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2012-05-06 Archive

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新歓企画! 第76回読書会『オレンジだけが果物じゃない』

2012年5月6日

第76回読書会5月6日(日)新歓企画として実施し、
ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない』を読みましょう。

Arts&Booksはいつでも新人歓迎ですが、毎年、4~5月にはたくさんの新人さんに参加いただいています。
そこで今回も、前回に引き続き、広くておしゃれなスペースでできるように、渋谷の会場で実施しましょう。

【 日にち 】 5月6日(日)
【 集 合 】 15:00に渋谷の宮益坂下交差点のビックカメラ渋谷東口店前
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 歓談(19:00過ぎ~) → 解散(20:30頃)
【 費 用 】 読書会1,000円 + 歓談1,500円前後
【 定 員 】 30名前後まで(初参加の新人さんは12名前後まで)
【テキスト】 ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない』(1985、白水社Uブックスほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

ウィンターソンの自在な語り口と痛烈なユーモアの際立つ処女作をとりあげましょう。

狂信的なキリスト教徒の母から英才教育を受けて育ったジャネットは、幼くして説教壇に立つようになる。
しかし、とある女性と初めての恋に落ちた彼女には、恐るべき〈受難〉が待っていた……。
浮きまくりのジャネットが、コミカルなエピソードを重ねながら、想像力と物語とともに世界を駆け抜ける。
奇想とアイロニー、そしてガーリッシュに満ちた、現代英国流マジック・リアリズムの傑作。

なにはともあれ、タイトルが素敵すぎです。

読書会の後には、同じスペースで、夕食をとりながら歓談しましょう。新人さん向けのサークル紹介も。
観覧会と同様、初参加~2回目の方はこの歓談まで参加をお願いします。

作品の概要は下記(岸本佐知子「訳者あとがき」より)。

主人公ジャネットは、イギリス北西部の小さな工場町で、ブルーカラーの両親の養女として育てられる。両親、ことに母親は、カルト的なキリスト教の一派の熱狂的な信者で、聖母マリアの処女懐胎の向こうを張って、赤ん坊だったジャネットを孤児院から引き取り、”神の子”に仕立てるべく徹底的な英才教育をほどこす。『黙示録』を教科書がわりに歴史を教え、おとぎ話のかわりに聖人譚を語ってきかせる、といった厳しい鍛錬の甲斐あって、ジャネットは幼くして説教壇に立つようになる。だが教会と聖書しか知らずに育った少女に、世間の風は冷たい。地獄の恐ろしさを迫真の描写力で語って級友たちを震えあがらせ、家庭科の時間に地獄の業火に焼かれる罪人どもを刺繍して先生の眉をひそめさせる彼女は、小学校では完全に浮き上がる。かくして教会と家は、ジャネットにとってますます唯一の拠り所となるが、その蜜月も、彼女が女性と恋に落ちたことで崩壊する。自分の正直な心を殺して安全な壁の内側にとどまるか、それとも心を守りぬいて壁の向こう側の世界に飛び出すか。ぎりぎりの選択を迫られたジャネットは、ついに壁を打ち破る決心をする……。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく5月2日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

オレンジだけが果物じゃない    さくらんぼの性は    灯台守の話

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カテゴリー:読書会
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