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第73回読書会『ダブリナーズ』
2012年2月12日
第73読書会は2月12日(日)に実施し、ジョイス『ダブリナーズ』を読みましょう。
短編集ですので、全作品を読み切れなくても、過半数(15編中8編以上)を読み終えられれば参加歓迎。
【 日にち 】 2月12日(日)
【 集 合 】 15:45に高田馬場駅BIGBOX前(参加多数の場合は渋谷~池袋に変更の可能性も)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 閉会(19:30頃) → 夕食(自由参加)
【 費 用 】 1,000円前後(ドリンク代+お部屋代)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
【テキスト】 ジェイムズ・ジョイス『ダブリナーズ』(1914、約400頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
プルーストやカフカと並び20世紀最大の作家とされる、アイルランド出身のモダニスト、ジェイムズ・ジョイス。
彼は、意識の流れ、神話的方法、音楽的技法、パロディ、造語など、言語の可能性を突きつめた作風で知られています。
今回はしかし、その作風が顕著な『ユリシーズ』などの大作ではなく、すんなり楽しく読める『ダブリナーズ』をとりあげましょう。
この作品は、20世紀初頭の停滞と麻痺の街ダブリンを、そこに生きる人々に訪れるエピファニーを通して描いた短編集。
きらきらした短編を味わいたい方も、小説の技法について考えてみたい方も、この機会にぜひジョイスを読んでみましょう。
翻訳は新潮文庫の柳瀬尚紀『ダブリナーズ』(2009年に新訳)がオススメですが、お好みで自由にチョイスしてみてください。
作家の特性上、翻訳によって印象がけっこう変わります。余裕のあるかたは読み比べてみても楽しいかも。
ちくま文庫は『ダブリンの人びと』、岩波文庫は『ダブリンの市民』、新潮文庫旧訳は『ダブリン市民』など、題名もさまざま。
作品の概要は下記(新潮文庫の裏表紙より)。
アイルランドの首都ダブリン、この地に生れた世界的作家ジョイスが、「半身不随もしくは中風」と呼んだ20世紀初頭の都市。その「魂」を、恋心と性欲の芽生える少年、酒びたりの父親、下宿屋のやり手女将など、そこに住まうダブリナーたちを通して描いた15編。最後の大作『フィネガンズ・ウェイク』の訳者が、そこからこの各編を逆照射して日本語にした画期的新訳。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく2月8日までに。キャンセルは読書会当日までOK。
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