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2024-02 Archive

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第197回読書会 横光利一の短篇3作

2024年2月25日

第197回読書会2月25日(日)昼に実施し、横光利一の短篇3作を読みましょう。
「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」をとりあげます。
今回はリアル開催となります。

【 日にち 】 2月25日(日)
【 集 合 】 13:15に喫茶室ルノアール新宿区役所横店の会議室(JR新宿駅東口徒歩7分)
【 流 れ 】 13:15に集合 → 13:20に開始 → 15:50頃に終了
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 横光利一「蝿」「春は馬車に乗って」「機械」(合計約60頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ テキストの概要
文学のアヴァンギャルドたろうとした新感覚派の中心的な作家、横光利一(1898~1947)。
『失われた時を求めて』の翻訳を日本で初めて掲載したのも彼や川端康成らが創刊した雑誌でした。

今回は横光のデビュー作「蝿」(約10頁)や、新感覚派を代表する「春は馬車に乗って」(約20頁)、
そして日本文学のモダニズムの頂点「機械」(約30頁)の3作をとりあげましょう。
いずれもごく短い短篇ながら読み応えのある名作。特に「機械」は絶品です。
町工場で機械のように働く人間を、心理主義意識の流れの手法によって描いた異様な作品。

迷ったら岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』がオススメですが(川端が短い解説を
書いてもいます)、青空文庫でも読めますし、どの文庫で読んでもかまいません。
短い作品なので頁を探しあう手間もかからないかと思います。

◆ その次の読書会
その次の第198回読書会4月6日(土)夜にオンライン開催でスウィフト『ガリバー旅行記』を予定。
「冒険のワクワクと、人間批判の鋭さ、その奇跡的な両立」。漱石もオーウェルも絶賛の超古典を全訳で。

岩波文庫『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』の概要は下記(岩波文庫の紹介文より)。

新感覚派の驍将として登場した横光は、つぎつぎと新しい小説形式に挑戦したが、戦争によって不幸にも挫折した。だが現在の文学状況の中で、横光の試みは今もなお課題たりうる多くのものを含んでいる。表題二作のほか「火」「笑われた子」「蝿」「御身」「花園の思想」など初期短篇と「機械」を収める。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第197回はできるだけ2月21日までに、第198回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

横光利一『日輪 春は馬車に乗って 他八篇』    横光利一『旅愁(上)』    宮沢章夫『時間のかかる読書』

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カテゴリー:読書会

「キース・ヘリング展」観覧会

2024年2月4日

2月4日(日)昼「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ)。

観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が6~7割程度で、集合②や集合③からの参加も多数。

【 日にち 】 2月4日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:11:45にミュージアムコーンから入って3階のインフォメーションのフロア入口付近
② 鑑賞後から集合:13:40に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:25に「喫茶室ルノアール四谷店」の会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
※ 歓談会場でサンドイッチ等の軽食を注文することもできます(別料金)。
【 流 れ 】
11:45 集合① → 11:50~ 鑑賞 → 13:40 集合② → 移動 →
14:25 集合③ → 14:30~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前に11:00~のチケットを要購入
※日時指定あり、オンライン購入がオススメ。変更不可のチケットのため、遅刻に要注意。
【歓談費用】 1,500円(=会場費等の割勘相当+珈琲紅茶代含む)
【 定 員 】 30名まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 展覧会の紹介
明るくポップなイメージ社会への強いメッセージで知られるキース・ヘリング(1958-1990)の大回顧展。
エイズによって31歳で亡くなるまでの約10年間に制作された150点が、大型作品を含めて勢ぞろいします。
ウォーホルやバスキアとともに駆け抜けた、80年代ニューヨークのカルチャーシーンさながらの劇的な展示空間
11月の読書会、12月のアートスタディ、1月の読書会と続いた「アメリカ」シリーズの締め括りとしても。

◆ その次の観覧会
3月20日(水・祝)昼「中平卓馬 火-氾濫」(竹橋)を予定。
日本の写真を変えた伝説的写真家の没後初・約20年ぶりの大回顧展。「前衛」写真のもうひとつの極。
中平卓馬展をもっと楽しむために、3月16日(土)夜にアートスタディ「日本写真史」の実施も検討中。

前衛写真展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。

キース・ヘリングとは何者か?/明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・ヘリング。/ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークで地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうち創作活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。/本展は6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を通してヘリングのアートを体感いただく貴重な機会です。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後まで闘い続けたヘリングのアートは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることでしょう。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
ヘリング展は1月31日までに、中平卓馬展は詳細お知らせ後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

キース・ヘリング展   キース・ヘリング展   キース・ヘリング展

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カテゴリー:観覧会
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