美術鑑賞と読書会のサークル “Arts&Books” ― 早稲田を中心に活動、学生も社会人も歓迎

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「モーリス・ドニ」展観覧会

2011年10月16日

次回の観覧会は10月16日(日)に実施し、損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)へ、
「モーリス・ドニ―いのちの輝き、子どものいる風景」をみにいきましょう。
常設のゴッホ《ひまわり》や、ゴーギャンの風景画、セザンヌの静物画も必見。

【 日にち 】 10月16日(日)
【 集 合 】 15:25にJR新宿駅の西口改札前
【 流 れ 】 (AS → 移動 →) 集合 → 鑑賞 → 移動 → 歓談 → 解散(19:30~20:00)
【 費 用 】 チケット代(一般800~1,000円/学生600~800円)、飲食代(安めに)
【 定 員 】 20~25名まで(初参加の新人さんは5名前後まで)

モーリス・ドニは、19世紀末~20世紀前半に活躍した(世紀末!)、フランス象徴主義を代表する画家。
ゴーギャンの強い影響を受けたナビ派のメンバーで、装飾性に富んだ平面的な形態、精神性を感じさせる色彩が特徴。
宗教画・神話画でも知られる画家ですが、今回は日常を描いた親密で柔和な絵画・素描などを約100点。

鑑賞後には、新宿の飲食店で、展覧会の感想やその他について歓談しましょう。
気楽に参加できる雰囲気と費用。19:30~20:00に解散予定。

また、観覧会の前には、アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」を実施しましょう。
クリムト、モロー、ラファエル前派、ルドン、ロートレックなど、好きなひとはすごく好きなムーヴメントがついに登場。
観覧会のついでに気軽にどうぞ。観覧会のみの参加ももちろん歓迎。

展覧会の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。

モーリス・ドニ(1870~1943年)は、19世紀末から20世紀前半にかけて活躍した、フランス象徴派を代表する画家です。前衛芸術グループ「ナビ派」の主要メンバーであり、平面や単純な形態を使ったその装飾的なスタイルは、20世紀の絵画運動に少なからぬ影響を与えました。自らも敬虔なカトリック教徒であり、ナビ派の時代には「美しきイコン(聖像)のナビ」と呼ばれたドニは、聖書あるいはギリシャやローマ神話を主題にした作品で知られています。しかしその一方で、日常生活に基づいた「アンチーム(親密)」な作品、特に自分の子どもたちや家族を描いた作品も、ドニの芸術の中で主要な位置をしめているといえます。本展覧会ではドニの作品の中でも「子ども」や「家族」を主題とした作品に注目、国内外の美術館および個人コレクターが所蔵するドニの絵画、素描、写真、その他資料など約100点を展示し、ドニの芸術に迫ります。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2010年9月~)
● 初参加~2回目の方は、喫茶店・飲食店での歓談まで参加するか、アートスタディから参加してください。
  美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~レギュラーの方も、鑑賞のみに参加して歓談の前に抜ける場合、事前に連絡ください。
  事前に人数をおおまかに把握し、必要に応じて歓談のお店を確保するなどします。

モーリス・ドニ展    モーリス・ドニ展    モーリス・ドニ展

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カテゴリー:観覧会

アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」

10月16日(日)の観覧会の前に、「モーリス・ドニ」展をもっと楽しむために、
アートスタディ「象徴主義&世紀末美術」を実施しましょう。

お昼をとりながらなど、観覧会のついでにお気軽に参加どうぞ。
また、ASのみや観覧会のみの参加や、サブテキスト未読の参加も歓迎

【 日にち 】 10月16日(日)
【 集 合 】 12:40に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場周辺の喫茶店個室
【 費 用 】 喫茶代または昼食代、室料300円前後
【サブテキスト】 高階秀爾『世紀末芸術』(ちくま学芸文庫ほか、実質200ページ)

今回のアートスタディはひさびさにスタンダードな2時間版の2部構成。
前半では、観覧会に関連したサブテキストについて、読んできた参加者の感想を。
後半では、美術史の観覧会に関連した箇所を、担当者が教科書的におさらい。

今回は、サブテキストとして高階秀爾『世紀末芸術』(ちくま学芸文庫ほか)をとりあげましょう。
高階秀爾は日本における西洋美術史の第一人者。Arts&Booksでも著書を何冊か読んできました。
が、この本はこれまでとはちがいます

近代美術史のはじまりから終わりまでが総覧されているのではなく、ひとつの時代について、
思い入れたっぷりに
、しかしポイントは遺漏なく押さえて書かかれています。
表紙のクリムト《成就accomplissement》に似つかわしい、まばゆい魅力をもった名著。

象徴主義、アール・ヌーヴォー、ラファエル前派、幻想美術、デカダンス、あるいは、ドニ、クリムト、モロー、
ロセッティ、ミレイ、ビアズリー、アンソール、クノップフ、ムンク、ルドン。
耽溺や偏愛を誘う作家が妖しく活躍するこの世紀転換期は、もしかすると史上もっとも興味深い時代かも。

高階秀爾の体系的な叙述では世紀末的なものをつかむことなんてできないと感じたら、
澁澤龍彦『世紀末画廊』(河出文庫)もあわせてどうぞ。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・院生・社会人など、どなたでも歓迎します。

世紀末芸術    世紀末画廊    ラファエル前派

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カテゴリー:アートスタディ

第69回読書会『不在の騎士』

2011年10月2日

第69回読書会10月2日(日)に実施し、カルヴィーノ『不在の騎士』をとりあげましょう。

【 日にち 】 10月2日(日)
【 集 合 】 15:45に高田馬場駅BIGOBX前(参加多数の場合は渋谷に変更も)
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 閉会(19:30頃) → 夕食(自由参加)
【 費 用 】 1,000円前後(ドリンク代+お部屋代)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
【テキスト】 イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』(河出文庫、約210ページ)など
  ※ テキストはあらかじめ読んできてください。

英米独仏以外の文学世界も旅する世界文学旅行の第3弾はイタリア
イタリア現代文学の巨匠イタロ・カルヴィーノ(1923~1985)の初期代表作を読みましょう。

『不在の騎士』(1959)は、甲冑のなかは空っぽの「不在の騎士」と、彼をとりまく騎士たちのファンタスティックな冒険譚。
アーサー王伝説はもちろん、ラブレーや『ドン・キホーテ』も踏まえつつ、現代を風刺するパロディ(ときどきメタフィクション)。
不在の存在の確かさと存在の不確かさに動揺させられ、混沌のなかで純粋を求めるガーリッシュな衝動にときめきます。

作品の概要は下記(河出文庫の紹介文より)。

中世騎士道の時代、シャルルマーニュ麾下のフランス軍勇将のなかに、かなり風変わりな騎士がいた。その真っ白い甲冑のなかは、空洞、誰も入っていない空っぽ……。『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』とともに、空想的な〈歴史〉三部作の一作品である奇想天外な小説。現代への寓意的な批判を込めながら、破天荒な想像力と冒険的な筋立てが愉しい傑作。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく9月27日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

不在の騎士

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カテゴリー:読書会

Arts&Books瀬戸内合宿2011

2011年9月17日

メーリングリストでお知らせしているとおり、9月17日(土)~19日(月・祝)にArts&Books瀬戸内合宿2011を実施しましょう。

2010年度の瀬戸内国際芸術祭への参加をふまえ、2011年度はその中心地であった直島を楽しみ尽くします。
参加者はたぶん14名。2棟のコテージを貸し切って2泊3日(ひとによっては前泊や後泊も)。
瀬戸内・四国や合宿に関連したりしなかったりするプチ自由研究を、参加者全員が発表・披露するなど新しい試みも。

合宿後、ここに報告を掲載します。お楽しみにどうぞ。

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カテゴリー:観覧会

「古代ギリシャ展」観覧会

2011年9月4日

次回の観覧会は9月4日(日)に実施し、国立西洋美術館(上野)へ、
「大英博物館 古代ギリシャ展―THE BODY 究極の身体、完全なる美」をみにいきましょう。

【 日にち 】 9月4日(日)
【 集 合 】 15:00に上野駅公園口の改札横キオスク前
【 流 れ 】 (AS → 移動 →) 集合 → 鑑賞 → 移動 → 歓談 → 解散(~19:30前後)
【 費 用 】 チケット代(一般1,100~1,500円/学生800~1,200円)、飲食代(安めに)
【 定 員 】 20~25名まで(初参加の新人さんは5名前後まで)

大英博物館が世界に誇るギリシャ・ローマコレクションから厳選された、彫像、レリーフ、壺絵など約135点を紹介。
古代ギリシャ人にとって「人間の身体こそが美の極致」。展示作品のほぼすべてが人間の身体を表現しています。
展示の構成も「ギリシャ神話の世界」「理想の男女の身体」「オリンピックの原点」「生と死、愛と欲望」と魅力的。

鑑賞後には、上野の飲食店で、展覧会の感想やその他について歓談しましょう。
気楽に参加できる雰囲気と費用。19:30前後に終了予定。

また、観覧会の前には、アートスタディ「ギリシア美術」を実施しましょう。
古代ギリシャ展をもっと楽しむための仕掛けをご用意。
観覧会のついでに気軽にどうぞ。観覧会のみの参加ももちろん歓迎。

展覧会の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。

人体表現は西洋美術の中心的なテーマのひとつです。西洋美術史において、このテーマにはじめて徹底的かつ真摯に取り組んだのは古代ギリシャ人でした。ギリシャ人は神も人間と同じ姿であるとみなしていました。その神や人間を「身体」という現実の形で表すことは、ギリシャ人が人間について考え、神について考えるときに欠かすことのできない手段だったのです。同時に、身体を絵画や彫刻によって形作りながら、ギリシャ人は来る日も来る日も美の原理を―美しい表現とは何であるのか、そしてどのようにして実現できるのかを―追い求めました。/本展では、大英博物館の貴重なコレクションを通して、ギリシャ人が作り上げた身体美の世界をさまざまな観点から紹介します。アスリートの鍛え抜かれた肉体や女神の官能的な裸体から、老いや醜さを表した赤裸々な姿まで、時空を越えて今もなお輝き続ける古代ギリシャの美を存分にお楽しみください。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2010年9月~)
● 初参加~2回目の方は、喫茶店・飲食店での歓談まで参加するか、アートスタディから参加してください。
  美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~レギュラーの方も、鑑賞のみに参加して歓談の前に抜ける場合、事前に連絡ください。
  事前に人数をおおまかに把握し、必要に応じて歓談のお店を確保するなどします。

古代ギリシャ展    古代ギリシャ展    古代ギリシャ展

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カテゴリー:観覧会

アートスタディ「ギリシア美術」

9月4日(日)の観覧会の前に、「古代ギリシャ展」をもっと楽しむために、アートスタディ「ギリシア美術」を実施しましょう。
お昼をとりながらなど、観覧会のついでにお気軽に参加どうぞ。
ASのみや観覧会のみの参加も歓迎、サブテキスト未読の参加も歓迎

【 日にち 】 9月4日(日)
【 集 合 】 11:00に上野駅浅草口の改札前
【 場 所 】 上野駅周辺のレンタルスペース
【 費 用 】 室料500円前後(お昼や飲みものは移動時に各自で購入)
【サブテキスト】 プラトン『饗宴』(岩波文庫ほか、約120ページ)

夏といえば、古代ギリシア!?
アートスタディは今回も新しい試みとともに拡大版で実施しましょう。

前半では、まず、自己紹介ついでに、ギリシア美術についてみなさんのイメージをお聞きします。
それから、ギリシア美術について、30分ほどで教科書的なおさらいをしましょう。

後半では、まず、サブテキストを読んできた方々の感想をお聞きします。
それから、サブテキストを読み解く、30分ほどのレジュメ発表をお聞きください。

今回のサブテキストは、岩波文庫などに収められているプラトン『饗宴』
プラトンや岩波文庫と聞き、「饗宴」という難しい漢語を見ると、堅苦しいイメージをもつかもしれません。
しかし、この本はほんとうは、『饗宴』ではなく『飲み会で恋バナ』とでも訳すべき原題と内容をもった、愉快な戯曲なのです。

もちろん、「飲み会」も「恋バナ」も古代ギリシア風
例えば、「飲み会」の席ではみんなが寝そべって飲み食いするとか、「恋」「恋バナ」といったらボーイズラブ
(少年愛や同性愛)が最高級というのが常識になっているとか、現代日本の文化や感覚とのちがいに驚きの連続です。

古代ギリシア人が、なぜ人間の身体にこだわり、あんなにも美しい彫像をつくれたのか、その謎も解けるかも。
古代ギリシャ展をもっと楽しむために読んでおくのに、密かに最適な一冊

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・院生・社会人など、どなたでも歓迎します。

饗宴    饗宴

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カテゴリー:アートスタディ

第68回読書会 中原中也

2011年8月21日

第68回読書会8月21日(日)に実施し、中原中也の2冊の詩集「山羊の歌」「在りし日の歌」をとりあげましょう。
参加者多数につき、集合・会場が高田馬場から渋谷へ変更になりました。おまちがえなくどうぞ。

【 日にち 】 8月21日(日)
【 集 合 】 16:00にカフェ・ミヤマ渋谷東口駅前店の5号室(15:50に開室)
  ※ 詩の朗読などもあるため、もし遅刻でも16:15までには入室を。それ以降は休憩時間まで入室不可。

【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 閉会(19:45頃) → 夕食(自由参加)
【 費 用 】 1,000円前後(ドリンク代+お部屋代)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
【テキスト】 中原中也『中原中也詩集』(岩波文庫)など
  ※ テキストはあらかじめ読んできてください。

早熟にして短命、頽廃と純真、過激さと哀しみ。できすぎなほどに詩人らしい生涯。
ヴェルレーヌからの感化、小林秀雄らによる称賛。
生前に発表した1冊と死後に出版された1冊だけで詩の歴史に与えた絶大な影響。

今回は、これらと同じことばで飾られるA・ランボーではなく、中原中也(1854~1891)を読みましょう
(この機会に、中也とランボーを併読してみても楽しそうですね)。

2冊の詩集はどちらも、例えば岩波文庫『中原中也詩集』に収録されています。
2つとも読んでくるのがベストですが(合わせても250ページ前後)、1つのみでも参加歓迎です。
また、岩波文庫以外の文庫などで読んできてももちろんOK。

読書会でをあつかうのは、これがはじめて。
クレーの絵と谷川俊太郎の詩をとりあげた前回のASも参考に、新しい進めかたを試みましょう。
まずは、中也の詩のなかで気になった作品を挙げていただき、ときどき朗読をはさみながら感想を。
それから、詩についてのレジュメ発表というちょっとした難題に、発表者が挑戦します。

作品の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。

愛する者よ、無垢なる日々よ――。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく8月16日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

中原中也詩集    中原中也詩集    中原中也全詩集

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カテゴリー:読書会

精読会第08回 TEXT04 基礎編

2011年8月14日

精読会第08回は、8月14日(日)に実施しましょう。
今回はTEXT04基礎編ゴフマン『行為と演技』をとりあげましょう。

【 日にち 】 8月14日(日)
【 集 合 】 16:15に高田馬場駅BIGBOX前
【 場 所 】 高田馬場周辺の喫茶店個室
【テキスト】 ゴッフマン『行為と演技』(誠信書房、入手困難)

E・ゴフマン『行為と演技―日常生活における自己呈示』(1959)は、対面状況における行為に含まれる「演技」を徹底的に具体的に記述し分析した、ミクロ社会学のバイブル的な名著。
日常生活を舞台上の出来事として捉える「ドラマトゥルギー」の視点は、親しみやすいにもかかわらず、自己と他者とその関係に大きな気づきをもたらします。

今回の基礎編では、この議論を適度に抽象化して整理し、いくつかの命題に要約することで、「使える」かたちにまとめます。
そして、次回の実践編では、実際にゴフマンの演劇理論的な考えかたをあえてなぞって文芸作品を読み解いてみましょう(「まなざし」の問題と絡めながら、安部公房をもう一度読むのも楽しそう)。

『行為と演技』は品切れ・重版未定で、古本屋では1万円以上の値段がつくほど入手困難です。
図書館で借りられる方には借りていただき、それが難しい方にはこちらで準備しますのでお気軽にご相談ください。

なお、第05回に、精読会とはなにかを、下記のとおりシンプルにまとめました。

● 精読会では、基礎編1~2回で人文書を読み、その考え方や手つきを使って、実践編1回で文芸作品を読み解く。
● 読書会では文芸作品をもちろん自由に読んでOKだけれど、精読会では人文書をあえてなぞって読んでみる。
● そうすることで、これまでにできなかった読み方ができるようになり、文芸作品をもっと楽しく読めるようになるはず。

実際に、TEXT01の実践編でもTEXT02の実践編でも、とりあげた文芸作品が奇跡のように楽しく読めてしまいました。

また、テキストの概要は下記のとおり(『命題コレクション社会学』「自己呈示のドラマツルギー」(E・ゴフマン)より)。

「社会的状況のもとでの行為は演技の要素を含む。行為者は同時に演技者(パフォーマー)であり、観客(オーディエンス)を意識した「印象の演出家」である」。E・ゴフマン(Erving Goffman)『日常生活における自己呈示』(1959年刊、邦題は『行為と演技』)は、日常のさまざまな場面において行われる演技の諸相を明らかにした著作である。この著作におけるゴフマンの主張を命題のかたちで示せば、上に掲げたもののようになるだろう。もちろんゴフマンはこのような抽象的な命題を正面から論じてはいない。彼の行ったことは、個々の場面における演技についての徹底的に具体的な記述である。男子学生の前で女子学生はどのように自分を演出するかとか、ホテルの従業員が客のいるところといないところでいかに態度を変えるか、といったことがそこでは語られている。だがそうした具体的な記述の集積は全体として、行為一般あるいは行為者一般についてのメッセージを読む側に伝えてくる。この著作から上のようなかたちで抽象的な命題をとり出すこともその意味で、あながち不当とはいえないだろう。

初参加のかたもお気軽にどうぞ。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでもどうぞ。

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カテゴリー:精読会

「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」観覧会&花火の会2011

2011年7月31日

次回の観覧会は7月31日(日)に実施し、国立新美術館(乃木坂)へ、
「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展―印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」をみにいきましょう。

【 日にち 】 7月31日(日)
【 集 合 】 14:40に国立新美術館の建物正面入口内
【 流 れ 】 集合 → 鑑賞 → 歓談 → 解散(~19:00) or 移動 → 花火の会 → 解散(21:30前後)
【 費 用 】 チケット代(一般1,300~1,500円/学生1,000~1,200円)、夕食代(安めに)
【 定 員 】 20~25名まで(初参加の新人さんは5名前後まで)

アメリカの首都最大の美術館の改修に伴い、同館所蔵の写実主義・印象派・ポスト印象派の名作が勢揃い。
バルビゾン派、クールベ、マネ、ピサロ、ドガ、モネ、ルノワール、カサット、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、スーラ、など。
描かれているのも、マネでは都市の風景、モネでは日傘の女性、ルノワールでは少女、ゴッホでは自画像など、
それぞれの画家のエッセンスが凝縮されたものばかり。まさに、「これを見ずには、印象派は語れない」。

鑑賞後には、乃木坂~六本木の飲食店で、展覧会の感想やその他について歓談しましょう。
飲み会風にではなく、お食事会風に安めに軽めに。19:00までに終了予定。

また、観覧会の後には、時間のあるメンバーで、花火の会2011を実施しましょう。
早大近くの戸山公園にて。観覧会のみの参加や、花火の会のみの参加ももちろん歓迎。
花火の会から参加なら、19:45に東京メトロ早稲田駅2番出口へ。21:30前後に終了予定。

打ち上げ花火の大会は震災の影響で中止になったところが多いですが、Arts&Booksで
ひそかに恒例行事になっている手持ち花火の会は、今年もしっとり楽しみましょう。
いつもはなにかの活動のあとにふと思い立ってやっていますが、今年は事前に準備。
手持ち花火、線香花火、しゃぼん玉、水でっぽうにつづく、ファンシーなアイデアも募集中。

展覧会の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。

アメリカの首都、ワシントンD.C.に位置し、今年で開館70周年を迎えるワシントン・ナショナル・ギャラリーは、12世紀から現代に至るまでの西洋美術コレクション約12万点を所蔵する、世界有数の規模と質を誇る美術館です。本展では、同館でも特に質が高いことで知られる印象派とポスト印象派の作品の中から、日本初公開の約50点を含む全83点を紹介します。同館の心臓部とも言えるこれらの作品が、これほどの点数でまとまって貸し出されるのは極めて稀なことです。/クールベやコローらバルビゾン派写実主義を導入部とし、印象派の先駆者といわれるブーダンやマネを経て、モネ、ルノワール、ピサロ、ドガ、カサットら印象派に至り、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、スーラなど、それぞれの表現によって印象派を乗り越えていったポスト印象派に続きます。アメリカが誇る珠玉のコレクションの数々をお楽しみください。。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人など、どなたでも歓迎します。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い(2010年9月~)
● 初参加~2回目の方は、喫茶店・飲食店での歓談まで参加するか、アートスタディから参加してください。
  美術館での鑑賞時は各自で自由に行動し、歓談時などにコミュニケーションを楽しみましょう。
● 3回目~レギュラーの方も、鑑賞のみに参加して歓談の前に抜ける場合、事前に連絡ください。
  事前に人数をおおまかに把握し、必要に応じて歓談のお店を確保するなどします。

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展    ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

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カテゴリー:観覧会

第67回読書会『存在の耐えられない軽さ』

2011年7月9日

第67回読書会7月9日(土)に実施し、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』をとりあげましょう。
参加者多数につき、集合・会場が高田馬場から渋谷へ変更になりました。おまちがえなくどうぞ。

【 日にち 】 7月9日(土)
【 集 合 】 16:50にJR渋谷駅南口の出入口付近か、16:55にカフェミヤマ渋谷東口駅前店
【 流 れ 】 集合 → 移動 → 感想 → 発表 → 20:00頃に閉会 → 自由参加の夕食
【 費 用 】 1,000円前後(ドリンク代+お部屋代)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加の新人さんは5名程度まで)
【テキスト】 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(世界文学全集など、約360頁)
  ※ テキストはあらかじめ読んできてください。

前回はカナダの作家でしたが、今回はチェコのノーベル賞作家ミラン・クンデラ(1929~)の、その代表作を読みましょう。
あらゆる小説のなかで一番といってもいいほどに魅力的なタイトルと、それにふさわしい内容をもった20世紀の恋愛小説の最高傑作
「プラハの春」や「正常化政策」などの歴史的・政治的な状況を背景に、「軽さ/重さ」や「永遠回帰」をはじめとする哲学的なモチーフがちりばめられます。
構成も技巧的で音楽的で、ポリフォニックに、ドラマティックに物語が展開していきます。映画化もされています。

お手軽な集英社文庫で読んできてもOKですが、河出書房新社の世界文学全集がかなりオススメです。
後者は、クンデラ自身が徹底的に手を入れ改訳を加え、決定版と認めているフランス語版を翻訳の底本にしています。

作品の概要は下記(世界文学全集の裏表紙より)。

妻か愛人か、仕事か思想か、人生は常に選択を迫る。
優秀な外科医トマーシュは女性にもてもて。しかし最初の妻と別れて以来、女性に対して恐怖と欲望という相反する感情を抱いている。彼は二つの感情と折り合いをつけ、複数の愛人とうまく付き合うための方法を編み出し、愛人たちとの関係をエロス的友情と呼んで楽しんでいた。そんな彼のもとにある日、たまたま田舎町で知り合った娘テレザが訪ねてくる。『アンナ・カレーニナ』の分厚い本を手にして。その時から彼は、人生の大きな選択を迫られることとなる──「プラハの春」賛同者への残忍な粛正、追放、迫害、「正常化」という名の大弾圧の時代を背景にした4人の男女の愛と受難の物語は、フランス亡命中に発表されるや全世界に大きな衝撃を与えた。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
1~2年生・3年生以上・他大生・大学院生・社会人etc.、どなたでも歓迎します。
参加連絡はなるべく7月4日までに。キャンセルは読書会当日までOK。

存在の耐えられない軽さ    存在の耐えられない軽さ    存在の耐えられない軽さ

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カテゴリー:読書会
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