズムの頂点「機械」(約30頁)の3作をとりあげましょう。
いずれもごく短い短篇ながら読み応えのある名作。特に「機械」は絶品です。
町工場で機械のように働く人間を、心理主義、意識の流れの手法によって描いた異様な作品。
迷ったら岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』がオススメですが(川端が短い解説を
書いてもいます)、青空文庫でも読めますし、どの文庫で読んでもかまいません。
短い作品なので頁を探しあう手間もかからないかと思います。
◆ その次の読書会
その次の第198回読書会は4月6日(土)夜にオンライン開催でスウィフト『ガリバー旅行記』を予定。
「冒険のワクワクと、人間批判の鋭さ、その奇跡的な両立」。漱石もオーウェルも絶賛の超古典を全訳で。
岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』の概要は下記(岩波文庫の紹介文より)。
新感覚派の驍将として登場した横光は、つぎつぎと新しい小説形式に挑戦したが、戦争によって不幸にも挫折した。だが現在の文学状況の中で、横光の試みは今もなお課題たりうる多くのものを含んでいる。表題二作のほか「火」「笑われた子」「蝿」「御身」「花園の思想」など初期短篇と「機械」を収める。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第197回はできるだけ2月21日までに、第198回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
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