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2012-03-11 Archive

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第74回読書会「眠れる美女」

2012年3月11日

第74書会3月11日(日)に実施し、川端康成「眠れる美女」を読みましょう。
「眠れる美女」1作品のみ読んでくればOKです。
集合の時間・場所が変更になりました。おまちがえなく。

4~5月は初参加の学生さんが増えるため、すぐに定員に達することが予想されます。
はじめましての方は2~3月の活動に参加がオススメ。高校生・浪人生も新社会人もぜひ。

【 日にち 】 3月11日(日)
【 集 合 】 15:40にJR池袋駅東口の地上出口(パルコの入口やキオスクのあるところ)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 閉会(19:30頃) → 夕食(自由参加)
【 費 用 】 1,000円(ドリンク代+お部屋代)
【 定 員 】 20~25名まで(初参加の新人さんは7名前後まで)
【テキスト】 川端康成『眠れる美女』(1961、新潮文庫ほか、約120頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

今回はノーベル賞作家・川端康成が描くデカダンス文学の傑作「眠れる美女」をとりあげましょう。
眠る裸の若い女をまなざす老人。執拗綿密な肉体描写、幻想と嫌悪、生と性と死。
「雪国」や「伊豆の踊子」などよりももっと作家の本領が発揮されています。

新潮文庫に収録されている三島由紀夫による解説もすばらしい。
「『眠れる美女』は、形式的完成美を保ちつつ、熟れすぎた果実の腐臭に似た芳香を放つデカダンス文学の
逸品である。デカダン気取りの大正文学など遠く及ばぬ真の頽廃がこの作品には横溢している」。

作品の概要は下記(新潮文庫の裏表紙より)。

波の音高い海辺の宿は、すでに男ではなくなった老人たちのための逸楽の館であった。真紅のビロードのカーテンをめぐらせた一室に、前後不覚に眠らされた裸形の若い女――その傍らで一夜を過す老人の眼は、みずみずしい娘の肉体を透して、訪れつつある死の相を凝視している。熟れすぎた果実の腐臭に似た芳香を放つデカダンス文学の名作『眠れる美女』のほか『片腕』『散りぬるを』。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく3月7日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

眠れる美女    雪国    山の音

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カテゴリー:読書会
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