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2023-03-11 Archive

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アートスタディ「建築02:隈研吾」

2023年3月11日

3月11日(土)夜アートスタディ「建築02:隈研吾」をオンラインで実施しましょう。
オンライン開催にはTeamsを使用します(参加者の費用発生なし)。

【 日にち 】 3月11日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 隈研吾『点・線・面』(2020年、岩波書店、図版多数の約200頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

◆ アートスタディ「建築」シリーズ
アートスタディ「建築」シリーズ
を再開し、3~4ヶ月に1回のペースでオンライン開催していきます。
このシリーズでは、アートとの関係で建築を考える場合に(あるいは他の観点で建築を考える場合にも)、
ぜひとも読んでおきたい建築家の著作をとりあげ、読書会風に感想・意見を交わして理解を深めます。

3月11日の「建築02」以降、少なくとも4回以上は実施していく予定です。
そのはじめの3回では、「ポスト・ポストモダン」「ポストモダニズム」「モダニズム」のそれぞれを
代表する建築家として、隈研吾磯崎新ヴァルター・グロピウスをとりあげます
(その後はシリーズを進めながら検討していきます)。

Arts&Books発行の雑誌「ABYB」の次号の特集「建築/時間」でこのシリーズの成果をかたちにします。
美術史的には総合芸術とされることもある建築ですが(グロピウス創設のバウハウスの思想がその典型)、
この機会に、アート/非アートとしての建築について、ある程度集中的に考えてみましょう。

◆ 隈研吾『点・線・面』
「建築02」
では、現役の建築家のなかでもっともよく知られる建築家のひとり、隈研吾(1954~)の、
最新の思考を書き下ろした『点・線・面』(岩波書店、図版多数の約200頁)をとりあげましょう。
2020年に刊行されており、例の国立競技場の設計以後に書かれています。

隈研吾は、2004年に刊行された『負ける建築』で、建築史をたどりながら、20世紀的な「勝つ建築」
代わるものとして「負ける建築」を提案しました。その「負ける方法」をより具体的に、より精緻に
(そして詩的に、哲学的に)、思考したのが今回とりあげる『点・線・面』です。
同名の主著を持つW・カンディンスキーはもちろん、J・ギブソンG・ドゥルーズ
ブルーノ・ラトゥール、そしてレム・コールハースなどの議論や、量子力学を参照しながら、
建築に対する考察を「点」「線」「面」、さらには「時間」の観点から深めています。
「建築の未来、人間の未来。人と人、人と物、人と自然をつなぐ思想と実践」(帯の紹介文)。

建築に関心のある方だけでなく、これまで建築に関心を持ってこなかった方(新しい領域について学び
はじめるときほどわくわくすることはありません)、広義のアートを多少哲学的に考えてみたい方など、
どなたでも歓迎します。
電子書籍化はされていませんが、図書館にもあるはず。見るからに原研哉デザインの装丁も美しい。

◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ3月7日までにお願いします。

隈研吾『点・線・面』    隈研吾『負ける建築』    隈研吾『隈研吾 全仕事』

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カテゴリー:アートスタディ
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