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アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」
2011年10月16日
10月16日(日)の観覧会の前に、「モーリス・ドニ」展をもっと楽しむために、
アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」を実施しましょう。
お昼をとりながらなど、観覧会のついでにお気軽に参加どうぞ。
また、ASのみや観覧会のみの参加や、サブテキスト未読の参加も歓迎。
【 日にち 】 10月16日(日)
【 集 合 】 12:40に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場周辺の喫茶店個室
【 費 用 】 喫茶代または昼食代、室料300円前後
【サブテキスト】 高階秀爾『世紀末芸術』(ちくま学芸文庫ほか、実質200ページ)
今回のアートスタディはひさびさにスタンダードな2時間版の2部構成。
前半では、観覧会に関連したサブテキストについて、読んできた参加者の感想を。
後半では、美術史の観覧会に関連した箇所を、担当者が教科書的におさらい。
今回は、サブテキストとして高階秀爾『世紀末芸術』(ちくま学芸文庫ほか)をとりあげましょう。
高階秀爾は日本における西洋美術史の第一人者。Arts&Booksでも著書を何冊か読んできました。
が、この本はこれまでとはちがいます。
近代美術史のはじまりから終わりまでが総覧されているのではなく、ひとつの時代について、
思い入れたっぷりに、しかしポイントは遺漏なく押さえて書かかれています。
表紙のクリムト《成就accomplissement》に似つかわしい、まばゆい魅力をもった名著。
象徴主義、アール・ヌーヴォー、ラファエル前派、幻想美術、デカダンス、あるいは、ドニ、クリムト、モロー、
ロセッティ、ミレイ、ビアズリー、アンソール、クノップフ、ムンク、ルドン。
耽溺や偏愛を誘う作家が妖しく活躍するこの世紀転換期は、もしかすると史上もっとも興味深い時代かも。
高階秀爾の体系的な叙述では世紀末的なものをつかむことなんてできないと感じたら、
澁澤龍彦『世紀末画廊』(河出文庫)もあわせてどうぞ。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
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