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「ワールド・クラスルーム」「ヘザウィック・スタジオ展」観覧会
2023年4月23日
4月23日(日)昼に、森美術館(六本木)の現代アート展と建築デザイン展を両方鑑賞する
観覧会を実施しましょう。
鑑賞する展覧会は、「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」と、
「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」。
観覧会は原則としてリアル開催となります。
今回は、コロナ後の進め方もふまえつつ、コロナ前の進め方に戻します。
ひさしぶりに参加される方もはじめて参加される方もお気軽にどうぞ。
歓談会場手配と定員の都合上、参加連絡はいつもより少しお早めにお願いします。
【 日にち 】 4月23日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:00に六本木ヒルズの森タワー正面入口付近(美術館入口ではなく)
② 鑑賞後から集合:14:45に六本木ヒルズの森タワー正面入口付近(美術館入口ではなく)
③ 歓談会場で集合:15:30に土風炉(とふろ)代々木店(六本木から3駅移動)
※ ②③から参加の場合には各自で事前に鑑賞しておいてください。
※ さらにじっくり鑑賞したい方はどちらかの展覧会を鑑賞後に①から参加でもかまいません。
【 流 れ 】
12:00 集合① → 12:15~ 鑑賞 → 14:45 集合② → 移動 → 15:30 集合③
→ 歓談 → 17:30頃 解散
【チケット】
①から集合の場合、各自で事前に12:00~13:00の日時指定券を購入してください。
※基本は「ワールド・クラスルーム」から鑑賞しますので、こちらの日時指定券のみ事前購入お願いします。
鑑賞後、現地で「ヘザウィック・スタジオ展」を各自で追加購入する流れ(500~800円程度で購入可)。
追加購入分の展覧会の日時指定券は事前に予約不要と森美術館に確認済みです。
【歓談費用】 3,500円程度
※ 飲食店個室にてやや軽めに飲食しながら展覧会の感想等で歓談しましょう。
※ コロナ後、日曜に早い時間から営業するお店が減った関係で、数駅の移動をご容赦ください。
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 「ワールド・クラスルーム」の紹介
現代アートを「図画工作」や「美術」ではなく、「国語」「算数」「理科」「社会」など、あらゆる領域に
通底する総合的なものとして捉え、現代美術館を未知の世界に出会い学ぶ「世界の教室」として開く展覧会。
森美術館の開館20周年を記念し、はじめて、半数以上を森美術館のコレクションで構成。
国内外の50組以上の有名なアーティストの作品(新作を含む)がテーマごとに展示される大規模展。
◆ 「ヘザウィック・スタジオ展」の紹介
ヘザウィック・スタジオは、1994年にロンドンで設立されたデザイン集団。
世界各地で革新的なプロジェクトを手がけています。その主要なプロジェクト28件を、東京スカイビューで紹介。
人間の心を動かし、共感をもたらす、新時代の建築や都市計画への示唆に富んだ、日本初の展覧会。
◆ その次の観覧会
5月28日(日)昼に「マティス展」(上野)を鑑賞しましょう。
コロナで延期となっていた、マティスの約20年ぶりの大回顧展がついに! ポンピドゥーから約150点も。
展覧会の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。
「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」
1990年代以降、現代アートは欧米だけでなく世界の多様な歴史や文化的観点から考えられるようになりました。それはもはや学校の授業で考える図画工作や美術といった枠組みを遙かに越え、むしろ国語・算数・理科・社会など、あらゆる科目に通底する総合的な領域ともいえるようになってきました。それぞれの学問領域の最先端では、研究者が世界の「わからない」を探求し、歴史を掘り起こし、過去から未来に向けて新しい発見や発明を積み重ね、私たちの世界の認識をより豊かなものにしています。現代アーティストが私たちの固定観念をクリエイティブに越えていこうとする姿勢もまた、こうした「わからない」の探求に繋がっています。そして、現代美術館はまさにそうした未知の世界に出会い、学ぶ「世界の教室」とも言えるでしょう。/本展は、学校で習う教科を現代アートの入口とし、見たことのない、知らなかった世界に多様な観点から出会う試みです。展覧会のセクションは「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」に分かれていますが、実際それぞれの作品は複数の科目や領域に通じています。また、当館の企画展としては初めて、出展作品の半数以上を森美術館のコレクションが占める一方、本展のための新作も披露され、50組を超えるアーティストによる学びの場、「世界の教室」が創出されます。「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」
1994年にロンドンで設立されたヘザウィック・スタジオは、ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など世界各地で革新的なプロジェクトを手掛ける、現在、世界が最も注目するデザイン集団のひとつです。創設者トーマス・へザウィック(1970年、英国生まれ)は、子どもの頃、職人が作った小さなものに宿る魂に心を躍らせていたといいます。建築という大きな建物や空間にも、その魂を込めることはできるのか。この問いがヘザウィック・スタジオのデザインの原点となりました。すべてのデザインは、自然界のエネルギーや建築物の記憶を取り込みつつ、都市計画のような大規模プロジェクトもヒューマン・スケールが基準となるという信念に基づいています。その根底には、プロダクトや建築物というハードのデザインよりも、人々が集い、対話し、楽しむという空間づくりへの思いがあるのかもしれません。モノやその土地の歴史を学び、多様な素材を研究し、伝統的なものづくりの技術に敬意を払いながら、最新のエンジニアリングを駆使して生み出される空間は、誰も思いつかなかった斬新なアイデアで溢れています。新型コロナウイルスのパンデミックを経て、わたしたちが都市や自然環境との関係性を見直すなかで、ヘザウィック・スタジオのデザインは、来る時代に適う、これまで以上に豊かな示唆を与えてくれることでしょう。/本展は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を天空の大空間で紹介する日本で最初の展覧会です。試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成し、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探ります。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
森美術館での観覧会は4月17日(月)までに、マティス展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
読書会プラス『失われた時を求めて 第一篇』
2023年4月8日
4月8日(土)夜に読書会プラス『失われた時を求めて 第一篇 スワン家の方へ』を
オンラインで実施しましょう(Teams、参加者の費用負担なし)。
【 日にち 】 4月8日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 プルースト『失われた時を求めて 第一篇 スワン家の方へ』(岩波文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
読書会プラスでは、いつもの1回完結の読書会では扱いにくい超長篇などを複数回にわたって読み進めます。
その最初のシリーズとして、一度は読み通しておきたい『失われた時を求めて』をとりあげます。
プルースト『失われた時を求めて』(1913~1927)は全7篇からなり、岩波文庫では全14巻となります。
当面はそのうちの最初の2篇を次の2回で読みましょう。第三篇以降の扱いはこの2回のなかで検討します。
[4月08日(土)夜] 第1回「第一篇 スワン家の方へ」(文庫第1巻・第2巻、約1,000頁)
[8月19日(土)夜(仮)] 第2回「第二篇 花咲く乙女たちのかげに」(文庫第3巻・第4巻、約1,000頁)
今回は4月8日(土)夜の第1回の参加を募集します。読むのは大変でも、参加はお気軽にどうぞ。
これだけの長さをもったこの小説を読み通すことでしか真に理解されないことが確かにあります。
また、小説を読むことの意味をこれだけ思い知らせてくれる作品は他にほとんどないかもしれません。
20世紀最大の長篇小説、フランス文学の最高峰を、この機会にぜひ読み進めてみましょう。
第一篇・第二篇はとくに評価の高い作品であり、全篇通読がベストとはいえ、それぞれ独立した作品
として読むこともできるため、第1回のみの参加や第2回のみの参加も歓迎します。
Arts&Books発行の雑誌「ABYB」の次号の特集「建築/時間」で、このシリーズの成果をかたちにします。
翻訳は、全篇全巻の読了をめざしてみる場合には、完結した新訳の岩波文庫(2009~2019)がオススメ。
詳細な訳注と豊富な図版が読みを手助け。既訳を止揚しつつ、原文に忠実な翻訳であろうとしています。
刊行中の光文社古典新訳文庫の新訳も魅力的ですが、こちらは完結しない可能性が高いのが難点。
◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ3月25日までにお願いします。期日をあえて早めに設定しています。
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