美術鑑賞と読書会のサークル “Arts&Books” ― 早稲田を中心に活動、学生も社会人も歓迎

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2020-03 Archive

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アートスタディ&哲学カフェ『抽象の力』

2020年3月29日

3月29日(日)に、アートスタディと哲学カフェをミックスしたかたちで、
岡崎乾二郎『抽象の力』を読む会を実施しましょう。

参加要件はArts&Booksの活動に2回以上の参加経験があること。

※新型コロナ関連の影響が懸念されますが、状況がよほど悪化しないかぎり、
 3月29日(日)のアートスタディ&哲学カフェ『抽象の力』は実施予定です。
 → 3月26日追記:その後の状況の変化をふまえ、中止(延期)としましょう。
         大変残念ですが、ご理解のほどよろしくお願いします。

【 日にち 】 3月29日(日)
【 集 合 】 13:50にマイスペース池袋西武横店(2階入口の会場案内をご確認ください)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 哲学カフェ → 解散 or 夕食 (~最長19:00、自由参加)
【 費 用 】 1,000円程度(会場代+ドリンク代)
【テキスト】 岡﨑乾二郎『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房、2018年)の本論

◆ この会では、制作開始するArts&Booksの内部雑誌「ABYB05」の「音楽/抽象」特集とも連動させつつ、
岡崎乾二郎『抽象の力』「第I部 抽象の力 本論」を読みながら「抽象」について考えましょう。
本としては分厚いですが、この本論部分は図版多数の約120頁と長くはなく、読みにくくもありません。
本論を読み終えられれば参加いただけます。

本書は美術史・批評史の古典となること間違いない画期的論考。読んでいて胸の高鳴る名著。
そうオススメしまわっていたら、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。日曜美術館でもとりあげられました。
20世紀の美術・文学などを自在にたどりながら、驚くべき観点から「抽象」を読み直します。
美術・アートに関心のあるかたも、文学(とくに漱石)や哲学に関心のあるかたも必読の一冊。

参加希望・参加検討中のかたは、参加要件をご確認の上、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
参加希望・参加検討中のかた、参加できないけれど関心をもったかたには、解説資料をお送りします。

ルネサンス 経験の条件    抽象の力 近代芸術の解析    岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ

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カテゴリー:アートスタディ | 哲学カフェ

「未来と芸術展」観覧会

2020年3月15日

次の観覧会は3月15日(日)に実施し、森美術館(六本木)へ「未来と芸術展」を見にいきましょう。

※ 新型コロナウイルス感染症への社会的反応を考慮し、3月15日(日)の観覧会は中止とします。
 楽しみにしていたみなさん、ごめんなさい。
 なお、森美術館は2月28日(金)に3月13日(金)までの休館を決定しました。

【 日にち 】 3月15日(日)
【鑑賞集合】 13:20に六本木ヒルズの森タワー正面入口付近(美術館入口ではなく)
※ チケットは集合後にまとめて購入します(すでにお持ちならそちらを利用可)。
【歓談集合】 歓談から参加なら16:00に歓談会場へ(数日前に連絡予定、展覧会場から電車移動)
【 流 れ 】 集合 → 鑑賞 → 移動 → 歓談 → 18:00に解散
【 チケット 】 一般1,800円・学生1,200円(団体料金なら一般1,500円・学生1,100円)
【歓談費用】 500~1,000円(会場代等)
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

AIバイオ技術ロボット工学AR(拡張現実)など、最先端のテクノロジーとその
影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市ライフスタイル
そして社会人間のあり方を考える展覧会。

100点超の作品を5章構成で紹介。「都市の新たな可能性」「ネオ・メタボリズム建築へ」
「ライフスタイルとデザインの革新」「身体の拡張と倫理」「変容する社会と人間」。
新型ウイルスの問題系とも関連づけられそうな、結果的にタイムリーな展覧会。

鑑賞の後には、展覧会の感想などを、喫茶店・会議室で落ちついて歓談しましょう(昼夕食なし)。
平日や別の機会にすでに鑑賞済みの方も、お気軽に歓談からご参加ください。

その次の観覧会は、4月26日(日)「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(上野)を予定。
ルネサンス~ポスト印象派。なんと全作品が初来日。レンブラントやゴッホの至宝も。

未来と芸術展の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。

テクノロジーの発達は、いま、私たちの生活のさまざまな側面に大きな影響を与えようとしています。近い将来、人間は多くの判断を AI(人工知能)に任せるようになり、AIが人類の知能を超え、私たちの社会や生活に急激な変化をもたらす「シンギュラリティ」が到来すると言われています。また、ブロックチェーン技術は、社会システムに新たな信用と価値を作り出し、多様なバイオ技術は、食や医学、そして環境に多大な影響を与えることになるでしょう。私たち人間が身体機能を拡張させ、いま以上に長寿を享受する時代もそう遠くない話なのかもしれません。そうした急激な変化がもたらす未来は決して明るいものだけではないかもしれませんが、私たちは、少なくとも20-30年後の未来のヴィジョンについて考えることが必要なのではないでしょうか。それは同時に、豊かさとは何か、人間とは何か、生命とは何かという根源的な問いにもつながるのです。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
未来と芸術展は3月10日までに、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は詳細お知らせ後にお願いします。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
● 初参加~2回目の方は、鑑賞後の歓談まで参加をお願いします。
美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~常連の方も、歓談には不参加の場合には事前にご連絡ください。
事前に人数を把握した上で、歓談の会場を確保するなどします。

未来と芸術展  未来と芸術展  未来と芸術展

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カテゴリー:観覧会

第161回読書会『フェルディドゥルケ』

2020年3月1日

第161回読書会3月1日(日)に実施し、
ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』を読みましょう。

※ 新型コロナウイルス感染症への社会的反応を考慮し、3月1日(日)の読書会は中止とします。
 楽しみにしていたみなさん、ごめんなさい。
 また、せっかくの機会ですので、AB-MLでお知らせした読書会の開催スケジュールを変更し、
 4月12日(日)の読書会の次は、5月10日(日)にカミュ『ペスト』読書会を実施しましょう。
 詳しくは追ってお知らせします。

【 日にち 】 3月1日(日)
【 集 合 】 13:50にマイスペース池袋西武横店(2階入口の会場案内をご確認ください)
【 流 れ 】 集合 → 読書会(最長17:30まで)→ 歓談(自由参加)→ 解散(18:30~19:00前後)
【 費 用 】 読書会1,000~1,200円
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(平凡社ライブラリーほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(1937年頃、約480頁)。

ヴィトルド・ゴンブローヴィッチは、日本ではあまり知られていませんが、ミラン・クンデラや
島田雅彦が激賞したり、ノーベル文学賞候補になったりした、ポーランド出身の亡命作家。

その代表作である『フェルディドゥルケ』は、奇矯な表現に満ち満ちた20世紀の奇書
とはいえ、名訳のおかげもあってか、とても読みやすくて長さを感じさせません。
この機会にぜひ読んでいただきたい、成熟未熟「つら」「おちり」をめぐる、不服従の文学。

◆ なお、次の第162回読書会4月12日(日)エドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』を予定。
怪奇小説の継承者、ミステリやSFの創始者で詩人のポーの、闇の力のうごめく表題2短編をじっくりと。

『フェルディドゥルケ』の概要は下記(平凡社ライブラリーの紹介より)。

異端の亡命作家にして現代の最も前衛的な作家ゴンブローヴィッチの主著。成熟と若さという相反するものへの人間の希求を、グロテスクともいえる破格の文体で描く20世紀の奇書。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第161回はできるだけ2月25日までに、第162回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

ゴンブローヴィチ『バカカイ ゴンブローヴィチ短篇集』    ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』    ボルヘス『エル・アレフ』

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カテゴリー:読書会
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