第203回読書会『エマ』
2024年12月21日
第203回読書会を12月21日(土)夜に実施し、ジェイン・オースティン『エマ』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
※都合により、当初予定していた11月23日(土)夜の開催を延期し、12月21日(土)夜に開催します。
【 日にち 】 12月21日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ジェイン・オースティン『エマ』(ちくま文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んでおいてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
英文学を代表する古典的作家ながら、圧倒的な親しみやすさのジェイン・オースティン(1775~1817年)。
今回は40歳頃の円熟期に書かれた『エマ』(1815年)を。20歳頃に書かれた『高慢と偏見』と並ぶ最高傑作。
平凡な日常が驚くほど楽しく描かれた、19世紀初頭のラブコメディ&婚活小説。
上下巻合計700頁超ながら、体感的には300~400頁。書き出しからすごい。
「エマ・ウッドハウスは美人で、頭が良くて、お金持ちで、明るい性格と温かい家庭にも恵まれ、この世の幸せを一身に集めたような女性だった。もうすぐ二十一歳になるが、人生の悲しみや苦しみをほとんど知らずに生きてきた。」(ちくま文庫、中野康司訳)
オースティンを読んだことのある方もない方も、この機会に(また)ぜひ。
翻訳は、ちくま文庫の中野康司訳がオススメですが、岩波文庫や中公文庫など、どれを読んできてもかまいません。
◆ その次の読書会
次回1月以降の読書会数回は、雑誌「ABYB06」制作の関係で、いつもとは異なる内容を検討しています。
詳しくは12月21日の読書会やその後にお知らせします。
『エマ』の概要は下記(ちくま文庫の紹介文より)。
慎重と軽率、嫉妬と善意が相半ばする中、意外な結末がエマを待ち受ける。英国の平和な村を舞台にした笑いと涙の楽しいラブ・コメディー。/エマ・ウッドハウスは美人で頭が良くて、村一番の大地主のお嬢さま。私生児ハリエットのお相手として、美男のエルトン牧師に白刃の矢を立てる。そしてハリエットに思いを寄せる農夫マーティンとの結婚話を、ナイトリー氏の忠告を無視してつぶしてしまう。ハリエットはエマのお膳立てにすっかりその気になるのだが―。19世紀英国の村を舞台にした「オースティンの最も深遠な喜劇」。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
できるだけ12月17日までにお願いします。社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「特別展 はにわ」観覧会
2024年12月8日
12月8日(日)昼に「特別展 はにわ」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は東京国立博物館(上野)。
観覧会は原則としてリアル開催となります。
はにわ展は大人気のようで、入場までが大変混雑しているようです。
そのため、今回の集合は「③歓談会場で集合」のみとします。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①②からの参加が6~7割程度で、集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 12月8日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:00に東京国立博物館の門の前(敷地に入る前のところ)
② 鑑賞後から集合:14:00に東京国立博物館平成館の建物内の出入口付近
③ 歓談会場で集合:14:30にTKP上野駅前ビジネスセンターの貸会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:00 集合① → 12:05~ 鑑賞 → 14:00 集合② → 移動 →
14:30 集合③ → 14:35~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入(日時指定なし)
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費等の割勘相当)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
埴輪の最高傑作「挂甲の武人」が国宝に指定されて50周年を迎えることを記念し、全国各地から
約120件という空前の規模で、国宝や重要文化財を多数含む、古墳時代の至宝が集結します。
素朴な人物像から愛らしい動物像、精巧な武具や家まで。トーハクでは約半世紀ぶりの埴輪展。
◆ その次の観覧会
1月19日(日)昼に「坂本龍一 音を視る 時を聴く」(東京都現代美術館)を予定。
2023年に亡くなった坂本龍一の日本初・最大規模の個展。大型インスタレーション作品を包括的に紹介。
はにわ展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼります。古墳時代の350年間、時代や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。なかでも、国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品です。この埴輪が国宝に指定されてから50周年を迎えることを記念し、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が空前の規模で集結します。素朴で“ユルい”人物や愛らしい動物から、精巧な武具や家に至るまで、埴輪の魅力が満載の展覧会です。東京国立博物館では約半世紀ぶりに開催される埴輪展にどうぞご期待ください
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
はにわ展は12月4日までに、坂本龍一展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「カナレットとヴェネツィアの輝き」観覧会
2024年11月10日
11月10日(日)昼に「カナレットとヴェネツィアの輝き」観覧会を実施しましょう。
展覧会場はSOMPO美術館(新宿)。
観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①②からの参加が6~7割程度で、集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 11月10日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:45にSOMPO美術館の1階ロビー
② 鑑賞後から集合:14:30に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:45にリファレンス西新宿大京ビル貸会議室(美術館のほぼ斜め向かい)
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:45 集合① → 12:50~ 鑑賞 → 14:30 集合② → 移動 →
14:45 集合③ → 14:50~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入(日時指定なし)
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費等の割勘相当+コーヒー無料)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
18世紀の風景画の巨匠カナレット(1697-1768)の全貌を紹介する、意外にも日本で初めての展覧会。
カナレット自身の作品は20点弱ながら、あの緻密で壮麗な景観画をまとめて見られる貴重な機会です。
ヴェネツィアの描写を通じて景観画の成立過程をたどり、その後の19世紀の展開もあわせて紹介。
モネやホイッスラーも登場の約60点。常設のゴッホ《ひまわり》も見られます。
◆ その次の観覧会
12月8日(日)昼に「特別展 はにわ」(東京国立博物館)を予定。
挂甲の武人の国宝指定50周年を記念し、全国の「はにわ」が空前の規模で大集合! 半世紀ぶりの埴輪展。
カナレット展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
ヴェドゥータ(景観画)の巨匠カナレット(1697-1768)の全貌を紹介する日本で初めての展覧会です。スコットランド国立美術館など英国コレクションを中心に、油彩、素描、版画など約60点で構成します。カナレットによる緻密かつ壮麗なヴェネツィアの描写を通じ、18世紀の景観画というジャンルの成立過程をたどるとともに、その伝統を継承し、ヴェネツィアの新たなイメージを開拓していった19世紀の画家たちの作品もあわせてご紹介します。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
カナレット展は11月6日までに、はにわ展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第202回読書会『桜の園』
2024年10月13日
第202回読書会を10月13日(日)昼に実施し、チェーホフ『桜の園』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 10月13日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿区役所横店の会議室(JR新宿駅東口徒歩7分)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 チェーホフ『桜の園』(光文社古典新訳文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
アントン・チェーホフ(1860~1904年)はロシアを代表する劇作家、短編小説家。
伝統的な戯曲とは異なる新たな領域を切り開き、その後の演劇のあり方に大きな影響を与えました。
チェーホフの4大戯曲『かもめ』『三人姉妹』『ワーニャ伯父さん』『桜の園』のうち、Arts&Booksでは
以前、『かもめ』(1896年)をとりあげ、そのときも参加者の多くが作品の「新しさ」に衝撃を受けました。
今回はその彼の最後の作品『桜の園』(1904年)をとりあげてみましょう。
翻訳は光文社古典新訳文庫の浦雅春訳がオススメですが(Kindle Unlimitedで無料)、
比較的新しい岩波文庫の小野理子訳や、青空文庫でも読める新潮文庫の神西清訳でも、
さまざま出ている他の翻訳でもかまいません(いずれも『桜の園』のみ読んでくればOK)。
戯曲のため、短く、会話中心で読みやすいですし、12月に有名どころの公演も控えているようですし、
この機会にチェーホフの傑作をぜひ。
◆ その次の読書会
その次の第203回読書会は11月23日(土)夜にジェイン・オースティン『エマ』を予定。オンライン開催。
『高慢と偏見』と並ぶ代表作。19世紀初めの作品ながらずば抜けて親しみやすい恋愛小説・婚活小説。
『桜の園』の概要は下記(光文社古典新訳文庫の紹介文を一部編集)。
美しく咲いた桜の園に5年ぶりに当主ラネフスカヤ夫人が帰ってきた。彼女を喜び迎える屋敷の人々。しかし広大な領地はまもなく競売にかけられることになっていた(「桜の園」)。滑稽で支離滅裂ぶりが笑いを誘うボードビル2つを併せて収録。登場人物が際立つ絶妙のセリフまわしでチェーホフ喜劇の神髄を味わう、翻訳史に残る会心の新訳!
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第202回はできるだけ10月9日までに、第203回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「没後300年記念 英一蝶」観覧会
2024年9月29日
9月29日(日)昼に「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は東京ミッドタウンのサントリー美術館(六本木・乃木坂)。
観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が6~7割程度で、集合②や集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 9月29日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:00にサントリー美術館の入口付近
② 鑑賞後から集合:13:40に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:30に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:00 集合① → 12:05~ 鑑賞 → 14:40 集合② → 移動 →
14:30 集合③ → 14:35~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入(日時指定なし)
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 25名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
この世は滑稽――だから愛おしい。
英一蝶(はなぶさ いっちょう、1652~1724)は、元禄前後に江戸を中心に活躍した絵師。
狩野派の教育を受けた後、菱川師宣や岩佐又兵衛らに触発され、独自の都市風俗画を描きました。
弟子たちが英派を形成したり、歌川国貞が私淑したりするなど、後世にも大きな影響を与えています。
それほど有名な絵師ではありませんが、この過去最大規模の回顧展を通じて再評価が進むかも。
◆ その次の観覧会
11月10日(日)昼に「カナレットとヴェネツィアの輝き」(SOMPO美術館)を予定。
18世紀イタリアの景観画の巨匠カナレットの、意外にも日本初の大規模な展覧会。ホイッスラーやモネも。
英一蝶展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
英一蝶(はなぶさいっちょう・1652~1724)は元禄年間(1688~1704)前後に、江戸を中心に活躍した絵師です。はじめは狩野探幽の弟・安信のもとでアカデミックな教育を受けますが、菱川師宣や岩佐又兵衛らに触発され、市井の人々を活写した独自の風俗画を生み出しました。この新しい都市風俗画は広く愛され、一蝶の画風を慕う弟子たちにより、英(はなぶさ)派と呼ばれる一派が形成されます。他にも、浮世絵師・歌川国貞のように一蝶に私淑した絵師は多く、後世にも大きな影響を与え続けました。また、松尾芭蕉に学び俳諧をたしなむなど、幅広いジャンルで才能を発揮しています。/加えて、その波乱万丈な生涯も人気に拍車をかけました。一蝶は元禄11年(1698)、数え47歳で三宅島へ流罪になるという異色の経歴を持ちます。宝永6年(1709)、将軍代替わりの恩赦によって江戸へ戻りますが、島で描かれた作品は〈島一蝶(しまいっちょう)〉と呼ばれ、とくに高く評価されています。そして江戸再帰後は、「多賀朝湖(たがちょうこ)」などと名乗っていた画名を「英一蝶」と改めました。/2024年は一蝶の没後300年にあたります。この節目に際し、過去最大規模の回顧展を開催します。瑞々しい初期作、配流時代の貴重な〈島一蝶〉、江戸再帰後の晩年作など、国内外の優品を通して、風流才子・英一蝶の画業と魅力あふれる人物像に迫ります。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
英一蝶展は9月25日までに、カナレット展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
読書会プラス『失われた時を求めて』第7巻
2024年9月14日
9月14日(土)夜に読書会プラス『失われた時を求めて』第7巻をオンライン(Teams)で実施しましょう。
2023年8月19日~10月8日にかけて第一篇(第1~2巻)と第二篇(第3~4巻)を読みすすめてきました。
つづく第三篇~第七篇も、2024年3月から数ヶ月に1巻のペースで、無理なく着実に読みすすめていきます。
【 日にち 】 9月14日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 プルースト『失われた時を求めて』第7巻(=「第三篇 ゲルマントのほう」終盤3分の1)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
読書会プラスでは、いつもの1回完結の読書会では扱いにくい超長篇などを複数回にわたって読み進めます。
その最初のシリーズとして、一度は読み通しておきたい『失われた時を求めて』をとりあげます。
プルースト『失われた時を求めて』(1913~1927)は全7篇からなり、岩波文庫では全14巻となります。
シリーズの第6回となる今回は、岩波文庫では第7巻にあたる範囲をとりあげます。
「第三篇 ゲルマントのほう」全体の終盤3分の1。集英社文庫では第6巻の途中から最後まで。
今回のみの参加や今回からの参加も歓迎。前回までの範囲を読めていなくてもお気軽にどうぞ。
翻訳は、全篇全巻の読了をめざしてみる場合には、完結した新訳の岩波文庫(2009~2019)がオススメ。
詳細な訳注と豊富な図版が読みを手助け。既訳を止揚しつつ、原文に忠実な翻訳であろうとしています。
光文社古典新訳文庫の新訳はこの第7巻から未刊となっています。
◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ9月10日までにお願いします。
第201回読書会「にごりえ」「たけくらべ」
2024年8月24日
第201回読書会を8月24日(土)夜に実施し、樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
現代語訳で読んできても、原文(青空文庫にもあり)で読んできても、両方で読んできてもかまいません。
【 日にち 】 8月24日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」(原文は新潮文庫ほか、現代語訳は河出文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
一葉は、以前「にごりえ」を中心にとりあげましたが、今回は「たけくらべ」と「にごりえ」を両方とも。
近代日本初の職業女性作家、樋口一葉は、森鴎外らにその才を激賞されるも、24歳で肺結核で亡くなります。
その短い作家生活(奇跡の14か月)のなかの代表作がこの2作。いずれも短いので、この機会にぜひ。
少年少女を描いた「たけくらべ」(原文約55頁)も遊女を描いた「にごりえ」(原文約40頁)も、
吉原界隈を舞台とした悲哀と情緒に満ちた古典的名作。
現代語訳で読むなら、「にごりえ」は河出文庫の伊藤比呂美訳など、「たけくらべ」は河出文庫の松浦理英子訳や、
河出書房新社の日本文学全集の川上未映子訳など、著名な作家の翻訳あり。河出文庫に併録の他作品の訳者も豪華。
原文で読むなら新潮文庫がおすすめですが、青空文庫、岩波文庫、集英社文庫など、各文庫に入っています。
◆ その次の読書会
その次の第202回読書会は10月13日(日)昼にチェーホフ「桜の園」を予定。リアル開催。
伝統的な戯曲とは異なる新たな領域を切り開き、演劇革命を起こしたロシアの作家の最後の傑作。
なお、9月14日(土)夜には読書会プラス『失われた時を求めて』第7巻の実施も調整中。
『にごりえ・たけくらべ』の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。
落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第201回はできるだけ8月20日までに、第202回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「カルダー」展観覧会
2024年8月4日
8月4日(日)昼に「カルダー:そよぐ、感じる、日本」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は麻布台ヒルズ ギャラリー(神谷町、六本木一丁目)。
歓談会場は東京タワーの足下の会議室を予定。麻布台ヒルズから徒歩圏内。
観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が6~7割程度で、集合②や集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 8月4日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:15に麻布台ヒルズ ギャラリー(神谷町駅5番出口直通)の入口付近
② 鑑賞後から集合:14:00に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:25に「TKPスター貸会議室 東京タワー通り」の会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:15 集合① → 12:20~ 鑑賞 → 14:00 集合② → 移動 →
14:25 集合③ → 14:30~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入(日時指定あり)
※日時指定は「8月4日(日)10:00~13:00」で購入してください。
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費等の割勘相当)
【 定 員 】 25名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
アメリカのモダンアートを代表するアレクサンダー・カルダー(1898-1976)の東京では約35年ぶりの大回顧展。
空間に描かれ、風にそよぐ、動く抽象彫刻モビールなどの代表作を含む、初期~晩年の幅広い作品約100点を紹介。
日本の芸術家や詩人にも大きな影響を与えた彼の、日本の美意識との共鳴もテーマとしています。
カルダー展そのものがイチオシですが、麻布台ヒルズでの初鑑賞、東京タワー下での歓談と、わくわくづくしの回。
お知らせが直前となりましたが、少しでも関心のある方はぜひご参加ください。
◆ その次の観覧会
9月とそれ以降の予定については7月中を目処にあらためてお知らせします。
カルダー展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
アレクサンダー・カルダーによる東京での約35年ぶりとなる個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」を開催します。本展は、アメリカのモダンアートを代表するカルダーの芸術作品における、日本の伝統や美意識との永続的な共鳴をテーマにしています。この展覧会は、ニューヨークのカルダー財団理事長であるアレクサンダー・S.C.ロウワーのキュレーションと、Paceギャラリーの協力のもと、カルダー財団が所蔵する1920年代から1970年代までの作品約100点で構成され、代表作であるモビール、スタビル、スタンディング・モビールから油彩画、ドローイングなど、幅広い作品をご覧いただけます。/カルダー自身は生前日本を訪れたことはありませんでしたが、日本の多くの芸術家や詩人に受け入れられました。それは、今日、彼の作品20点以上が日本国内18箇所の美術館に収蔵されていることからもわかります。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
カルダー展は7月31日までにお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
Arts&Books全体歓談会
2024年7月21日
Arts&Books全体歓談会(納涼会・懇親会)を7月21日(日)夕に新宿で実施しましょう。
いつものみなさんも、(リアルでは)ひさびさのみなさんも、コロナ以前ぶりのみなさんも、
そのほかのみなさんも、ぜひお気軽にご参加ください。
【 日 時 】 7月21日(日)17:00開始~19:00終了
【 集 合 】 17:00にKICHIRI新宿(JR新宿駅中央東口徒歩1分)
※新宿に複数店舗あるためお間違えなく。「新宿」店です。
【 費 用 】 5,000~5,500円(飲み放題付き)
【 定 員 】 25名程度まで
【参加要件】 Arts&Booksの活動に1回以上の参加経験があること(全体歓談会前の第200回読書会を含む)
なお、全体歓談会前の第200回読書会も同じく新宿で開催します。
今回はめずらしく新書を扱い、三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』をとりあげます。
こちらもご関心のあるかたはぜひ。全体歓談会だけの参加も読書会だけの参加も歓迎です。
参加連絡等はinfo@artsbooks.jpまで。
参加人数が読みにくいため、参加するかもしれないかたは一旦7月12日(金)までにご連絡ください。
その後のキャンセルは7月17日(水)まではお気兼ねなくどうぞ。
第200回読書会『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
第200回読書会を7月21日(日)昼に実施し、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読みましょう。
記念すべき第200回はいつもとはちがって読書論の新書をとりあげてみましょう。リアル開催。
【 日にち 】 7月21日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿三丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30頃に終了
※ 終了後、17:00~19:00に別企画としてArts&Books全体歓談会を実施します。こちらもぜひ。
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書、約260頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
4月の発売直後に一時品切れとなるほどの、2024年の驚異のベストセラー。
明治以来の読書史と労働史をたどり、私たちの悩みの根底を問います。とはいえとても読みやすい一冊。
読書会初参加のみなさんやひさびさのみなさんも、お気軽にご参加ください。
読書会常連のみなさんや読書好きのみなさんも、読書について、読書と仕事について、あらためて考えてみましょう。
◆ その次の読書会
その次の第201回読書会は8月24日(土)夜に樋口一葉「にごりえ」「たけくらべ」を予定。オンライン開催。
お札になってさらに有名になった一葉を、この機会にぜひ。吉原とその周辺の文脈でも。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の概要は下記(集英社新書の紹介文より)。
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。/「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。/自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。/そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?/すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第200回はできるだけ7月17日までに、第201回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
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