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「「前衛」写真の精神」観覧会
2023年12月17日
12月17日(日)昼に「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は渋谷区立松濤美術館(渋谷・神泉)。
観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が6~7割程度で、集合②や集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 12月17日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:15に松濤美術館の出入口付近
② 鑑賞後から集合:13:50に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:15に「アットビジネスセンターサテライト渋谷宇田川」(渋谷駅ハチ公口徒歩6分)
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
※ 昼食は事前に済ませておいてください。
【 流 れ 】
12:15 集合①~チケット団体購入 → 12:30~ 鑑賞 → 13:50 集合② → 移動・設営 →
14:15 集合③ → 14:20~ 歓談 → ~16:50 解散
【チケット】 ①から集合の場合、チケットの事前購入は不要(集合後に団体料金で購入予定)
【歓談費用】 1,000円(=会場費等の割勘相当)
【 定 員 】 20名まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
前衛写真。とはいえ、技巧を凝らした新奇なイメージではなく、「日常現実のふかい襞のかげに潜んでいる美」。
瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄の4人を結びつける、日本写真史における特異な系譜をご紹介。
アジェ以来の、「なんでもない写真」「見過ごされてしまうかもしれないぎりぎりの写真」のとんでもなさ。
国内4美術館を巡回する注目の展覧会。年内最後の活動になります。
◆ その次の観覧会
「モネ 連作の情景」(上野)を各自で事前鑑賞して、1月20日(土)夜にオンラインで歓談。
国内外40館以上のモネ作品を「連作」をテーマに厳選。人気展のため早め(12月中)の鑑賞がオススメ。
前衛写真展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
1930年代、海外のシュルレアリスムや抽象芸術の影響を受けて、日本各地に前衛写真が流行。東京では、瀧口や阿部を中心とする「前衛写真協会」が設立されます。技巧を凝らした新奇なイメージが珍重された前衛写真の風潮に満足しなかった瀧口は、「日常現実のふかい襞のかげに潜んでいる美」を見つめ、いたずらに技術を弄ぶべきではないと、熱狂に冷や水を浴びせかけます。しかし、太平洋戦争へと向かう時局において前衛写真が次第に弾圧の対象となっていくなか、この瀧口の指摘は一部をのぞいて十分に検討されることなく、運動は終局に向かいました。/戦後、個々人のなかに前衛写真の精神は継承され、特需景気、経済成長からその限界へとひた走る戦後の日本社会に反応し続けます。とりわけ、写真家としての出発点において瀧口と阿部に強く影響を受けた大辻と、「桑沢デザイン研究所」における大辻の教え子だった牛腸の二人は、時代に翻弄され移り変わる「日常現実」を批判的に見つめなおし、数々の名作を生み出しました。その写真には、反抗と闘争の60年代が過ぎ去った70年代、変容を遂げつつあった「前衛」の血脈が隠されています。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
前衛写真展は12月13日までに、モネ展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
アートスタディ「建築05:レム・コールハース」
2023年12月9日
12月9日(土)夜にアートスタディ「建築05:レム・コールハース」をオンラインで実施しましょう。
オンライン開催にはTeamsを使用します(参加者の費用発生なし)。
【 日にち 】 12月9日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 レム・コールハース『錯乱のニューヨーク』(1978年、ちくま学芸文庫ほか、本文約500頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ アートスタディ「建築」シリーズ
アートスタディ「建築」シリーズは、3~4ヶ月に1回のペースでオンライン開催していきます。
このシリーズでは、アートとの関係で建築を考える場合に(あるいは他の観点で建築を考える場合にも)、
ぜひとも読んでおきたい建築家の著作をとりあげ、読書会風に感想・意見を交わして理解を深めます。
その「建築02」~「建築04」では「ポスト・ポストモダン」「ポストモダニズム」「モダニズム」の
それぞれを代表する建築家として、隈研吾、磯崎新、ル・コルビュジエをとりあげてきました。
Arts&Books発行の雑誌「ABYB」の次号の特集「建築/時間」でこのシリーズの成果をかたちにします。
美術史的には総合芸術とされることもある建築ですが(グロピウス創設のバウハウスの思想がその典型)、
この機会に、アート/非アートとしての建築について、ある程度集中的に考えてみましょう。
◆ レム・コールハース『錯乱のニューヨーク』
「建築05」では、現代建築において最も影響力のある巨匠(ザハ・ハディドも彼の事務所に一時所属)、
レム・コールハース(1944~)の最初期の主著にして、建築論としては、前回とりあげたル・コルビュジエ
『建築をめざして』に並ぶ必読書とされる一冊をとりあげましょう。ちくま学芸文庫の解説は磯崎新。
ニューヨークの摩天楼の精神分析。メトロポリスの分裂症的錯乱を、多数の図版とともにエキサイティングに
描き出します。長いですが、優れた小説を読むようにのめり込んで読むことのできる伝説の書。
建築に関心のある方だけでなく、これまで建築に関心を持ってこなかった方、広義のアートを多少哲学的に
考えてみたい方など、どなたでもお気軽にご参加ください。
◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ12月5日までにお願いします。
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