美術鑑賞と読書会のサークル “Arts&Books” ― 早稲田を中心に活動、学生も社会人も歓迎

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2014-03 Archive

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第95回読書会『消しゴム』

2014年3月23日

第95読書会3月23日(日)に実施し、ロブ=グリエ『消しゴムを読みましょう。

【 日にち 】 3月23日(日)
【 集 合 】 14:40にJR池袋駅東口の地上出口(いけふくろう前の階段を上った先)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 移動 → 歓談(~21:00頃)
【 費 用 】 読書会1,000円 + 歓談2,000~3,000円程度
【 定 員 】 25名前後まで(初参加の新人さんは7名前後まで)
【テキスト】 ロブ=グリエ『消しゴム』(光文社古典新訳文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

1950年代~60年代のフランスでは、19世紀に完成した「小説」へ根源的な問いを
投げかける、実験的な新しい小説(ヌーヴォー・ロマン)が一世を風靡しました。

アラン・ロブ=グリエ(1922~2008)は、サルトルやバルトによる擁護とともに、
実作面でも理論面でもこのヌーヴォー・ロマンの旗手となった小説家・映画監督。

『消しゴム』(1953)は彼の代表作であり、ヌーヴォー・ロマンの最初の作品
殺人事件をめぐる24時間の(反)物語。ミステリ小説としても精巧にできています。

読書会の後には、池袋の飲食店で夕食をとりながら歓談しましょう。
初参加~2回目の方は、この歓談まで参加をお願いします。

なお、次の第96回読書会は、4月27日(日)サリンジャー『フラニーとズーイ』を予定。
2月28日に新潮文庫で村上春樹訳が発売。100回に向けてスペシャル・セレクションが続きます。

『消しゴム』の概要は下記(出版社サイトより)。

殺人事件発生の報せを受けて運河の街にやってきた捜査官ヴァラス。しかし肝心の遺体も犯人も見当たらず、人々の曖昧な証言に右往左往する始末。だが関係者たちの思惑は図らずも「宿命的結末」を招いてしまうのだった。〈ヌーヴォー・ロマン〉の旗手、ロブ=グリエの代表作。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく3月19日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

消しゴム  新しい小説のために  早稲田文学 第2号

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カテゴリー:読書会

「ラファエル前派展」観覧会

2014年3月9日

次回の観覧会は、3月9日(日)に森アーツセンターギャラリー(六本木)へ、
「ラファエル前派展―テート美術館の至宝」を見にいきましょう。

【  日にち  】 3月9日(日)
【鑑賞集合】 15:00に六本木ヒルズ森タワー正面入口付近(美術館への入口とおまちがえなく)
【歓談集合】 歓談から参加なら17:45頃に六本木の飲食店(個別に連絡します)
【 流 れ 】 集合 → 鑑賞 → 移動 → 歓談 → 解散(20:30までに)
【 チケット 】 学生1,200円/一般1,500円(15名以上なら団体料金で学生1,000円/一般1,300円)
【歓談費用】 ~3,000円程度
【  定 員  】 25名程度まで(初参加の新人さんは7名程度まで)
※ 初参加の方の参加連絡はお早めに。2週間前に定員に達することもあります。

ラファエル前派展の決定版! 世界各国で話題を集めた展覧会が東京に。
ミレイ《オフィーリア》ロセッティ19点など、テート美術館が所蔵する名品が72点
ヴィクトリア朝イギリスの前衛芸術集団ラファエル前派の、結成から1890年代までの歩みを、
歴史、宗教、近代生活、風景、詩的な絵画、美、象徴主義の7つのテーマで紹介。

あわせて、三菱一号館美術館(丸の内)でほぼ同時期開催の関連企画展、「ザ・ビューティフル
英国の唯美主義1860-1900」
もみなさん各自でぜひ。チケットの半券で相互割引あり。

鑑賞の後には、六本木の飲食店で夕食をとりながら、展覧会の感想などについて歓談しましょう。
平日や別の機会にすでに鑑賞済みの方も、ぜひ歓談からご参加ください。

◆ なお、その次の観覧会は、4月13日(日)に「アンディ・ウォーホル展」(六本木)を予定。
展示数400点超の決定版。 前派展と同時開催のヒルズの展覧会ですが、同じ日に見るのはもったいない。

「ラファエル前派展」の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。

英国を代表する絵画の殿堂、テート美術館が所蔵する名品72点を通し、ラファエル前派を紹介する展覧会を開催します。1848年、ロンドン。ジョン・エヴァレット・ミレイ、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハントを中心とする若い作家たちは、ラファエロを規範とする保守的なアカデミズムに反旗を翻し、それ以前の初期ルネサンス美術に立ち返るべく「ラファエル前派兄弟団」を結成しました。古典的な形式や慣例にとらわれない彼らの芸術運動は、英国のアート界にスキャンダルを巻き起こしました。本展は、グループの結成から1890年代までのラファエル前派の歩みを歴史、宗教、近代生活、風景、詩的な絵画、美、象徴主義の7つのテーマに分けて紹介します。ロンドン、ワシントン、モスクワ、と各地で話題を集めた展覧会がいよいよ東京に巡回します。どうぞご期待ください。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
新入生~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく3月5日までにお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方は、鑑賞後の歓談まで参加をお願いします。
美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~レギュラーの方も、鑑賞のみに参加して歓談の前に抜ける場合、事前に連絡ください。
事前に人数をおおまかに把握したうえで、歓談の会場を確保するなどします。

ラファエル前派展    ラファエル前派展    ラファエル前派展

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カテゴリー:観覧会

哲学カフェ第09回(セッション04)

2014年3月2日

哲学カフェ第09回(セッション04)は、3月2日(日)に実施しましょう。
前回と今回は「ヘーゲル」「成熟」をとりあげます。

哲学カフェの参加要件は、Arts&Booksの活動に2回以上の参加経験があること。

【 日にち 】 3月2日(日)
【 集 合 】 14:40に高田馬場駅BIGBOX前(参加多数の場合は池袋か新宿へ変更)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → リーディング&セッション → 歓談(19:00~21:00)
【 費 用 】 哲学カフェ1,000円程度 + 歓談~3,000円程度
【サブテキスト】 ヘーゲル『精神現象学』「A 意識」(平凡社ライブラリーほか)
※ サブテキストは全部読んできても、途中まででも、読んでこなくてもOK。

■ 今回はセッション編
「哲学者20」から「ヘーゲル」をとりあげ、彼の著作をその場で丁寧に読みます。
デカルトにはじまる近代哲学の臨界、カントにはじまるドイツ観念論の頂点に
位置するヘーゲルの、その主著『精神現象学』のはじまりの章を読んでみましょう。
基本は平凡社ライブラリー樫山欽四郎訳としますが、他の翻訳でもOK。

デカルトの場合には思考のゼロ地点「コギト」に至るまでの引き算の展開が読みどころ
でしたが、ヘーゲルの場合には、意識がゼロ地点「感覚的確信」から、人間のあらゆる
営みを経めぐりながら、「絶対知」へと成長していく壮大な足し算の展開がみごとです。
難解ではありますが、そこに働く弁証法の論理がスリリング。

ヘーゲルを読み砕きながら、前回にひきつづき、「成熟」「おとなになること」
ついても考えてみましょう。

参加希望のかたは、参加要件をご確認の上、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
参加連絡はなるべく2月26日までに。キャンセルは哲学カフェ当日までOK。

なお、今回で哲学カフェの第01期は完結します(別の新プロジェクトを予定)。
次回は第02期として2015年の春頃に実施の予定です。

精神現象学 樫山欽四郎訳    精神現象学 樫山欽四郎訳    精神現象学 長谷川宏訳

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カテゴリー:哲学カフェ
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