美術鑑賞と読書会のサークル “Arts&Books” ― 早稲田を中心に活動、学生も社会人も歓迎

Arts&Books 美術鑑賞と読書会のサークル ― 早稲田を中心に活動、学生も社会人も歓迎

2018-07-15 Archive

Home > Archives > 2018-07-15 Archive

第143回読書会『中動態の世界』

2018年7月15日

第143回読書会7月15日(日)に実施し、哲学カフェとのコラボで、
國分功一郎『中動態の世界』を読みましょう。

【 日にち 】 7月15日(日)
【 集 合 】 14:25にマイスペース池袋西武横店の7号室(参加人数により変更の可能性あり)
【 流 れ 】 集合 → 読書会 → 納涼会(18:30~)
【 費 用 】 読書会1,000~1,200円
【 定 員 】 30名程度まで(参加要件あり)
【テキスト】 國分功一郎『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

◆ 今回の読書会は哲学カフェとミックスして実施しましょう。
哲学カフェ寄りの本をとりあげ、要約を配布しつつも、いつもの読書会のスタイルで。

参加要件は、Arts&Booksの活動に1回以上の参加経験があること。
初参加のかたは今回は募集しませんが、次回の読書会にぜひ参加どうぞ
(次回は長めの作品のため、いまから読み進めてもいいかもしれません)。

◆ 今回のテキストは、國分功一郎『中動態の世界』(2017年、約300頁)。

2017年に出版された本のなかでもっとも刺激的な一冊、と思っていたら小林秀雄賞を受賞。
能動態でも受動態でもない、中動態という失われた「態」を求めて、しなやかに哲学します。
「見る/見られる」ではなく「見える」。中動態を知ると、ものの見えかたが変わります。
一見堅そうですが、だれにでも読みやすい文章で、読むことの快楽を小説並みに味わえます。

◆ 読書会のあとには、内部雑誌ABYB03の発行や、ABYB最初の三部作の完結を記念しつつ、
Arts&Books全体の納涼会を実施しましょう。

観覧会のみに参加のかたやABYBに関わっていないかたも、みなさんお気軽に参加どうぞ。
参加要件はArts&Booksの活動に2回以上の参加経験があること(今回の読書会も1回にカウント)。
ひきつづきABYB03を無料配布します。おひさしぶりのかたもぜひ。

納涼会からの参加は、18:30「和乃個室 九州黒太鼓 池袋」(ジュンク堂の隣の隣)へ。
祝前日の池袋駅近ですが、一般3,900円、学生3,400円(コース・飲み放題)。

納涼会の参加連絡は、いったん7月2日(月)までにお願いします。
未定のかたも参加するかもしれなければひとまずご連絡を。キャンセルは7月9日(月)まで可。

◆ その次の第144回読書会は、8月19日(日)トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』を予定。
アメリカ文学の源流にして最高傑作のひとつ。柴田元幸訳を含め、次々に新訳刊行中の話題作。

『中動態の世界』の概要は下記(同書の帯より)。

「誰も気にかけなくなった過去の事件にこだわる刑事のような気持ちで、私は中動態のことを想い続けていた」。/中動態とは何なのか?/その名称からは、まるで能動態と受動態の中間であるかのような印象を受ける。その印象は正しいのか?/また現在、中動態は少なくとも言語の表舞台からは消えてしまったように思われる。本当にそうだとすれば、それはなぜ消滅してしまったのだろうか?/いや、もしかしてそれはまだ姿を変えて残り続けているのだろうか?/それにしてもなぜわれわれは中動態について教わることがないのか?/若き哲学者は、バンヴェニスト、アレントに学び、デリダ、ハイデッガー、ドゥルーズを訪ね直し、細江逸記を発見し、アガンベンに教えられ、そして新たなスピノザと出会う。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第143回はできるだけ7月9日までに、第144回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

中動態の世界暇と退屈の倫理学芸術の中動態

Comments (Close): 0 / Trackbacks: 0
カテゴリー:読書会
Feed
クリア
ページの先頭へ戻る

美術鑑賞と読書会のサークル Arts&Books