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アートスタディ「抽象01:カンディンスキーとクレー」
2020年6月28日
6月28日(日)にアートスタディ「抽象01:カンディンスキーとクレー」を
オンラインで開催しましょう。
オンライン開催にはZoomを使用します(参加者の費用負担はありません)。
参加連絡をいただいたかたには数日前に招待メールをお送りします。
【 日にち 】 6月28日(日)
【 時 間 】 13:30に開始 → 最長15:30までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは4名程度まで、オンライン開催は定員少なめ)
【 テキスト 】 『点と線から面へ』+『教育スケッチブック』(中央公論美術出版)
※ テキストについては以下の説明もお読みください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 2020年5月から1年ほどをかけて、アートスタディの2つのシリーズを展開します。
ひとつはアートスタディ「音楽」で、坂本龍一監修の音楽全集「commmons: schola」全17巻を
数回に分けて聴きながら、「音楽」や「音楽史」を考えていきます。
もうひとつはアートスタディ「抽象」で、バウハウス100周年を記念して新装版が刊行中の
「バウハウス叢書」全14巻を数回に分けて読みながら、「抽象」や「近代」を考えていきます。
両シリーズともに、制作開始するArts&Booksの内部雑誌「ABYB05」のテーマである「音楽」や
「抽象」とも関連づけ、各回の活動をアウトプット(原稿執筆)にも結びつけます。
◆ 「抽象」シリーズの第01回となる今回は「カンディンスキーとクレー」をテーマに、
カンディンスキー『点と線から面へ』(第9巻)とクレー『教育スケッチブック』(第2巻)を
とりあげましょう。この2冊をあらかじめ読んできてください。
『点と線から面へ』はちくま学芸文庫(安価ですが同じ翻訳)で読んできてもかまいません。
『点と線から面へ』も『教育スケッチブック』も図版多数で文章量が少なくすぐ読めます。
余力のあるかたはカンディンスキー『芸術における精神的なもの(抽象芸術論)』や
クレー『造形思考』もあわせてどうぞ。
◆ なお、その次のアートスタディは8月1日(土)夜に「音楽02」を予定。
「commmons: schola」のvol.2~4(ジャズ、ドビュッシー、ラヴェル)の3枚をとりあげます。
『点と線から面へ』と『教育スケッチブック』の概要は下記(中央公論美術出版のサイトより)。
ヴァシリー・カンディンスキー『点と線から面へ』(1926年)
抽象絵画の旗手カンディンスキーがバウハウスでの授業を通じて深めた、絵画教育のための芸術論。絵画を基本的要素に分解し、「沈黙する」点、「躍動する」線、「客観的な」面の構成がいかにして「生きた力」を生み出し、どのような感覚を私たちに呼び起こすのかを科学的に読み解く。20世紀の芸術論を代表する名著の、原著カバーデザインと本文レイアウトを忠実に再現した新装版。パウル・クレー『教育スケッチブック』(1925年)
バウハウスでの自らの授業を「形式的手段とのお付き合い」と呼んだクレー。その彼が造形芸術の手段としての線、明暗、色について、ヴァイマール時代の1921-22年に行った形態論の授業のエッセンス集。クレーの手になるスケッチと注釈を多数収め、自らの創作方法を明確にして独自の思索を深めてゆく過程をつぶさに伝える。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生等、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
「抽象02」はできるだけ6月23日(火)までに、「音楽02」は詳細お知らせ後にお願いします。
第161回読書会『フェルディドゥルケ』(再)
2020年6月14日
新型コロナ対応で延期された第161回読書会を6月14日(日)にオンラインで開催し、
ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』を読みましょう。
オンライン開催にはZoomを使用します(参加者の費用負担はありません)。
【 日にち 】 6月14日(日)
【 時 間 】 14:00に開始(招待メールを10分前に送付)→ 最長16:30までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは3名程度まで、オンライン開催は定員少なめ)
【テキスト】 ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(平凡社ライブラリーほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 今回のテキストは、ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(1937年頃、約480頁)。
ヴィトルド・ゴンブローヴィッチは、日本ではあまり知られていませんが、ミラン・クンデラや
島田雅彦が激賞したり、ノーベル文学賞候補になったりした、ポーランド出身の亡命作家。
その代表作である『フェルディドゥルケ』は、奇矯な表現に満ち満ちた20世紀の奇書。
とはいえ、名訳のおかげもあってか、とても読みやすくて長さを感じさせません。
この機会にぜひ読んでいただきたい、成熟と未熟、「つら」と「おちり」をめぐる、不服従の文学。
◆ なお、次の第164回読書会は7月12日(日)に大江健三郎『取り替え子』を予定。
2014年にとりあげた感染症と隔離の『芽むしり仔打ち』につづき、今回は大江の「後期の仕事」の代表作を。
『フェルディドゥルケ』の概要は下記(平凡社ライブラリーの紹介より)。
異端の亡命作家にして現代の最も前衛的な作家ゴンブローヴィッチの主著。成熟と若さという相反するものへの人間の希求を、グロテスクともいえる破格の文体で描く20世紀の奇書。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第161回(再)はできるだけ6月9日までに、第164回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
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