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2024-08 Archive

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第201回読書会「にごりえ」「たけくらべ」

2024年8月24日

第201回読書会8月24日(土)夜に実施し、樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
現代語訳で読んできても、原文(青空文庫にもあり)で読んできても、両方で読んできてもかまいません。

【 日にち 】 8月24日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」(原文は新潮文庫ほか、現代語訳は河出文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ テキストの概要
一葉は、以前「にごりえ」を中心にとりあげましたが、今回は「たけくらべ」「にごりえ」を両方とも。

近代日本初の職業女性作家、樋口一葉は、森鴎外らにその才を激賞されるも、24歳で肺結核で亡くなります。
その短い作家生活(奇跡の14か月)のなかの代表作がこの2作。いずれも短いので、この機会にぜひ。
少年少女を描いた「たけくらべ」(原文約55頁)も遊女を描いた「にごりえ」(原文約40頁)も、
吉原界隈を舞台とした悲哀と情緒に満ちた古典的名作。

現代語訳で読むなら、「にごりえ」は河出文庫の伊藤比呂美訳など、「たけくらべ」は河出文庫の松浦理英子訳や、
河出書房新社の日本文学全集の川上未映子訳など、著名な作家の翻訳あり。河出文庫に併録の他作品の訳者も豪華。
原文で読むなら新潮文庫がおすすめですが、青空文庫、岩波文庫、集英社文庫など、各文庫に入っています。

◆ その次の読書会
その次の第202回読書会は10月13日(日)昼チェーホフ「桜の園」を予定リアル開催。
伝統的な戯曲とは異なる新たな領域を切り開き、演劇革命を起こしたロシアの作家の最後の傑作。
なお、9月14日(土)夜には読書会プラス『失われた時を求めて』第7巻の実施も調整中。

『にごりえ・たけくらべ』の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。

落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第201回はできるだけ8月20日までに、第202回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

樋口一葉『にごりえ・たけくらべ』    樋口一葉(伊藤比呂美訳)『にごりえ』    『池澤夏樹個人編集日本文学全集 たけくらべ/三四郎/青年』

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カテゴリー:読書会

「カルダー」展観覧会

2024年8月4日

8月4日(日)昼「カルダー:そよぐ、感じる、日本」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は麻布台ヒルズ ギャラリー(神谷町、六本木一丁目)。
歓談会場は東京タワーの足下の会議室を予定。麻布台ヒルズから徒歩圏内。

観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が6~7割程度で、集合②や集合③からの参加も多数。

【 日にち 】 8月4日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:15に麻布台ヒルズ ギャラリー(神谷町駅5番出口直通)の入口付近
② 鑑賞後から集合:14:00に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:25に「TKPスター貸会議室 東京タワー通り」の会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:15 集合① → 12:20~ 鑑賞 → 14:00 集合② → 移動 →
14:25 集合③ → 14:30~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入(日時指定あり)
※日時指定は「8月4日(日)10:00~13:00」で購入してください。
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費等の割勘相当)
【 定 員 】 25名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 展覧会の紹介
アメリカのモダンアートを代表するアレクサンダー・カルダー(1898-1976)の東京では約35年ぶりの大回顧展
空間に描かれ、風にそよぐ、動く抽象彫刻モビールなどの代表作を含む、初期~晩年の幅広い作品約100点を紹介。
日本の芸術家や詩人にも大きな影響を与えた彼の、日本の美意識との共鳴もテーマとしています。

カルダー展そのものがイチオシですが、麻布台ヒルズでの初鑑賞、東京タワー下での歓談と、わくわくづくしの回
お知らせが直前となりましたが、少しでも関心のある方はぜひご参加ください。

◆ その次の観覧会
9月とそれ以降の予定については7月中を目処にあらためてお知らせします。

カルダー展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。

アレクサンダー・カルダーによる東京での約35年ぶりとなる個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」を開催します。本展は、アメリカのモダンアートを代表するカルダーの芸術作品における、日本の伝統や美意識との永続的な共鳴をテーマにしています。この展覧会は、ニューヨークのカルダー財団理事長であるアレクサンダー・S.C.ロウワーのキュレーションと、Paceギャラリーの協力のもと、カルダー財団が所蔵する1920年代から1970年代までの作品約100点で構成され、代表作であるモビール、スタビル、スタンディング・モビールから油彩画、ドローイングなど、幅広い作品をご覧いただけます。/カルダー自身は生前日本を訪れたことはありませんでしたが、日本の多くの芸術家や詩人に受け入れられました。それは、今日、彼の作品20点以上が日本国内18箇所の美術館に収蔵されていることからもわかります。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
カルダー展は7月31日までにお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

カルダー展   カルダー展   カルダー展

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カテゴリー:観覧会
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