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2014-07-06 Archive

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第98回読書会『ペール・ゴリオ(ゴリオ爺さん)』

2014年7月6日

第98読書会7月6日(日)に実施し、バルザック『ペール・ゴリオ』を読みましょう。

【 日にち 】 7月6日(日)
【 集 合 】 14:40にJR池袋駅東口の地上出口(いけふくろう前の階段を上った先)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 移動 → 歓談(~21:00頃)
【 費 用 】 読書会1,000円 + 歓談2,000~3,000円程度
【 定 員 】 25名前後まで(初参加の新人さんは7名前後まで)
【テキスト】 バルザック『ペール・ゴリオ(ゴリオ爺さん)』(藤原書店・新潮文庫ほか、400~500頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 初参加の方の参加連絡はお早めに。2週間前に定員に達することもあります。

Arts&Books読書会は2014年度に100回を迎えます。
これを祝して、96~105回は過去にとりあげた作家も含めたスペシャル・セレクションで進めましょう。
サリンジャーからはじまり、カフカ村上春樹ドストエフスキー谷崎潤一郎など、ハズレなし。

◆ 今回のテキストは、バルザック『ペール・ゴリオ(ゴリオ爺さん)』

バルザック(1799~1850)は、近代リアリズム小説の創始者にして完成者。
驚異的な速度と質で、約90篇の作品群「人間喜劇」によってパリの社会と人間を描ききりました。
『ペール・ゴリオ』
(1835)は、その「人間喜劇」の入口にして中核の位置を占める代表作
最初の30~40ページは退屈かもしれませんが、これに耐えればあとは一気に読めます。

新潮文庫『ゴリオ爺さん』でもOKですが、藤原書店『ペール・ゴリオ』がオススメ。
翻訳の鮮度がちがいます(価格もちがいますが)。前者は1972年訳、後者は1999年訳。

◆ 読書会の後には、池袋の飲食店で夕食をとりながら歓談しましょう。
初参加~2回目の方は、この歓談まで参加をお願いします。

◆ なお、次の第99回読書会は、8月10日(日)カフカ『失踪者(アメリカ)』を予定。
新大陸アメリカに追放された青年のカフカ的青春小説。なお、第101回読書会でヴォルフを
扱うため、両方参加の方には、『カッサンドラ』併録の河出の世界文学全集版がオススメ。

『ペール・ゴリオ』の概要は下記(「Book」データベースより)。

パリのヴォケール館に下宿する法学生ラスティニャックは野心家の青年である。下宿にはゴリオ爺さんと呼ばれる元製麺業者とヴォートランと名乗る謎の中年男がいる。伯爵夫人を訪問したラスティニャックは、彼女が、ゴリオの娘だと知らずに大失敗をする。ゴリオは二人の娘を貴族と富豪に嫁がせ、自分はつましく下宿暮らしをしていたのだ。ラスティニャックはゴリオのもう一人の娘に近づき社交界に入り込もうとするが、金がないことに苦しむ。それを見抜いたヴォートランから悪に身を染める以外に出世の道はないと誘惑されるが、ヴォートランが逮捕され、危やうく難を逃れる。娘たちに見捨てられたゴリオの最期を見取った彼は、高台の墓地からパリに向かって「今度はおれとお前の勝負だ」と叫ぶ。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
新入生~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
第98回はなるべく7月1日までに、第99回は詳細掲示後にお願いします。

ペール・ゴリオ    ゴリオ爺さん    バルザックがおもしろい

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カテゴリー:読書会
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