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第79回読書会『感情教育』

2012年8月19日

第79回読書会8月19日(日)に実施し、フローベール『感情教育』を読みましょう。

【 日にち 】 8月19日(日)
【 集 合 】 15:15に池袋駅東口の地上出口(いけふくろう前の階段を上った先)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 移動 → 歓談(19:30頃~)
【 費 用 】 読書会1,000円 + 歓談2,000~3,000円
【 定 員 】 25名前後まで(初参加の新人さんは7名前後まで)
【テキスト】 フローベール『感情教育』(1869年、上巻400頁・下巻350頁ほど)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

革命前後のパリで生きる夢見がちな青年と、彼をとりまく4人の女性の物語。
個人と社会の感情生活を、写実主義の極みといえる作者不在の精緻な文体で描いた青春小説であるとともに、
多義的な読みに開かれ、構造主義以後の文芸批評に愛された、読まずに死ねない最高の長編小説のひとつ。

フローベールは、19世紀近代小説の臨界にして、20世紀現代小説の開闢の作家。
バルザックとプルーストを中継しつつ、カフカ、ジョイス、クンデラ、ボルヘスなどへ絶大な影響を与えました。

定番の岩波文庫の生島遼一訳でももちろんOKですし、2009年に文庫化された河出文庫の山田ジャク訳でもOK。
山田ジャクは、森鴎外の孫、森茉莉の子であり、蓮実重彦の師である、東大仏文科の名誉教授。
生島訳は初訳1947年・新版1971年、山田訳は1971年の翻訳(新訳ではありません)。

読書会の後には、飲食店へ移動して、夕食をとりながら歓談しましょう。
初参加~2回目の方は、できるだけこの歓談まで参加をお願いします。

なお、次の第80回読書会は、9月23日(日)コッローディ『ピノッキオの冒険』(岩波少年文庫)を予定。
ディズニー映画で有名なピノキオを、イタリア文学として読みましょう。こちらもお楽しみにどうぞ。

作品の概要は下記。

(河出文庫の紹介文より)法律を勉強するため上京した18歳の青年フレデリックは、帰郷の途上、セーヌ河をゆく船の上で美しき人妻に心奪われる。やがてパリ暮らしを再開した彼は、一途に人妻を思いながら、夫の経営する新聞社や社交界に出入りをするようになる……。革命前後のパリで生きる夢見がちな青年と、彼をとりまく4人の女の物語。

(岩波文庫の紹介文より)19世紀も半ば、二月革命に沸く動乱のパリを舞台に多感な一青年の感情生活を描く。小説に描かれた最も美しい女性像の一人といわれるアルヌー夫人への主人公の思慕を縦糸とし、官能的な恋、打算的な恋、様々な人間像と事件を簡潔な筆で絡ませてゆく。ここには、歴史の流れと或る人間の精神の流れが、見事に融合させられている。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく8月15日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

感情教育    感情教育    ボヴァリー夫人

カテゴリー:読書会

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