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2011-10-16 Archive

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「モーリス・ドニ」展観覧会

2011年10月16日

次回の観覧会は10月16日(日)に実施し、損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)へ、
「モーリス・ドニ―いのちの輝き、子どものいる風景」をみにいきましょう。
常設のゴッホ《ひまわり》や、ゴーギャンの風景画、セザンヌの静物画も必見。

【 日にち 】 10月16日(日)
【 集 合 】 15:25にJR新宿駅の西口改札前
【 流 れ 】 (AS → 移動 →) 集合 → 鑑賞 → 移動 → 歓談 → 解散(19:30~20:00)
【 費 用 】 チケット代(一般800~1,000円/学生600~800円)、飲食代(安めに)
【 定 員 】 20~25名まで(初参加の新人さんは5名前後まで)

モーリス・ドニは、19世紀末~20世紀前半に活躍した(世紀末!)、フランス象徴主義を代表する画家。
ゴーギャンの強い影響を受けたナビ派のメンバーで、装飾性に富んだ平面的な形態、精神性を感じさせる色彩が特徴。
宗教画・神話画でも知られる画家ですが、今回は日常を描いた親密で柔和な絵画・素描などを約100点。

鑑賞後には、新宿の飲食店で、展覧会の感想やその他について歓談しましょう。
気楽に参加できる雰囲気と費用。19:30~20:00に解散予定。

また、観覧会の前には、アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」を実施しましょう。
クリムト、モロー、ラファエル前派、ルドン、ロートレックなど、好きなひとはすごく好きなムーヴメントがついに登場。
観覧会のついでに気軽にどうぞ。観覧会のみの参加ももちろん歓迎。

展覧会の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。

モーリス・ドニ(1870~1943年)は、19世紀末から20世紀前半にかけて活躍した、フランス象徴派を代表する画家です。前衛芸術グループ「ナビ派」の主要メンバーであり、平面や単純な形態を使ったその装飾的なスタイルは、20世紀の絵画運動に少なからぬ影響を与えました。自らも敬虔なカトリック教徒であり、ナビ派の時代には「美しきイコン(聖像)のナビ」と呼ばれたドニは、聖書あるいはギリシャやローマ神話を主題にした作品で知られています。しかしその一方で、日常生活に基づいた「アンチーム(親密)」な作品、特に自分の子どもたちや家族を描いた作品も、ドニの芸術の中で主要な位置をしめているといえます。本展覧会ではドニの作品の中でも「子ども」や「家族」を主題とした作品に注目、国内外の美術館および個人コレクターが所蔵するドニの絵画、素描、写真、その他資料など約100点を展示し、ドニの芸術に迫ります。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2010年9月~)
● 初参加~2回目の方は、喫茶店・飲食店での歓談まで参加するか、アートスタディから参加してください。
  美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~レギュラーの方も、鑑賞のみに参加して歓談の前に抜ける場合、事前に連絡ください。
  事前に人数をおおまかに把握し、必要に応じて歓談のお店を確保するなどします。

モーリス・ドニ展    モーリス・ドニ展    モーリス・ドニ展

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カテゴリー:観覧会

アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」

10月16日(日)の観覧会の前に、「モーリス・ドニ」展をもっと楽しむために、
アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」を実施しましょう。

お昼をとりながらなど、観覧会のついでにお気軽に参加どうぞ。
また、ASのみや観覧会のみの参加や、サブテキスト未読の参加も歓迎

【 日にち 】 10月16日(日)
【 集 合 】 12:40に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場周辺の喫茶店個室
【 費 用 】 喫茶代または昼食代、室料300円前後
【サブテキスト】 高階秀爾『世紀末芸術』(ちくま学芸文庫ほか、実質200ページ)

今回のアートスタディはひさびさにスタンダードな2時間版の2部構成。
前半では、観覧会に関連したサブテキストについて、読んできた参加者の感想を。
後半では、美術史の観覧会に関連した箇所を、担当者が教科書的におさらい。

今回は、サブテキストとして高階秀爾『世紀末芸術』(ちくま学芸文庫ほか)をとりあげましょう。
高階秀爾は日本における西洋美術史の第一人者。Arts&Booksでも著書を何冊か読んできました。
が、この本はこれまでとはちがいます

近代美術史のはじまりから終わりまでが総覧されているのではなく、ひとつの時代について、
思い入れたっぷりに
、しかしポイントは遺漏なく押さえて書かかれています。
表紙のクリムト《成就accomplissement》に似つかわしい、まばゆい魅力をもった名著。

象徴主義、アール・ヌーヴォー、ラファエル前派、幻想美術、デカダンス、あるいは、ドニ、クリムト、モロー、
ロセッティ、ミレイ、ビアズリー、アンソール、クノップフ、ムンク、ルドン。
耽溺や偏愛を誘う作家が妖しく活躍するこの世紀転換期は、もしかすると史上もっとも興味深い時代かも。

高階秀爾の体系的な叙述では世紀末的なものをつかむことなんてできないと感じたら、
澁澤龍彦『世紀末画廊』(河出文庫)もあわせてどうぞ。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・院生・社会人など、どなたでも歓迎します。

世紀末芸術    世紀末画廊    ラファエル前派

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カテゴリー:アートスタディ
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