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2015-12-13 Archive

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第113回読書会『複製された男』

2015年12月13日

第113回読書会12月13日(日)に実施し、サラマーゴ『複製された男』を読みましょう。

【 日にち 】 12月13日(日)
【 集 合 】 14:40にJR池袋駅東口の地上出口(いけふくろう前の階段を上った先)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 移動 → 歓談(~21:00頃)
【 費 用 】 読書会1,000円程度 + 歓談~3,500円程度
【 定 員 】 30名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
【テキスト】 サラマーゴ『複製された男』(彩流社)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、サラマーゴ『複製された男』(2002年、約290頁)。

ジョゼ・サラマーゴ(1922~2010)は1998年にポルトガル語作家初のノーベル文学賞を受賞。
独特のリズムを持った文体と、想像性やアイロニーに富んだ寓話で、捉えがたい現実を描きます。

今回は2014年に映画化もされた彼の代表作『複製された男』(2002)をとりあげましょう。
オリジナルは彼か私か。孤独な現代人のアイデンティティの危機を描く、ミステリー仕立ての現代文学。

全体向けの活動としては年内最後!

◆ 読書会の後には、池袋の飲食店で夕食をとりながら歓談しましょう。
初参加~2回目の方は、この歓談まで参加をお願いします。

◆ なお、その次の第114回読書会は、1月24日(日)ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』(1966)を予定。
作家と恋人と悪魔の奇想天外なロシア二十世紀文学。文庫約800頁ですが、ドストエフスキー並みにオススメ。

『複製された男』の概要は下記(出版社の紹介文より)。

彼がオリジナルで、自分が複製された男なのか! 孤独な現代人の苦悩とアイデンティティの危機をミステリー仕立てで描いたポルトガルのノーベル賞作家サラマーゴの傑作。アメリカで映画化! 世界23カ国で翻訳! 「本書のストーリーは、通信技術がどんなに発達しても、個人間のコミュニケーションの問題は解決しないということを示しているように思われる。ネット社会といわれる現代において、人々の孤独はむしろ深まっているのである。執拗に繰り返されるテルトゥリアーノ・マッシモ・アフォンソという主人公の古めかしい名前は、人々のつながりが失われ、個人の匿名化が進んだ現代社会で、あたかもその存在を強固に主張しているようだ。」(本書「訳者解説」より)。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
大学生・大学院生・社会人、どなたでもどうぞ。
第113回はできるだけ12月8日までに、第114回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動を記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

白の闇    複製された男    あらゆる名前

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カテゴリー:読書会
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