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2017-05-14 Archive

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第128回読書会『死の棘』

2017年5月14日

第128回読書会5月14日(日)に実施し、島尾敏雄『死の棘』を読みましょう。

【 日にち 】 5月14日(日)
【 集 合 】 14:40に新宿三丁目駅のC8出口地上(JR新宿駅からは南口がやや近い)
【 流 れ 】 集合 → 読書会(最短~18:00、最長~19:30)→ 歓談(自由参加)
【 費 用 】 読書会1,000~1,200円(+歓談1,000~3,000円程度)
【 定 員 】 30名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
【テキスト】 島尾敏雄『死の棘』(新潮文庫ほか、約600頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、島尾敏雄『死の棘』(1977)。

これはたしかにすごい作品です。
夫の浮気が原因で、妻が精神を病み、夫も狂いはじめ、幼い息子や娘も荒んでいく。
ただそれだけの「家庭の事情」を、生々しく極限的に描く、日本文学史上の金字塔的私小説
「絶望的煉獄か究極の夫婦愛か」。トルストイやフローベールにも比肩する不倫小説

600ページと長めですが、ぐいぐい読めます。GWも挟みますし、この機会にぜひ。
妻についての評伝、梯久美子『狂うひと』(2016)も話題の、意外と旬な一冊

◆ 読書会の後には、自由参加で、池袋の飲食店にて夕食をとりながら歓談も。
今回からは初参加~2回目の方も任意でどうぞ。読書会だけの参加も歓迎です。

◆ なお、その次の第129回読書会は、6月18日(日)ヴァージニア・ウルフ『オーランドー』を予定。
16世紀から20世紀までを生き抜く両性具有の貴族詩人オーランドーの奇想天外な恋と冒険。

『死の棘』の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。

思いやりの深かった妻が、夫の〈情事〉のために突然神経に異常を来たした。狂気のとりことなって憑かれたように夫の過去をあばきたてる妻。ひたすら詫び、許しを求める夫。日常の平穏な刻は止まり、現実は砕け散る。狂乱の果てに妻はどこへ行くのか?――ぎりぎりまで追いつめられた夫と妻の姿を生々しく描き、夫婦の絆とは何か、愛とは何かを底の底まで見据えた凄絶な人間記録。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
大学生・大学院生・社会人、どなたでもどうぞ。
第128回はできるだけ5月9日までに、第129回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動を記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

死の棘    狂うひと    海辺の生と死

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カテゴリー:読書会
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