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「シュルレアリスム展」観覧会
2011年2月20日
次回の観覧会は2月20日(日)に実施し、国立新美術館へ、
「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による」をみにいきましょう。
【 日にち 】 2月20日(日)
【 集 合 】 15:15に国立新美術館の建物正面入口内
【 流 れ 】 (AS → 移動 →) 集合 → 鑑賞 → 移動 → 歓談 → 解散(20:30頃に六本木で)
【 費 用 】 チケット代(一般1,500円/学生1,200円)、夕食代
【 定 員 】 20名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
パリのポンピドゥー・センターが所蔵する膨大なコレクションがやってきます。
豊かな広がりをもったシュルレアリスム運動の全貌をつぶさに紹介する初めての展覧会。
ダリ、マグリット、エルンスト、デ・キリコ、ミロ、タンギーらの多様な作品が約170点。
鑑賞後には、美術館周辺の飲食店で、展覧会の感想やその他について歓談しましょう。
また、観覧会の前には、アートスタディ「ダダ&シュルレアリスム」新Ver.を実施しましょう。
観覧会のみ、アートスタディのみの参加も歓迎です。
展覧会の概要は下記のとおり(公式サイトより)。
1924年、当時28歳の詩人アンドレ・ブルトンは、パリで「シュルレアリスム宣言」を発表、20世紀最大の芸術運動の口火を切りました。シュルレアリスムは、偶然性、夢、幻想、神話、共同性などを鍵に、人間の無意識の世界の探求をおこない、日常的な現実を超えた新しい美と真実を発見し、生の変革を実現しようと試みるもので、瞬く間に世界中に広まりました。シュルレアリスムの影響は、たんに文学や絵画にとどまらず、広く文化全域に、そして広告や映画などの表現を通じて21世紀に生きる私たちの生活の細部にも及んでいます。〔……〕パリの中心部に位置する国立ポンピドゥセンターは、この運動についてのもっとも広範で多様なコレクションによって知られています。膨大なコレクションの中から、絵画、彫刻、オブジェ、素描、写真、映画などの作品約170点に、書籍や雑誌などの資料を加え、豊かな広がりを持ったこの運動の全貌をつぶさに紹介する展覧会が初めて実現しました。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2010年9月~)
● 初参加~2回目の方は、喫茶店・飲食店での歓談まで参加するか、アートスタディから参加してください。
美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~レギュラーの方も、鑑賞のみに参加して歓談の前に抜ける場合、事前に連絡ください。
事前に人数をおおまかに把握し、必要に応じて歓談のお店を確保するなどします。
アートスタディ「ダダ&シュルレアリスム」新Ver.
次回のアートスタディは2月20日(日)の観覧会の前に実施し、「シュルレアリスム展」を
もっと楽しむために、ふたたび「ダダ&シュルレアリスム」をとりあげましょう。
アートスタディのみ、観覧会のみの参加も歓迎。テキスト未読の参加も歓迎。
【 日にち 】 2月20日(日)
【 集 合 】 12:10にJR四ツ谷駅の四ツ谷・麹町口改札前
【 場 所 】 四ツ谷のカフェ個室
【 費 用 】 昼食代または喫茶代、室料300円程度
【サブテキスト】 巌谷国士『シュルレアリスムとは何か』(ちくま学芸文庫)の「I シュルレアリスムとは何か」
お昼をとりながらの参加も歓迎。観覧会のついでに気軽にどうぞ。
アートスタディは2部構成。
前半では、観覧会に関連したサブテキストについて、読んできた参加者の感想を聞く。
後半では、美術史の観覧会に関連した箇所を、担当者が教科書的におさらい。
今回は、まず、巌谷国士『シュルレアリスムとは何か』について、読んできた参加者の簡単な感想を聞きます。
このサブテキストは、シュルレアリスムの本質をわかりやすく語った講義を本にした定番の入門書。
自動筆記(オートマティスム)やコラージュをはじめ、さまざまな技法についても学べます。
今回の範囲は第1章の「I シュルレアリスムとは何か」のみ。
つぎに、ダリとブニュエルのシュルレアリスム映画「アンダルシアの犬」(約15分)を鑑賞します。
それから、「ダダ&シュルレアリスム」について教科書的におさらいしましょう。
半年前のアートスタディ「ダダ&シュルレアリスム」を全面的に書き換えた内容になる予定です。
前回は2人の詩人ツァラとブルトンが中心でしたが、今回は画家たちが中心。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
精読会第06回 TEXT03 基礎編前半
2011年2月11日
精読会第06回は2月11日(金・祝)に実施しましょう。
今回はTEXT03の基礎編前半。バフチン『ドストエフスキーの詩学』の前半をとりあげましょう。
【 日にち 】 2月11日(金・祝)
【 集 合 】 16:15に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場周辺の喫茶店かその個室
【テキスト】 ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』(ちくま学芸文庫など)の第1章~第3章
バフチン『ドストエフスキーの詩学』(1963)は、「ポリフォニー」と「カーニバル」という考え方を鍵として、
ドストエフスキーの諸作品を、あるいは小説なるもの一般を論じた文芸批評の名著。
第06回では前半の「ポリフォニー(多声楽)」を、第07回では後半の「カーニバル(お祭り)」を中心に、
バフチンの考え方を使えるかたちにまとめましょう。
それとともに、両回を通じて、小説の内容よりも方法を重視する、フォルマリスム的な手つきを身につけましょう。
もちろん、実践編の第08回では、これらの考え方と手つきを使って、なんらかの文芸作品を読み解いてみましょう。
なお、第05回に、精読会とはなにかを、下記のとおりシンプルにまとめました(こちらも参考に)。
● 精読会では、基礎編1~2回で人文書を読み、その考え方や手つきを使って、実践編1回で文芸作品を読み解く。
● 読書会では文芸作品をもちろん自由に読んでOKだけれど、精読会では人文書をあえてなぞって読んでみる。
● そうすることで、これまでにできなかった読み方ができるようになり、文芸作品をもっと楽しく読めるようになるはず。
実際に、TEXT01の実践編でもTEXT02の実践編でも、とりあげた文芸作品が奇蹟のように楽しく読めてしまいました。
また、テキストの概要は下記のとおり(ちくま学芸文庫の背表紙より)。
作者が統一的視点から、作中の人物を意のままにあやつる従来型の小説とは異なり、ドストエフスキーは、自らの意識と声をもつ、自立的な存在としての登場人物を設定した。それゆえ彼の小説世界には、相異なる思想同士の、事件に満ちた《ポリフォニー》(多声楽)のような「対話」が実現された。そもそも、そのジャンル上の源は、遠く古代からの民衆的な笑いの文芸、すなわち《カーニバル》文学にたどりつくだろう。諸ジャンルにまたがる人文学的博識をもって、《ポリフォニー》と《カーニバル》という魅力に満ちた二視点を提出した、ロシアの巨人バフチンの先駆的著作がいま新訳でよみがえる。
初参加のかたもお気軽にどうぞ。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでもどうぞ。
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