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読書会 活動記録

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第169回読書会『ブラームスはお好き』

2021年2月6日

第169回読書会2月6日(土)夜にオンラインで開催し、
サガン『ブラームスはお好き』を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 2月6日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 サガン『ブラームスはお好き』(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、サガン『ブラームスはお好き』(1959年、約170頁)。

おしゃれで切ない、パリの三角関係フランソワーズ・サガン(1935-2004)の24歳の第4作。
四十歳を前にした中産階級の女性のこまやかな心の動きを巧みに描きます。

コロナ以後にふり返ると、そこそこ自由に海外旅行ができたのは、この半世紀ほどのあいだの
特殊な時代だけだったのかもしれません。
本作品に凝縮されたパリ的な世界に浸っていると、そんなことを思ったり思わなかったり。

新潮文庫の表紙は大回顧展が開催されているベルナール・ビュフェ、また、
3月以降のASではブラームスもとりあげるという一連の流れのなかの回。

◆ なお、次の第170回読書会3月6日(土)夜谷崎潤一郎「刺青」「秘密」を予定。
谷崎の最初期の代表的短編を2作(1910・1911年)。フェティシズムと性的倒錯と美のきらめき。

『ブラームスはお好き』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

美貌の夫と安楽な生活を捨て、人生に何かを求めようとした聡明で美しいポール。ディスプレー・デザイナーとして自立し、ロジェという恋人をもつ39歳の彼女に、15歳も年下の美しい金持の息子シモンが夢中になる。彼女を真剣に恋したシモンは、結婚を申し込むが……。孤独から逃れようとして織りなす複雑な男女のもつれを描く、パリの香りに満ちた四番目の長編小説

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第169回はできるだけ2月2日までに、第170回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

サガン『悲しみよ こんにちは』    サガン『ブラームスはお好き』    サガン『愛と同じくらい孤独』

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第168回読書会「イワン・イリイチの死」

2020年12月19日

第168回読書会12月19日(土)夜にオンラインで開催し、
トルストイの中編「イワン・イリイチの死」を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 12月19日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 トルストイ「イワン・イリイチの死」(光文社古典新訳文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、トルストイの中編「イワン・イリイチの死」(1886年、約130頁)。

『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』など、前期の大作で知られるレフ・トルストイ(1828-1910)。
今回は、その後の精神的な危機を乗り越えたあとに書かれた後期の代表作を読んでみましょう。
病によって自らのと向きあう男の心理的葛藤一人称で鋭く描きます。

光文社古典新訳文庫の新訳(2013年刊)がオススメですが、岩波文庫などの他の翻訳でも可。
今回は「イワン・イリイチの死」一作のみをとりあげます(併載作品はとりあげません)。

◆ なお、次の第169回読書会2月6日(土)夜サガン『ブラームスはお好き』を予定。
おしゃれで切ない、パリの三角関係。2月20日のAS「音楽」ではブラームスも聴きます。

「イワン・イリイチの死」の概要は下記(光文社古典新訳文庫の紹介より)。

いまこそ読みたい人間の「死」の秘密。トルストイの後期代表作、待望の新訳。/物語 死、嫉妬、愛…生をめぐる葛藤。19世紀ロシアの一裁判官が、「死」と向かい合う過程で味わう心理的葛藤を鋭く描いた「イワン・イリイチの死」。社会的地位のある地主貴族の主人公が、嫉妬がもとで妻を刺し殺す――。作者の性と愛をめぐる長い葛藤が反映された「クロイツェル・ソナタ」。トルストイの後期中編2作品。/トルストイの文体が持っている「音とリズム」を日本語に移しかえることを意図した新訳。近代小説への懐疑をくぐり抜けた後の、新しい作風を端正な文体で再現する。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第168回はできるだけ12月15日までに、第169回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

トルストイ『戦争と平和』    トルストイ『アンナ・カレーニナ』    トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』

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第167回読書会「白痴」「堕落論」

2020年11月7日

第167回読書会11月7日(土)夜にオンラインで開催し、
坂口安吾の短編「白痴」と評論「堕落論」を読みましょう。

オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 11月7日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 坂口安吾「白痴」「堕落論」(岩波文庫・青空文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、坂口安吾(1906~1955年)の短編「白痴」(1946年、約40頁)と、
同時期の評論「堕落論」(1946年、約15頁)の2作。

終戦翌年に、透徹した眼差しで捉えられた戦中・戦後の日常と非日常と人間。
当初から現在に至るまで、ウイルスそのものよりもそれへの社会的反応が問題となっているような
このコロナの時代を、文学的・哲学的に直視し凝視するのにも、意外とふさわしい2作です。

新潮文庫や岩波文庫では2作が別の本に収録されていますが、ちくま文庫のアンソロジー
『ちくま日本文学 坂口安吾』には両作品が1冊に収録されています。
それぞれごく短い作品ですし、余力があれば「続堕落論」などを含めた他作品もあわせてどうぞ。

◆ なお、次の第168回読書会12月19日(土)夜トルストイ「イワン・イリイチの死」を予定。
大作家の後期の代表的中編。病によって自らの死と直面する男の心理的葛藤を鋭く描きます。

「白痴」「堕落論」の概要は下記(新潮文庫『白痴』の紹介より)。

白痴の女と火炎の中をのがれ、「生きるための、明日の希望がないから」女を捨てていくはりあいもなく、ただ今朝も太陽の光がそそぐだろうかと考える。戦後の混乱と頽廃の世相にさまよう人々の心に強く訴えかけた表題作など、自嘲的なアウトローの生活をくりひろげながら、「堕落論」の主張を作品化し、観念的私小説を創造してデカダン派と称される著者の代表作7編を収める。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第167回はできるだけ11月3日までに、第168回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

坂口安吾『堕落論』    坂口安吾『桜の森の満開の下・白痴』    坂口安吾『不連続殺人事件』

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第166回読書会「黒猫」「アッシャー家の崩壊」

2020年9月26日

第166回読書会9月26日(土)夜にオンラインで開催し、
エドガー・アラン・ポーの短編の「黒猫」「アッシャー家の崩壊」を読みましょう。
オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 9月26日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 エドガー・アラン・ポー「黒猫」「アッシャー家の崩壊」(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、エドガー・アラン・ポー「黒猫」(1843年、約20頁)と
「アッシャー家の崩壊」
(1839年、約35頁)の二編。

怪奇小説の継承者、ミステリSFの創始者であり、アメリカを代表する詩人
エドガー・アラン・ポー(1809~1849)の、闇の力の蠢くゴシック・ホラーの代表短編。

新潮文庫『黒猫・アッシャー家の崩壊』の、巽孝之による2009年の新訳がオススメ
(なぜかAmazonでは紙の本が入手困難ですが、他店ではふつうに入手できます)。
余力があれば同書収録の他作品もどうぞ。

◆ なお、次の第167回読書会11月7日(土)夜坂口安吾「白痴」「堕落論」を予定。
ポストコロナを文学的・哲学的に直視し凝視するのにも、意外とふさわしい短編と批評かもしれません。

『黒猫・アッシャー家の崩壊』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

詩人であり、批評家であり、推理小説の祖であり、SF、ホラー、ゴシック等々と広いジャンルに不滅の作品の数々を残したポー。だがその人生といえば、愛妻を病で失い、酒と麻薬に浸り、文学的評価も受けられず、極貧のまま、40歳で路上で生を終えた――。孤高の作家の昏い魂を写したかのようなゴシック色の強い作品を中心に、代表作中の代表作6編を新訳で収録。生誕200年記念。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第166回はできるだけ9月22日までに、第167回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

エドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』    エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人・黄金虫』    丸谷才一訳『ポー名作集』

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第165回読書会『クマのプーさん』

2020年8月22日

第165回読書会8月22日(土)夜にオンラインで開催し、
A・A・ミルン『クマのプーさん』を読みましょう。
オンライン開催にはZoomを使用する予定です(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 8月22日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長23:00頃までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 A・A・ミルン『クマのプーさん』(岩波少年文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、A・A・ミルン『クマのプーさん』(1926年、約240頁・挿絵多数)。

実写映画に大規模展覧会にと近年話題の『クマのプーさん』を、石井桃子の名訳で。
劇作家・小説家のA・A・ミルンが息子のクリストファー・ロビンのために書いた児童文学
A・H・シェパードの挿絵も、『不思議の国のアリス』のテニエルの挿絵並みにぴったり。
ディズニー化される前のプーさんを、この機会にぜひ。

◆ なお、次の第166回読書会9月26日(土)夜エドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』を予定。
怪奇小説の継承者、ミステリやSFの創始者で詩人のポーの、闇の力のうごめく表題2短編をじっくりと。

『クマのプーさん』の概要は下記(岩波少年文庫の紹介より)。

世界一有名なクマ、プーさんが活躍する楽しいファンタジー。幼い少年クリストファー・ロビンが、美しいイギリスの森を舞台に、プーやコブタ、ウサギ、ロバのイーヨーなど、仲よしの動物たちとゆかいな冒険をくりひろげます。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第165回はできるだけ8月18日までに、第166回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

A・A・ミルン『クマのプーさん』    A・A・ミルン『プー横丁にたった家』    「クマのプーさん展」

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第164回読書会『取り替え子(チェンジリング)』

2020年7月12日

第164回読書会7月12日(日)にオンラインで開催し、
大江健三郎『取り替え子(チェンジリング)』を読みましょう。
オンライン開催にはZoomを使用します(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 7月12日(日)
【 時 間 】 13:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 最長16:00までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 大江健三郎『取り替え子(チェンジリング)』(講談社文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、大江健三郎『取り替え子(チェンジリング)』(2000年、約370頁)。

『取り替え子』は大江健三郎の「後期の仕事(レイト・ワーク)」の代表作であり、大江文学の到達点
大江自身や自殺した義兄・伊丹十三らをモデルに、実人生とフィクションが複雑に絡み合います
題はモーリス・センダックの絵本から発想。死者に替わる者としての、まだ生まれて来ない者への希望

『芽むしり仔撃ち』『万延元年のフットボール』につづき、大江を読書会でとりあげるのは三度目。
前者は、意外にコロナ時代に読むのにふさわしい、感染症と監禁の文学。未読のかたはこの機会に。

◆ なお、次の第165回読書会8月22日(土)ミルン『クマのプーさん』を予定。
ディズニー化される前のプーさんを石井桃子の名訳で。実写映画に大規模展覧会にと近年話題。

『取り替え子(チェンジリング)』の概要は下記(講談社文庫の紹介より)。

国際的な作家古義人の義兄で映画監督の吾良が自殺した。動機に不審を抱き鬱々と暮らす古義人は悲哀から逃れるようにドイツへ発つが、そこで偶然吾良の死の手掛かりを得、徐々に真実が立ち現れる。ヤクザの襲撃、性的遍歴、半世紀前の四国での衝撃的な事件……大きな喪失を新生の希望へと繋ぐ、感動の長篇!

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第164回はできるだけ7月7日までに、第165回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

大江健三郎『芽むしり仔撃ち』    大江健三郎『万延元年のフットボール』    大江健三郎『取り替え子(チェンジリング)』

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第161回読書会『フェルディドゥルケ』(再)

2020年6月14日

新型コロナ対応で延期された第161回読書会6月14日(日)にオンラインで開催し、
ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』を読みましょう。
オンライン開催にはZoomを使用します(参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 6月14日(日)
【 時 間 】 14:00に開始(招待メールを10分前に送付)→ 最長16:30までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは3名程度まで、オンライン開催は定員少なめ)
【テキスト】 ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(平凡社ライブラリーほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(1937年頃、約480頁)。

ヴィトルド・ゴンブローヴィッチは、日本ではあまり知られていませんが、ミラン・クンデラや
島田雅彦が激賞したり、ノーベル文学賞候補になったりした、ポーランド出身の亡命作家。

その代表作である『フェルディドゥルケ』は、奇矯な表現に満ち満ちた20世紀の奇書
とはいえ、名訳のおかげもあってか、とても読みやすくて長さを感じさせません。
この機会にぜひ読んでいただきたい、成熟未熟「つら」「おちり」をめぐる、不服従の文学。

◆ なお、次の第164回読書会7月12日(日)大江健三郎『取り替え子』を予定。
2014年にとりあげた感染症と隔離の『芽むしり仔打ち』につづき、今回は大江の「後期の仕事」の代表作を。

『フェルディドゥルケ』の概要は下記(平凡社ライブラリーの紹介より)。

異端の亡命作家にして現代の最も前衛的な作家ゴンブローヴィッチの主著。成熟と若さという相反するものへの人間の希求を、グロテスクともいえる破格の文体で描く20世紀の奇書。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
第161回(再)はできるだけ6月9日までに、第164回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

ゴンブローヴィチ『バカカイ ゴンブローヴィチ短篇集』    ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』    ボルヘス『エル・アレフ』

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第163回読書会『ペスト』

2020年5月10日

第163回読書会5月10日(日)オンラインで開催し、カミュ『ペスト』を読みましょう
オンライン開催にはZoomを使用します(有償版を使用しますが参加者の費用負担はありません)。

【 日にち 】 5月10日(日)
【 時 間 】 14:30に開始(Zoom初利用者は10~15分前に接続作業)→ 最長17:00までに終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名まで(初参加には参加要件あり)
【テキスト】 カミュ『ペスト』(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んでおいてください。
※ 参加連絡はお早めに。オンライン開催は定員に達した時点で参加募集を終了します

◆ 今回のテキストは、カミュ『ペスト』(1947年、約450頁)。

「それは自宅への流刑であった」「そう、ペストは、抽象と同じく、単調だった」
10ヶ月に及ぶロックダウン下の都市で、悪疫が照らしだす人間の諸相
『異邦人』『カリギュラ』につづき、カミュを読書会でとりあげるのは三度目。

Amazonを含めて品切れ続出のミリオンセラーになってしまいましたが、
2月からお知らせしているとおり、いまこそ読んでおきたいテキストとしてとりあげます。
もはや図書館でも入手困難でしょうけれど、電子書籍や古本ででもこの機会にぜひ。

初参加を希望するかた(先着3名まで)は、1週間前(5月3日)までに、お好きな作品または
最近読んでよかった作品について、300~400字のレビューやコメントを送ってください。
オンライン開催では自己紹介の時間をとらないため、自己紹介代わりに他の参加者へ事前共有します。

◆ 次の読書会6月14日(日)ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』をオンラインで開催予定。
以前、新型コロナの影響で中止となった回を、あらためて実施。作品は大好評のようでした。

『ペスト』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
『ペスト』読書会は5月5日までに、『フェルディドゥルケ』読書会は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

カミュ『異邦人』    カミュ『カリギュラ』    カミュ『ペスト』

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第162回読書会『友情』

2020年4月12日

第162回読書会4月12日(日)に実施し、武者小路実篤『友情』を読みましょう。

※新型コロナ関連の影響が懸念されますが、状況がよほど悪化しないかぎり、
 4月12日(日)の第162回読書会『友情』は実施予定です。
→4月5日追記:オンライン限定開催としました。最新情報はこちらの記事でご確認ください。

【 日にち 】 4月12日(日)
【 集 合 】 13:50にマイスペース池袋西武横店(2階入口の会場案内をご確認ください)
【 流 れ 】 集合 → 読書会(17:30前後まで)→ 解散
【 費 用 】 読書会1,000~1,200円
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 武者小路実篤『友情』(新潮文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、武者小路実篤『友情』(1919年、約150頁)。

武者小路実篤(1885~1976)による、白樺派を代表する青春小説
理想主義的な恋愛と友情を、清冽で高潔な調子、簡潔で明るい文体で描いた、
「最も健全な恋愛文学」。恋愛、結婚、友情、芸術、社会、そして祈り。
新潮文庫版だけでも400万部超えという大ロングセラー。

◆ なお、次の第163回読書会5月10日(日)カミュ『ペスト』を予定。
遮断された都市で悪疫に直面する人々。ペストが照らす人間の諸相。いまこそ読みたい古典。

『友情』の概要は下記(新潮文庫の紹介より)。

二十三歳にしてまだ女を知らない野島は、女を見るとすぐに結婚を連想してしまう。美しい杉子に出会って以来、片思いの熱にうかされる妄想の日々。親友の大宮に抱え切れない熱い想いを打ち明けるが、事態は思わぬ方向に進み始め……。全身全霊で恋焦がれても、親友が応援してくれても相手の気持ちだけはいかんともしがたいのが恋という難物。四百万人が感動した不朽の大失恋小説。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第162回はできるだけ4月7日までに、第163回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

武者小路実篤『友情』    武者小路実篤『愛と死』    武者小路実篤『人生論・愛について』

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第161回読書会『フェルディドゥルケ』

2020年3月1日

第161回読書会3月1日(日)に実施し、
ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』を読みましょう。

※ 新型コロナウイルス感染症への社会的反応を考慮し、3月1日(日)の読書会は中止とします。
 楽しみにしていたみなさん、ごめんなさい。
 また、せっかくの機会ですので、AB-MLでお知らせした読書会の開催スケジュールを変更し、
 4月12日(日)の読書会の次は、5月10日(日)にカミュ『ペスト』読書会を実施しましょう。
 詳しくは追ってお知らせします。

【 日にち 】 3月1日(日)
【 集 合 】 13:50にマイスペース池袋西武横店(2階入口の会場案内をご確認ください)
【 流 れ 】 集合 → 読書会(最長17:30まで)→ 歓談(自由参加)→ 解散(18:30~19:00前後)
【 費 用 】 読書会1,000~1,200円
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(平凡社ライブラリーほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 今回のテキストは、ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』(1937年頃、約480頁)。

ヴィトルド・ゴンブローヴィッチは、日本ではあまり知られていませんが、ミラン・クンデラや
島田雅彦が激賞したり、ノーベル文学賞候補になったりした、ポーランド出身の亡命作家。

その代表作である『フェルディドゥルケ』は、奇矯な表現に満ち満ちた20世紀の奇書
とはいえ、名訳のおかげもあってか、とても読みやすくて長さを感じさせません。
この機会にぜひ読んでいただきたい、成熟未熟「つら」「おちり」をめぐる、不服従の文学。

◆ なお、次の第162回読書会4月12日(日)エドガー・アラン・ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊』を予定。
怪奇小説の継承者、ミステリやSFの創始者で詩人のポーの、闇の力のうごめく表題2短編をじっくりと。

『フェルディドゥルケ』の概要は下記(平凡社ライブラリーの紹介より)。

異端の亡命作家にして現代の最も前衛的な作家ゴンブローヴィッチの主著。成熟と若さという相反するものへの人間の希求を、グロテスクともいえる破格の文体で描く20世紀の奇書。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第161回はできるだけ2月25日までに、第162回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

ゴンブローヴィチ『バカカイ ゴンブローヴィチ短篇集』    ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』    ボルヘス『エル・アレフ』

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