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第196回読書会『青い眼がほしい』

2024年1月7日

第196回読書会1月7日(日・祝前日)夜に実施し、トニ・モリスン『青い眼がほしい』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。

【 日にち 】 1月7日(日・祝前日)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 トニ・モリスン『青い眼がほしい』(ハヤカワepi文庫ほか、約300頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ テキストの概要
トニ・モリスン
(1931~2019年)は、黒人女性作家として、あるいはアメリカの黒人作家として、
1993年に初めてノーベル文学賞を受賞。その受賞理由は、「幻想的かつ詩的手法を駆使し、黒人社会を
通して見た米国の現実をえぐる素晴らしい業績をあげた」。

今回は彼女の鮮烈なデビュー作『青い眼がほしい』(1970年)をとりあげましょう。
キング牧師らに象徴される公民権運動の時代に、しかし他の黒人作家による「抗議の文学」への違和感
とともに構想された、「他者」をめぐる新しい文学。独特の明るさや力強さが魅力的。
前回とりあげた『グレート・ギャツビー』とゆるやかに対比して読んでみてもおもしろいかも。

◆ その次の読書会
その次の第197回読書会2月25日(日)昼にリアル開催で横光利一「蝿」「機械」他を予定。
プルーストやジョイスと同時代の日本文学の最先端。デビュー作「蝿」~モダニズムの頂点「機械」の短篇3篇を。

『青い眼がほしい』の概要は下記(ハヤカワepi文庫の紹介文より)。

誰よりも青い眼にしてください。と黒人の少女ピコーラは祈った。そうしたら、みんなが私を愛してくれるかもしれないから。白い肌やブロンドの髪の毛、そして青い眼。美や人間の価値は白人の世界にのみ見出され、そこに属さない黒人には存在意義すら認められない。自らの価値に気づかず、無邪気にあこがれを抱くだけのピコーラに悲劇は起きた――白人が定めた価値観を痛烈に問いただす、ノーベル賞作家の鮮烈なデビュー作。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第195回はできるだけ1月3日までに、第196回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

トニ・モリスン『青い眼がほしい』    トニ・モリスン『ソロモンの歌』    トニ・モリスン『ビラヴド』

カテゴリー:読書会

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