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「佐伯祐三」展観覧会
2023年3月21日
3月21日(火祝)昼に「佐伯祐三 自画像としての風景」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は東京ステーションギャラリー(東京駅内)。
観覧会は原則としてリアル開催となります。
今回は鑑賞前からの集合(コロナ前の進め方)と歓談会場での集合(コロナ後の進め方)を併用。
オススメは鑑賞前からの集合ですが、スケジュールや鑑賞速度にあわせてどこからでも参加どうぞ。
【 日にち 】 3月21日(火祝)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:11:45に東京ステーションギャラリー入口付近
② 鑑賞後から集合:14:00に東京ステーションギャラリー入口付近
③ 歓談会場で集合:14:40に喫茶室ルノアール四谷会議室
※ ③から参加の場合には各自で事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
11:45 集合① → 11:50~ 鑑賞 → 14:00 集合② → 移動
→ 14:40 集合③ → 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前に11:00~12:00の日時指定券(前日までキャンセル無料)を要購入
【歓談費用】 1,500円(会場費割勘相当+珈琲紅茶代)
※ 喫茶店会議室のため昼食の注文もできます。食べながらの参加もお気軽にどうぞ。
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
前回鑑賞したシーレとほぼ同時代に生き、ほぼ同年齢で亡くなった「伝説の洋画家」佐伯祐三(1898~1928)。
東京美術学校卒業後、パリでヴラマンクやユトリロに影響を受けつつ、風景画において独自の画境に達します。
わずか4年余りの画業のなかで、パリや東京(下落合)、大阪(滞船)を独特の筆致で描きました。
大阪中之島美術館の最大級のコレクションを中心に、日本各地から代表作が集結。約140点の大回顧展。
◆ その次の観覧会
4月23日(日)昼に森美術館(六本木)の次の2つの展覧会を鑑賞しましょう。
「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館開館20周年記念展)。
「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」(世界が注目のデザイン集団による新時代のプロジェクト28件)。
佐伯祐三展の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。
大阪、東京、パリ。3つの街で、画家としての短い生涯を燃焼し尽くした画家、佐伯祐三(1898-1928)。2023年に生誕125年を迎える佐伯の生涯は、多くのドラマと伝説に彩られています。彼が生み出した作品群は、今なお強い輝きを放ち、見る人の心を揺さぶらずにはおきません。/1898年に大阪で生まれた佐伯祐三は、25歳で東京美術学校を卒業し、その年のうちにパリに向かいます。作品を見せたフォーヴィスムの画家ヴラマンクから、「このアカデミック!」と怒声を浴びたことが、佐伯を覚醒させます。2年間の最初のパリ滞在中に、ユトリロやゴッホらからも影響を受け、佐伯の作品は大きな変貌を遂げていきます。1年半の一時帰国を経て、再渡欧したのは1927年のこと。このとき佐伯は29歳になっていました。パリに戻った佐伯は、何かに憑かれたかのように猛烈な勢いで制作を続けますが、結核が悪化して精神的にも追い詰められ、1年後にパリ郊外の病院で亡くなりました。/佐伯にとってパリは特別な街でした。重厚な石造りの街並み、ポスターが貼られた建物の壁、プラタナスの並木道、カフェ、教会、さらには公衆便所までが、傑作を生み出す契機となりました。また、多くの画家たちや作品と出会い、強い刺激を受けたのもパリでのことです。一方で、生誕の地・大阪、学生時代と一時帰国時代を過ごした東京も、佐伯芸術を育んだ重要な街でした。本展では3つの街での佐伯の足跡を追いながら、独創的な佐伯芸術が生成する過程を検証します。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
佐伯祐三展は3月17日までに、4月の森美術館での観覧会は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
アートスタディ「建築02:隈研吾」
2023年3月11日
3月11日(土)夜にアートスタディ「建築02:隈研吾」をオンラインで実施しましょう。
オンライン開催にはTeamsを使用します(参加者の費用発生なし)。
【 日にち 】 3月11日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 隈研吾『点・線・面』(2020年、岩波書店、図版多数の約200頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ アートスタディ「建築」シリーズ
アートスタディ「建築」シリーズを再開し、3~4ヶ月に1回のペースでオンライン開催していきます。
このシリーズでは、アートとの関係で建築を考える場合に(あるいは他の観点で建築を考える場合にも)、
ぜひとも読んでおきたい建築家の著作をとりあげ、読書会風に感想・意見を交わして理解を深めます。
3月11日の「建築02」以降、少なくとも4回以上は実施していく予定です。
そのはじめの3回では、「ポスト・ポストモダン」「ポストモダニズム」「モダニズム」のそれぞれを
代表する建築家として、隈研吾、磯崎新、ヴァルター・グロピウスをとりあげます
(その後はシリーズを進めながら検討していきます)。
Arts&Books発行の雑誌「ABYB」の次号の特集「建築/時間」でこのシリーズの成果をかたちにします。
美術史的には総合芸術とされることもある建築ですが(グロピウス創設のバウハウスの思想がその典型)、
この機会に、アート/非アートとしての建築について、ある程度集中的に考えてみましょう。
◆ 隈研吾『点・線・面』
「建築02」では、現役の建築家のなかでもっともよく知られる建築家のひとり、隈研吾(1954~)の、
最新の思考を書き下ろした『点・線・面』(岩波書店、図版多数の約200頁)をとりあげましょう。
2020年に刊行されており、例の国立競技場の設計以後に書かれています。
隈研吾は、2004年に刊行された『負ける建築』で、建築史をたどりながら、20世紀的な「勝つ建築」に
代わるものとして「負ける建築」を提案しました。その「負ける方法」をより具体的に、より精緻に
(そして詩的に、哲学的に)、思考したのが今回とりあげる『点・線・面』です。
同名の主著を持つW・カンディンスキーはもちろん、J・ギブソンやG・ドゥルーズ、
ブルーノ・ラトゥール、そしてレム・コールハースなどの議論や、量子力学を参照しながら、
建築に対する考察を「点」「線」「面」、さらには「時間」の観点から深めています。
「建築の未来、人間の未来。人と人、人と物、人と自然をつなぐ思想と実践」(帯の紹介文)。
建築に関心のある方だけでなく、これまで建築に関心を持ってこなかった方(新しい領域について学び
はじめるときほどわくわくすることはありません)、広義のアートを多少哲学的に考えてみたい方など、
どなたでも歓迎します。
電子書籍化はされていませんが、図書館にもあるはず。見るからに原研哉デザインの装丁も美しい。
◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ3月7日までにお願いします。
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