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第99回読書会『失踪者(アメリカ)』

2014年8月10日

第99読書会8月10日(日)に実施し、カフカ『失踪者(アメリカ)』を読みましょう。

【 日にち 】 8月10日(日)
【 集 合 】 14:40にJR池袋駅東口の地上出口(いけふくろう前の階段を上った先)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 移動 → 歓談(~21:00頃)
【 費 用 】 読書会1,000円 + 歓談3,000円程度
【 定 員 】 25名前後まで(初参加の新人さんは5名前後まで)
【テキスト】 カフカ『失踪者(アメリカ)』(世界文学全集・白水uブックスほか、約300頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 初参加の方の参加連絡はお早めに。2週間前に定員に達することもあります。

Arts&Books読書会は2014年度中に100回を迎えます。
これを祝して、96~105回は過去にとりあげた作家も含めたスペシャル・セレクションで進めましょう。
サリンジャーからはじまり、カフカ村上春樹ドストエフスキー谷崎潤一郎など、ハズレなし。

◆ 今回のテキストは、カフカ『失踪者(アメリカ)』(1927、チェコ)。

『失踪者』は、『審判』『城』とともに「孤独の三部作」をなす、カフカ(1883~1924)の代表作。
新大陸アメリカに追放された青年を主人公に、カフカらしい悪夢的な現実感で描かれる青春小説。
バルザックが描いたのはパリであったけれど、カフカが描くのはアメリカどころではない。

買うなら河出書房新社の世界文学全集版がオススメ。翻訳は白水uブックス版と同じですが、
第101回読書会でとりあげる、現代ドイツの女性作家クリスタ・ヴォルフの『カッサンドラ』を併録。

◆ 読書会の後には、池袋の飲食店で夕食をとりながら歓談しましょう。
初参加~2回目の方は、この歓談まで参加をお願いします。

◆ なお、次の第100回は、9月14日(日)村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
『ノルウェイの森』と並ぶ初期の代表作にして、後期の作品群の原型ともいえる傑作。

『失踪者(アメリカ)』の概要は下記(出版社サイトより)。

『審判』『城』とともに「孤独の三部作」と呼ばれる連作の第1巻。カフカの友人であるマックス・ブロートが編纂した従来の全集では『アメリカ』という表題で知られていた作品だが、カフカの手稿そのものをテキストとした本コレクションでは、カフカ自身の命名によるタイトルに戻されている。主人公カール・ロスマンは、これまでは16歳だったが、新テキストでは17歳。カフカは主人公を少年としてではなく、青年として考えていた。事実ロスマンは年上の女中に誘惑されたあげく、両親によってアメリカの伯父のもとに送られている。17歳は大人の世界に踏みこんだ最初の年齢。そんな「ちいさな大人」が、アメリカの地を放浪したあげくに、大陸の一点で失踪する。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
新入生~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。
第99回はなるべく8月5日までに、第100回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2014年6月版)
● 初参加~2回目の方のキャンセルは原則として1週間前までにお願いします。
それ以降のキャンセルについては、キャンセル料1,000円(銀行振込等)をいただきます。
参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動を記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

失踪者(アメリカ)    失踪者/カッサンドラ    変身/掟の前で

カテゴリー:読書会

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