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新歓企画! 第64回読書会『うたかたの日々』

2011年4月10日

第64回読書会4月10日(日)に実施し、ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』をとりあげましょう。
一応の締切は過ぎましたが、まだ席に若干余裕あり、追加の参加も募集中(4月6日現在)。

この読書会は新歓企画として実施します。
4月から大学生や社会人の方も、そのほかの初参加の方も、どなたでも気軽に参加どうぞ。

【 日にち 】 4月10日(日)
【 集 合 】 16:00にJR池袋駅東口の地上出口付近
【 場 所 】 ルノアール池袋西武横店
【 費 用 】 フリードリンク450円+室料400円前後 → 合計1,000円に変更(負担増ですみません)
【 定 員 】 30名程度まで(初参加の新人さんは半分程度まで)
【テキスト】 ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』(ハヤカワepi文庫)『日々の泡』(新潮文庫)
  ※ テキストはあらかじめ読んできてください。

ボリス・ヴィアンは、ジャズ・トランペット奏者、作詞・作曲家としても活躍した、フランスの作家。
『うたかたの日々』(1946)は、39歳の若さで亡くなった彼が、26歳のときに書いた代表作。

不思議でナンセンスな物ものが織りなす独特の世界を舞台に描かれた、みずみずしく透明感にあふれる恋愛悲劇
実験的でありながら情感豊か、ノイジーで仮装的でありながら純粋で儚い、ほかに類のない作品
フランスの読書家が選んだ「20世紀の名作ベスト50」では、全世界文学中なんと第10位(「考える人」2008年春号)。
「もっとも悲痛な恋愛小説」と絶賛したレーモン・クノーをはじめ、コクトー、サルトル、ボーヴォワールらも愛読。

テキストは、新潮文庫でもハヤカワepi文庫でも、どちらでもOKです。
新潮文庫版(1970年に翻訳)は、単語はちょっと古いけれど日本語としてきれいな文章。
解説が小川洋子のハヤカワ版(1976年に翻訳)は、直訳調だけれど訳語と会話は現代的。
ちなみに、『リバーズ・エッジ』や『ヘルター・スケルター』の岡崎京子がマンガ化しています。
もし読み通せなさそうな場合には、マンガ版を読んでの参加もご相談どうぞ。

ちょっと甘さを強調しすぎですが、作品の概要は下記(各文庫の裏表紙より)。

(新潮文庫)愛を語り、友情を交わし、人生の夢を追う、三組の恋人たち――純情無垢のコランと彼の繊細な恋人のクロエ。愛するシックを魅了し狂わせる思想家の殺害をもくろむ情熱の女アリーズ。料理のアーティストのニコラと彼のキュートな恋人のイジス。人生の不条理への怒り自由奔放な幻想を結晶させた永遠の青春小説。「20世紀の恋愛小説中もっとも悲痛な小説」と評される最高傑作。

(ハヤカワepi文庫)小さなバラ色の雲が空から降りて来て、シナモン・シュガーの香りで二人を包みこむ……。夢多き青年コランと、美しくも繊細な少女クロエに与えられた幸福。だがそれも束の間だった。結婚したばかりのクロエは、肺の中で睡蓮が生長する奇病に取り憑かれていたのだ――パリの片隅ではかない青春の日々を送る若者たちの姿を優しさと諧謔に満ちた笑いで描く、「現代でもっとも悲痛な恋愛小説」。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく4月5日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

うたかたの日々    日々の泡

カテゴリー:読書会

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