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第71回読書会『野ブタ。をプロデュース』
2011年12月4日
第71回読書会は12月4日(日)に実施し、白岩玄『野ブタ。をプロデュース』をとりあげましょう。
【 日にち 】 12月4日(日)
【 集 合 】 15:45に高田馬場駅BIGBOX前(参加多数の場合は場所変更も)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 閉会(19:30頃) → 夕食(自由参加)
【 費 用 】 1,000円前後(ドリンク代+お部屋代)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
【テキスト】 白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出文庫、約180ページ)など
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
今回は、日本の同時代文学をとりあげる、一年に一度の回(去年は村上春樹『ノルウェイの森』をとりあげました)。
17歳の綿矢りさから14歳の三並夏まで、極端に若い書き手の受賞が話題を集めていた00年代前半の文藝賞作品から、
21歳の専門学校生が書き、70万部のベストセラーとなった、『野ブタ。をプロデュース』(2004)をとりあげましょう。
「辻ちゃんと加護ちゃんが卒業らしい」という書き出しのとおりゆるい作品ではありますが、〈装われた自分〉という
古典的なテーマを、高校生の日常を舞台に、〈キャラを演じる〉という現代的な意匠で描く、まっとうな文学でもあります。
設定や結末が大幅に異なるテレビドラマ版(2005、主演は亀梨和也・山下智久・堀北真希)もいい作品です。
今回の後半の発表パートでは、精読会第10回(TEXT04実践編)を兼ね、ゴフマン『行為と演技』のドラマトゥルギー論を
あえてなぞって作品を読み解きます。精読会の実践編にハズレなし。刺激的で感動的な発表になるのでは。
作品の概要は下記(河出文庫の裏表紙より)。
人間関係を華麗にさばき、みんなの憧れのマリ子を彼女にする桐谷修二は、クラスの人気者。ある日、イジメられっ子の転校生・小谷信太(こたにしんた)が、修二に弟子入りを志願するが……。はたして修二のプロデュースで、信太=野ブタは人気者になれるのか?! TVドラマ化もされた青春小説の決定版・第41回文藝賞受賞作。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく11月末日までに。キャンセルは読書会当日までOK。
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