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新歓企画! 第75回読書会『トーニオ・クレーガー』
2012年4月8日
第75回読書会は4月8日(日)に新歓企画として実施し、トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』を読みましょう。
約120頁の「トーニオ・クレーガー(トニオ・クレーゲル)」1作のみ読んでくれば参加できます。
Arts&Booksはいつでも新人歓迎ですが、毎年、4月~5月にはたくさんの新人さんに参加いただいています。
そこで今回は、広くておしゃれなスペースでできるように、渋谷の会場で実施しましょう。
【 日にち 】 4月8日(日)
【 集 合 】 15:10に渋谷の宮益坂下交差点のビックカメラ渋谷東口店前
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 歓談(19:00頃~) → 解散(~20:30頃)
【 費 用 】 読書会1,000円 + 歓談1,000~1,500円
【 定 員 】 30名前後まで(初参加の新人さんは12名前後まで)
【テキスト】 トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』(1903、新潮文庫ほか、約120頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
「美少年への抗いがたい想い――」(新潮文庫の帯より)。
今回は、ゲーテとともにドイツ文学の双璧をなすトーマス・マンの、初期代表作「トーニオ・クレーガー」をとりあげましょう。
マンの作品のなかでもとくに、カフカをはじめ、三島由紀夫、平野啓一郎など、多くの作家に絶大な影響を与えた一作。
詩情に溢れ共感を誘う、切ない青春小説。自伝的な要素のある、芸術家の復活の物語。マン版『若きウェルテルの悩み』。
二元論的な対立項とそのあいだでの揺れ動き、ライトモチーフや対句表現の多様などにより、丹念に構築された傑作。
翻訳は、もうひとつの代表的中編「ヴェニスに死す」を併載した新潮文庫の「トニオ・クレーゲル」でも、
新鮮な訳文がすばらしい河出文庫の「トーニオ・クレーガー」でも、他でも、お好きなものを自由にチョイス。
「ヴェニス~」は、「トーニオ~」と似たモチーフで、美少年に魅惑された初老の芸術家の悲劇を描いた作品。
読書会の後には、同じスペースで、夕食をとりながら歓談しましょう。新人さん向けのサークル紹介も。
観覧会と同様、初参加~2回目の方はこの歓談まで参加をお願いします。
3回目~レギュラーの方も、歓談の前にお帰りの場合には、事前にご連絡ください。
作品の概要は下記。
(河出文庫の裏表紙)僕は人生を愛している。これはいわば告白だ――陽気で生き生きとした普通の人たちに憧れる、孤独で瞑想的な少年だったトーニオは、過去と別れ、芸術家として名を成した。そして十三年ぶりに故郷を訪れる旅に出る……二十世紀文学の巨匠マンの自画像にして、不滅の青春小説。後期の代表的短編「マーリオと魔術師」を同時収録。
(新潮文庫の裏表紙)精神と肉体、芸術と生活の相対立する二つの力の間を彷徨しつつ、そのどちらにも完全に屈服することなく創作活動を続けていた初期のマンの代表作2編。憂鬱で思索型の一面と、優美で感性的な一面をもつ青年を主人公に、孤立ゆえの苦悩とそれに耐えつつ芸術性をたよりに生をささえてゆく姿を描いた『トニオ・クレーゲル』、死に魅惑されて没落する初老の芸術家の悲劇『ヴェニスに死す』。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく4月6日までに。キャンセルは読書会当日までOK。
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