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第101回読書会『カッサンドラ』
2014年10月25日
第101回読書会は10月25日(土)に実施し、ヴォルフ『カッサンドラ』を読みましょう。
今回は土曜日に実施します。おまちがえなく。
【 日にち 】 10月25日(土)
【 集 合 】 15:10に高田馬場BIGBOX前(池袋から馬場へ変更)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 移動 → 歓談(~21:00頃)
【 費 用 】 読書会1,000円 + 歓談3,000円程度
【 定 員 】 25名前後まで(初参加の新人さんは5名前後まで)
【テキスト】 クリスタ・ヴォルフ『カッサンドラ』(河出の世界文学全集など)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ Arts&Books読書会は2014年度に100回を迎えました。
これを祝して、96~105回は過去にとりあげた作家も含めたスペシャル・セレクションで進めましょう。
サリンジャーからはじまり、カフカ、村上春樹、ドストエフスキー、谷崎潤一郎など、ハズレなし。
◆ 今回のテキストは、ヴォルフ『カッサンドラ』(1983)。約200頁と短めの中編小説。
トロイア戦争の終結後、ギリシアの王アガメムノンの捕虜となったトロイアの王女カッサンドラ。
アポロンは彼女に予見の能力を与え、同時に、その予言をだれにも聞き入れられなくしてしまう。
親しい人々と自身の死を予見しながらどうすることもできない不条理のなかでいかに生きるか。
クリスタ・ヴォルフ(1929~2011)は旧東ドイツを代表する女性作家。
マイナーなドイツ文学のなかでは、ギュンター・グラスと並び、歴史に名を残しうる重要な現代作家。
◆ 読書会の後には、池袋の飲食店で夕食をとりながら歓談しましょう。
初参加~2回目の方は、この歓談まで参加をお願いします。
◆ なお、次の第102回読書会は、11月23日(日)にドストエフスキー『悪霊』を予定。
悪魔的超人を描いた、ドストエフスキーの5大長編の1作。長いので早めに読みはじめましょう。
『カッサンドラ』の概要は下記(世界文学全集の紹介文より)。
惨事が予見できるのは恐ろしい。その予言を誰も聞いてくれないのはもっと恐ろしい。
古代のカッサンドラはその運命に怯えたが、現代のカッサンドラは敢えてその運命を選び取る。
英雄譚が女たちの側から書き直される。剣と盾の戦いよりずっと深い魂の戦いが始まる。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1年生~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
第101回はなるべく10月21日までに、第102回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2014年9月版)
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動を記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
Arts&Books青森合宿2014
2014年10月11日
10月11日(土)~13日(月・祝)の3連休に、青森合宿2014を実施しました。
Arts&Booksの合宿は2011年夏の瀬戸内合宿以来3年ぶり。参加者は20名。
十和田湖温泉郷の温泉宿に泊まりながら、美術館などをゆったりめぐりました。
【1日目】 十和田市現代美術館
【2日目】 奥入瀬渓流~十和田湖
【3日目】 青森県立美術館~三内丸山遺跡
とくに十和田市現代美術館とそこに1部屋1作品で展示された現代アートの作品群が印象的でした。
奈良美智《あおもり犬》で有名な青森県立美術館よりも、こちらの美術館のほうがかなりオススメ。
紅葉は、奥入瀬渓流はまだ5~6割でしたが、3日目のバス移動時に越えた山々は絶景でした。
哲学カフェ第11回(セッション05)
2014年10月5日
哲学カフェ第11回(セッション05)を、10月5日(日)に実施しましょう。
今期の哲学カフェは特別版。「哲学者20」以外をとりあげ、隔月の全3回で完結。
「つながり(関係)」をテーマに、今回と次回はジンメルをとりあげます。
哲学カフェの参加要件は、Arts&Booksの活動に2回以上の参加経験があること。
【 日にち 】 10月5日(日)
【 集 合 】 15:10にJR池袋駅東口の地上出口(いけふくろう前の階段を上った先)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → セッション(3時間程度) → 解散 or 夕食
【 費 用 】 哲学カフェ1,000円程度
【サブテキスト】 ジンメル『ジンメル・コレクション』(ちくま学芸文庫)
※ サブテキストは全部読んできてもOK、好きなところだけでも、なにも読んでこなくてもOK。
◆ 全3回の計画は次のとおり。いずれもテーマは「つながり(関係)」や「個人と社会」。
【第10回(スタディ05)】 ジンメルの哲学・思想の全体像(サブテキスト『ジンメル・つながりの哲学』)
【第11回(セッション05)】 ジンメルの代表作を読み解く(サブテキスト『ジンメル・コレクション』)
【第12回(エトセトラ02)】 千葉雅也『動きすぎてはいけない―ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(仮)
◆ 今回はセッション編。
哲学者・社会学者・美学者ゲオルク・ジンメル(1858~1918)のいくつかのエッセーをその場で読み解きます。
それと並行して、「つながり(関係)」や「個人と社会」について私たちなりに考えてみましょう。
第100回読書会の村上春樹を意識して、「コミットメントとデタッチメント」や「壁と卵」を考えるのもおもしろそう。
『ジンメル・コレクション』は、エッセーの哲学者ジンメルの代表作を集めたアンソロジー。
「橋と扉」「取っ手」「よそ者についての補論」はもちろん、「売春」「流行」「額縁」「貨幣」など、
それまでの哲学では扱われることのなかったテーマをめぐる、流麗で繊細な哲学的エッセーを収録。
印象派や表現主義と時代を共有する思考が、哲学の新しいパラダイムを切り開きます。
■ 参加希望のかたは、参加要件をご確認の上、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
参加連絡はなるべく10月1日までに。キャンセルは哲学カフェ当日までOK。
なお、次の哲学カフェ第12回(エトセトラ02)は12月以降に実施の予定です。
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