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「パウル・クレー展」観覧会
2011年6月26日
次回の観覧会は6月26日(日)に実施し、東京国立近代美術館へ、
「パウル・クレー展―おわらないアトリエ」をみにいきましょう。
【 日にち 】 6月26日(日)
【 集 合 】 14:10に東京国立近代美術館の出入口付近
【 流 れ 】 (AS → 移動 →) 集合 → 移動 → 鑑賞 → 歓談 → 解散(18:30~19:00頃)
【 費 用 】 チケット代(一般1,500円/学生1,100円)、夕食代
【 定 員 】 20名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
豊かな色彩とシンプルな形態が描きだす、リズミカルで幻想的な抽象絵画の数々。
この展覧会では、パウル・クレーの作品を、その制作のプロセスに焦点をあてながら約170点も紹介。
「ちょうど画家の肩越しに制作を垣間見るような、生々しい創造の現場に立ち会うことになるでしょう」。
鑑賞後には、竹橋~神保町の飲食店で、展覧会の感想やその他について歓談しましょう。
また、観覧会の前には、アートスタディ「抽象美術&バウハウス」を実施しましょう。
今回は、美術史のおさらいの場としてよりも、クレー展をもっと楽しむためのイベントとして。
観覧会のついでに気軽にどうぞ。観覧会のみの参加ももちろん歓迎。
展覧会の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。
スイス生まれの画家パウル・クレー(Paul Klee, 1879~1940)は、長らく日本の人々に愛され、これまでにも数多くの展覧会が開催されてきました。「創造の物語」や「旅のシンフォニー」または「線と色彩」などの副題が示すように、作品の物語性や制作上の理念が詩情豊かに詠われたそれら展覧会は、多くの人々にクレー芸術の魅力を伝える大きな役割を果たしました。このたび、京都と東京の国立近代美術館で初めて開催されるクレー展では、今までの展覧会成果を踏まえた上で、これまでクローズアップされなかった観点、「クレー作品が物理的にどのように作られたか」について考えます。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2010年9月~)
● 初参加~2回目の方は、喫茶店・飲食店での歓談まで参加するか、アートスタディから参加してください。
美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~レギュラーの方も、鑑賞のみに参加して歓談の前に抜ける場合、事前に連絡ください。
事前に人数をおおまかに把握し、必要に応じて歓談のお店を確保するなどします。
アートスタディ「抽象美術&バウハウス」
6月26日(日)の観覧会の前に、「パウル・クレー展」をもっと楽しむためのイベントとして、
いつもとちょっとちがうかたちで、アートスタディ「抽象美術&バウハウス」を実施しましょう。
アートスタディのみ、観覧会のみの参加もOK。
【 日にち 】 6月26日(日)
【 集 合 】 11:10に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場駅周辺の喫茶店個室
【 費 用 】 昼食代または喫茶代、室料300円程度
【テキスト】 パウル・クレー&谷川俊太郎『クレーの絵本』または『クレーの天使』(講談社)
日曜の朝のカフェで味わう、クレーの絵と詩の世界。
お昼をとりながらの参加も歓迎。観覧会のついでに気軽にどうぞ。
今回のテキストは、パウル・クレー絵&谷川俊太郎詩の『クレーの絵本』と『クレーの天使』のシリーズ。
クレーの絵と、それを言葉で表現する谷川さんの詩、そしてそこから聞こえてくる音楽のコラボレーション。
この三者の照応関係がとても興味深いですね。
参加をご希望の方はどちらか1冊を読んで、お気に入りの/なんだか気になる絵と詩をみつけてきてください。
当日はまず、その絵と詩を挙げていただきながら、参加者のみなさんの簡単な感想をお聞きします(約60分)。
ところどころに詩の朗読もはさみつつ、クレー展をもっと楽しめるように感性をあたためましょう。
それから、「抽象美術&バウハウス」について教科書的におさらいしましょう(約30分)。
今回の美術史は、クレーとの関わりに重きをおいて、コンパクトかつ刺激的にまとめる予定です。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
精読会第07回 TEXT03 基礎編後半
2011年6月19日
震災等の影響で延期となっていた精読会第07回は、6月19日(日)に実施しましょう。
今回はTEXT03の基礎編後半。バフチン『ドストエフスキーの詩学』の後半をとりあげましょう。
前回の範囲についてもしっかりふり返りますので、今回からでも今回だけでも気軽に参加どうぞ。
【 日にち 】 6月19日(日)
【 集 合 】 16:10に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場周辺の喫茶店個室
【テキスト】 ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』(ちくま学芸文庫など)の第4章~第5章
バフチン『ドストエフスキーの詩学』(1963)は、「ポリフォニー」と「カーニバル」という考え方を鍵として、
ドストエフスキーの諸作品を、あるいは小説なるもの一般を論じた文芸批評の名著。
第06回では前半の「ポリフォニー(多声楽)」を、第07回では後半の「カーニバル(お祭り)」を中心に、
バフチンの考え方を使えるかたちにまとめましょう。
それとともに、この2回を通じて、小説の内容よりも方法を重視する、フォルマリスム的な手つきを身につけましょう。
そして、実践編の第08回で、これらの考え方と手つきを使って、文芸作品をなにか1作、読み解いてみましょう。
なお、第05回に、精読会とはなにかを、下記のとおりシンプルにまとめました(こちらも参考に)。
● 精読会では、基礎編1~2回で人文書を読み、その考え方や手つきを使って、実践編1回で文芸作品を読み解く。
● 読書会では文芸作品をもちろん自由に読んでOKだけれど、精読会では人文書をあえてなぞって読んでみる。
● そうすることで、これまでにできなかった読み方ができるようになり、文芸作品をもっと楽しく読めるようになるはず。
実際に、TEXT01の実践編でもTEXT02の実践編でも、とりあげた文芸作品が奇跡のように楽しく読めてしまいました。
また、テキストの概要は下記のとおり(ちくま学芸文庫の背表紙より)。
作者が統一的視点から、作中の人物を意のままにあやつる従来型の小説とは異なり、ドストエフスキーは、自らの意識と声をもつ、自立的な存在としての登場人物を設定した。それゆえ彼の小説世界には、相異なる思想同士の、事件に満ちた《ポリフォニー》(多声楽)のような「対話」が実現された。そもそも、そのジャンル上の源は、遠く古代からの民衆的な笑いの文芸、すなわち《カーニバル》文学にたどりつくだろう。諸ジャンルにまたがる人文学的博識をもって、《ポリフォニー》と《カーニバル》という魅力に満ちた二視点を提出した、ロシアの巨人バフチンの先駆的著作がいま新訳でよみがえる。
初参加のかたもお気軽にどうぞ。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでもどうぞ。
第66回読書会『赤毛のアン』
2011年6月5日
第66回読書会は6月5日(日)に実施し、モンゴメリ『赤毛のアン』をとりあげましょう。
【 日にち 】 6月5日(日)
【 集 合 】 16:10に高田馬場BIGBOX前
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 19:30~20:00に閉会 → 自由参加の夕食
【 費 用 】 1,000円前後(ドリンク代+お部屋代)
【 定 員 】 25名程度まで(初参加の新人さんは7名程度まで)
【テキスト】 モンゴメリ『赤毛のアン』(新潮文庫など、約500頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
今年度は「Arts&Books世界文学旅行」と称して、英米仏独以外の文学も積極的にとりあげていきましょう。
まずはカナダから出発。出版100周年のブームも落ち着いたいま、『赤毛のアン』(1908)を読みましょう。
不思議の国のアリスと並び、文学史上で最も有名な少女アン。気性の激しい孤児の彼女が、
美しい自然と温かな愛情に包まれながら、数々の事件を巻き起こして成長していきます。
500ページ以上と長めですが、一息で読ませます。児童文学や少女文学の名作とされることも。
さまざまな翻訳がありますが、お好きなものでどうぞ。
新潮文庫の松岡花子訳は、きれいな日本語で定番の名訳です。
集英社文庫の松本侑子訳は、詳細な訳注が読みを深めます。
講談社文庫の掛川恭子訳は、現代的で新鮮な印象を与えます。
作品の概要は下記(新潮文庫の裏表紙より)。
ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく5月31日までに。キャンセルは読書会当日までOK。
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