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再・第197回読書会 横光利一の短篇3作

2024年5月12日

事情により延期となった第197回読書会5月12日(日)昼に実施しましょう。
横光利一の短篇3作「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」をとりあげます。
今回はリアル開催となります。

【 日にち 】 5月12日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿区役所横店の会議室(JR新宿駅東口徒歩7分)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:00頃に終了
※ 終了後、16:10~最長17:00に任意参加のABYB06編集会議を。関心あればどなたでもぜひ。
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 横光利一「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」(合計約60頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ テキストの概要
文学のアヴァンギャルドたろうとした新感覚派の中心的な作家、横光利一(1898~1947)。
『失われた時を求めて』の翻訳を日本で初めて掲載したのも彼や川端康成らが創刊した雑誌でした。

今回は横光のデビュー作「蝿」(約10頁)や、新感覚派を代表する「春は馬車に乗って」(約20頁)、
そして日本文学のモダニズムの頂点「機械」(約30頁)の3作をとりあげましょう。
いずれもごく短い短篇ながら読み応えのある名作。特に「機械」は絶品です。
町工場で機械のように働く人間を、心理主義意識の流れの手法によって描いた異様な作品。

迷ったら岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』がオススメですが(川端が短い解説を
書いてもいます)、青空文庫でも読めますし、どの文庫で読んでもかまいません。
短い作品なので頁を探しあう手間もかからないかと思います。

◆ その次の読書会
その次の第199回読書会6月22日(土)夜ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』を予定。
オンライン開催。2023年没のチェコ出身の巨匠の代表作をもう一度。大弾圧の時代の愛と受難。

岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』の概要は下記(岩波文庫の紹介文より)。

新感覚派の驍将として登場した横光は、つぎつぎと新しい小説形式に挑戦したが、戦争によって不幸にも挫折した。だが現在の文学状況の中で、横光の試みは今もなお課題たりうる多くのものを含んでいる。表題二作のほか「火」「笑われた子」「蝿」「御身」「花園の思想」など初期短篇と「機械」を収める。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
再・第197回はできるだけ5月8日までに、第199回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

横光利一『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』    横光利一『旅愁(上)』    宮沢章夫『時間のかかる読書』

カテゴリー:読書会

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