Home > Archives > 2009-08 Archive
11ヶ月で55作の名著を読む会 第03回
2009年8月30日
「11ヶ月で55作の名著を読む会」(多読会)の第03回は、8月30日(日)に実施しましょう。
下記のテキストのうち、理想的には5作すべて、標準で必読3作(◎)を読んできてください。参加の最低条件は必読1作を読むこと。
多読が目的のため、精読する必要はなく、浅い読みでも斜め読みでもかまいません。会合も、とくに発表者を立てず、参加者全員の簡単な感想を聴きながら歓談する形式をとります。
全11回のすべてに参加必須というわけではなく、参加したい回だけに参加でもかまいません。
【 日にち 】 8月30日(日)
【 集 合 】 16:45に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場駅周辺の喫茶店など(参加多数の場合は会議室)
今回のテキスト(Arts&Books文学選集第03巻の構成)は下記のとおり。
◎ ホメロス「オデュッセイア」(岩波文庫ほか)
◎ ジョイス「ユリシーズ」(集英社文庫ほか、範囲はご自由に)
◎ 田山花袋「蒲団」(岩波文庫ほか)
○ 「ギルガメシュ叙事詩」(ちくま学芸文庫ほか、本文のみで可)
○ ジッド「狭き門」(新潮文庫ほか)
今回のテーマ(Arts&Books文学選集第03巻のテーマ)は「叙事」。
ただし、このテーマは便宜的なもので、それについて歓談・議論するということではありません。
第01回?第02回の会合は下記の通りに進めました。
「まとめて簡単な感想」 → 「1作目のあらすじ確認」 → 「1作目について歓談」 → 「2作目のあらすじ確認」 → …… → 「5作目について歓談」 → 「次回のための連絡など」
全11回のテキスト=全11巻の文学選集の構成は、こちらのExcelファイルを参照(随時更新)。
第01回?第06回のテキストは、こちらのPDFファイルを参照(文庫・翻訳のオススメつき)。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
新入生・二年生以上・他大生・院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。
第48回読書会『高慢と偏見』
2009年8月23日
第48回読書会は、8月23日(日)に実施しましょう。
【 日にち 】 8月23日(日)
【 集 合 】 16:15に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場駅周辺の喫茶店など(参加多数の場合は会議室)
【 テキスト 】 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』
テキストはジェイン・オースティン『高慢と偏見(=自負と偏見)』。
近年とくに人気の高まっているらしいオースティンの、その代表作を読みましょう。
夏目漱石も絶賛!
同書で卒業論文を執筆予定の学生が発表を担当します。
最良の翻訳は、たぶん新潮文庫の中野好夫訳『自負と偏見』(異論あればぜひ)。
もちろん、他の翻訳で読んできてもかまいません。
Arts&Booksでは過去に映画《ジェイン・オースティンの読書会》鑑賞会を実施したこともあります。
オースティンの長編全6作を読む読書会を通じ、小説が現実に影響を与えていくライトな恋愛映画。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
一年生・二年生以上・他大生・院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。
「フランス絵画の19世紀」観覧会
2009年8月9日
次回の観覧会は8月9日(日)に実施し、横浜市の横浜美術館で、
「フランス絵画の19世紀―美をめぐる100年のドラマ」展を鑑賞しましょう。
【 日にち 】 8月9日(日)
【 集 合 】 14:00にJR渋谷駅南改札前か、15:00にJR桜木町駅
【 流 れ 】 集合 → 観覧 → 歓談 → 夕食 or 解散
【 費 用 】 チケット:学生1,100円/一般1,400円
19世紀フランス絵画の主流であったアカデミスム絵画を本格的に紹介。
ロマン主義、レアリスム、印象派などの前衛絵画との対比により、100年の全貌を捉える。
ルーブル、オルセー、フィラデルフィア、プラドなどの美術館から名品が集結。約80点。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1年生・2年生以上・他大生・院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
なお、次回は「ゴーギャン展」(国立近代美術館・竹橋)を予定しています。
以下、展覧会の概要(美術館サイトより)。
これまで19世紀フランス絵画といえば、ダヴィッドによって新古典主義が確立され、ドラクロワを旗手としてロマン主義が台頭し、クールベのレアリスム宣言に続いて、モネやルノワールたちによる印象派が誕生する、というように、革新的な動きの展開として紹介されてきました。しかし、実際はこうした新しい芸術運動の入れ替わりによってのみ進行していったわけではありません。当時画壇で主流を占めていたのは、これら前衛的な画家たちではなく、伝統を遵守するアカデミスムの画家たちだったのです。この展覧会の主眼は、これまで日本で紹介されることの少なかったフランス・アカデミスムの画家たちの魅力を本格的に紹介し、再評価していこうとする点にあります。重厚な歴史画や優美な裸体画は、古典的な絵画遺産が近代においても脈々と生き続けていたことを雄弁に物語っています。しかも、アカデミスムと前衛は、対立しつつも互いに関係を持ち、影響も与えあっており、その豊かで錯綜した全体こそが、新しい時代を切り開く19世紀フランス絵画史そのものだったのです。
- Feed