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第180回読書会「オイディプス王」「アンティゴネ」
2022年3月27日
第180回読書会を3月27日(日)昼にオンラインで開催し、
ソポクレス「オイディプス王」「アンティゴネ」を読みましょう。
コロナ状況を考慮してオンラインとしますが、ひさしぶりに日曜昼に開催します。
夜の開催では参加しづらかったみなさんもぜひ。
オンライン開催にはZoomを使用します(参加者の費用負担なし)。
【 日にち 】 3月27日(日)
【 時 間 】 14:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 16:00~16:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ソポクレス「オイディプス王」「アンティゴネ」(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 今回のテキストは、ソポクレス(紀元前5世紀)の「オイディプス王」「アンティゴネ」
(各100頁程度の戯曲)。
ソポクレスは、古代ギリシアの三大悲劇詩人のひとりであり、そのなかでもとりわけ後世の
文学・思想に絶大な影響を及ぼした、世界文学史における最重要の作家のひとり。
とりあげる2編の悲劇作品は、彼の代表作であり、テーバイ王家の三部作の第1作と第2作
(第3作はその後のオイディプスを描く「コロノスのオイディプス王」)。
知らずに父を殺し母と交わったオイディプス王の恐るべき運命を描く「オイディプス王」。
彼の残された娘・王女の、気高い愛とプライドと国家への反抗を描く「アンティゴネ」。
どの翻訳で読んできてもかまいませんが、2編とも収録された新潮文庫の福田恆存訳
『オイディプス王・アンティゴネ』が手軽さと格調の高さから本としてオススメです。
新訳では、光文社古典新訳文庫の河合祥一郎訳の『オイディプス王』(2017年刊)、
岩波文庫の中務哲郎訳の『アンティゴネー』(2014年刊)があります。
河合訳は訳として福田訳以上にオススメですので、余力のあるかたは読み比べてみては。
Arts&Booksでは2007年8~9月に「ギリシア悲劇をすべて読む会」全6回を開催し、
古代ギリシアの三大悲劇詩人と喜劇詩人の現存する全作品を読了しました。
今回参加予定のみなさんには、その際に作成したA3一枚のまとめレジュメ「ギリシア悲劇・
喜劇のエッセンス」を、参加連絡時に共有します。必要に応じてご参考にどうぞ。
◆ なお、次の第181回読書会は4月24日(日)昼に村上春樹『1973年のピンボール』を予定。
村上春樹の初期3部作の第2作。初期ならではのノイジーで美しい名作。極力リアル開催予定。
『オイディプス王・アンティゴネ』の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。
知らずに実の父を殺し、生母を妻とし、ついには自ら両眼をえぐり放浪の旅に出る――テバイの王オイディプスの悲惨な運命「オイディプス王」。国禁を犯して反逆者である兄の葬礼を行ったために石牢に幽閉された、オイディプスの娘アンティゴネの愛と誇り「アンティゴネ」。アイスキュロス、エウリピデスとともにギリシャ三大悲劇詩人と称されるソポクレスの代表作2編を収める。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第180回はできるだけ3月23日までに、第181回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「ミロ展」観覧会(オンライン歓談)
2022年3月6日
3月6日(日)昼に「ミロ展 日本を夢みて」観覧会を実施しましょう。
新型コロナの感染拡大がピークアウトしていない現状(2/8時点)をふまえ、
オンラインのみでの開催とします。
各自で事前にBunkamura(渋谷)の同展をみてきて、Zoomで感想などを
交わしましょう(参加者の費用負担はありません)。
展覧会場に出向けない場合には、同展の図録を読んでの参加も可です。
【 日にち 】 3月6日(日)
【 時 間 】 14:40に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 16:00~16:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは4名程度まで)
※ 展覧会はあらかじめ鑑賞してきてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ ピカソと並ぶ現代スペインの巨匠であり、シュルレアリストとしても有名なジュアン・ミロ(1893-1983)。
意外なほど知られていませんが、彼は初期から晩年に至るまで、日本とのあいだに深いつながりがありました。
日本では20年ぶりの本回顧展では、約130点の作品・資料によってこのつながりに光を当てます。
◆ その次の観覧会は、4月10日(日)昼に「メトロポリタン美術館展」(乃木坂)を予定。
ルネサンスからポスト印象派まで。副題「西洋絵画の500年」のとおり、美術史上の巨匠が豪華に勢揃い。
ミロ展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
スペインのバルセロナで生まれた大芸術家、ジュアン・ミロ(1893-1983)。ピカソと並ぶ現代スペインの巨匠として日本でも広くその名は知られていますが、ミロの創作活動の裏側には日本文化への深い造詣があったことは意外なほど知られていません。〔……〕本展では、若き日の日本への憧れを象徴する初期作品から代表作、そして日本で初めて展示されたミロ作品を通し、相思相愛であったこの画家と日本の関係に迫ります。さらに本人のアトリエにあった日本の民芸品や批評家の瀧口修造との交流を示す多彩な資料を通してミロと日本の深いつながりを紐解き、ミロというよく知られた画家を約130点の作品と資料で新たな角度からご紹介します。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
ミロ展は3月2日までに、メトロポリタン美術館展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
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