美術鑑賞と読書会のサークル “Arts&Books” ― 早稲田を中心に活動、学生も社会人も歓迎

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「永遠の都ローマ展」観覧会

2023年10月15日

10月15日(日)昼「永遠の都ローマ展」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は東京都美術館(上野)。

観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が半数程度で、集合②や集合③からの参加も多数。

【 日にち 】 10月15日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:00に東京都美術館の館内チケット売り場の向かって左脇
② 鑑賞後から集合:13:45に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:25にTKPスター貸会議室秋葉原岩本町(仮、同程度の移動時間内で変更の可能性あり)
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
※ 昼食は事前に済ませておいてください。
【 流 れ 】
12:00 集合① → 12:05~ 鑑賞 → 13:45 集合② → 移動 →
14:25 集合③ → 14:30~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前に12:00~の日時指定券を要購入
※ チケットの枠がなくなる前に、お早めに確保をお願いします。オンライン購入がオススメ。
【歓談費用】 1,000円(会場費等の割勘相当)
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 展覧会の紹介
最も歴史の古い美術館のひとつ、ローマのカピトリーノ美術館。その所蔵品を日本で初めてまとめて紹介。
永遠の都ローマをめぐり、二千年に渡って生み出された、壮大な美の歴史をたどります。約70点

《ミロのヴィーナス》に並ぶ古代ヴィーナス像の傑作《カピトリーノのヴィーナス》や、帝国の栄華を象徴する
巨大彫刻《コンスタンティヌス帝の巨像》の原寸大の複製をはじめ、古代ローマ時代の彫像が多数来日。
加えて、イタリア美術の最盛期ルネサンスバロックから、グランドツアーの中心地となった17~18世紀までの
絵画・版画等の名品が、ローマの歴史と芸術を伝えます。ミケランジェロの都市計画などの建築資料も充実。

◆ その次の観覧会
11月11日(土)昼「キュビスム展 美の革命」(上野)を予定。
ポンピドゥーのピカソとブラックを中心とした50年ぶりの大型展。起源~その後の展開を惜しみなく。必見!

ローマ展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。

永遠の都ローマ――二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。同館のはじまりは、ルネサンス時代の教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは、古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。/本展は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
ローマ展は10月11日までに、キュビスム展は詳細お知らせ後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

永遠の都ローマ展  永遠の都ローマ展  永遠の都ローマ展

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カテゴリー:観覧会

読書会プラス『失われた時を求めて』第3回

2023年10月8日

10月8日(日・祝前日)夜読書会プラス『失われた時を求めて』第3回をオンラインで実施しましょう
(Teams、参加者の費用負担なし)。
8月19日(土)夜の第2回では第3巻(=第二篇前半、どの文庫でも第3巻に該当)をとりあげました。
10月8日(日)夜の第3回では第4巻(=第二篇後半)を中心に第二篇全体をとりあげましょう。

【 日にち 】 10月8日(日・祝前日)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 プルースト『失われた時を求めて』第4巻(「第二篇 花咲く乙女たちのかげに」後半)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

読書会プラスでは、いつもの1回完結の読書会では扱いにくい超長篇などを複数回にわたって読み進めます。
その最初のシリーズとして、一度は読み通しておきたい『失われた時を求めて』をとりあげます。
プルースト『失われた時を求めて』(1913~1927)は全7篇からなり、岩波文庫では全14巻となります。

まずはそのうちの最初の2篇を次の3回で読みすすめています。第三篇以降の扱いは第3回のなかで検討します。
[4月8日(土)夜] 第1回第1巻・第2巻「第一篇 スワン家の方へ」(約1,000頁)
[8月19日(土)夜] 第2回第3巻「第二篇 花咲く乙女たちのかげに」前半(約500頁)
[10月8日(日)夜] 第3回第4巻「第二篇 花咲く乙女たちのかげに」後半(約650頁)

これだけの長さをもったこの小説を読み通すことでしか真に理解されないことが確かにあります。
また、小説を読むことの意味をこれだけ思い知らせてくれる作品は他にほとんどないかもしれません。
20世紀最大の長篇小説、フランス文学の最高峰を、この機会にぜひ読み進めてみましょう。

第一篇・第二篇とくに評価の高い作品であり、全篇通読がベストとはいえ、各巻が独立した作品
として読むこともできる内容となっています。第3回のみの参加や第3回からの参加も歓迎します。
Arts&Books発行の雑誌「ABYB」の次号の特集「建築/時間」で、このシリーズの成果をかたちにします。

翻訳は、全篇全巻の読了をめざしてみる場合には、完結した新訳の岩波文庫(2009~2019)がオススメ。
詳細な訳注と豊富な図版が読みを手助け。既訳を止揚しつつ、原文に忠実な翻訳であろうとしています。
刊行中の光文社古典新訳文庫の新訳も魅力的ですが、こちらは完結しない可能性が高いのが難点。

◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ10月4日までにお願いします。

プルースト『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに2』(吉川一義訳、岩波文庫)    プルースト『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに2』(高遠弘美訳、光文社古典新訳文庫)    プルースト『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに2』(鈴木道彦訳、集英社文庫)

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カテゴリー:読書会プラス

第193回読書会『リア王』

2023年9月24日

第193回読書会9月24日(日)昼に実施し、シェイクスピア『リア王』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。

【 日にち 】 9月24日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿区役所横店の会議室(JR新宿駅東口徒歩7分)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 シェイクスピア『リア王』(角川文庫ほか、約180頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ テキストの概要
4年に一度のシェイクスピアの回
Arts&Books読書会では、これまでに『テンペスト』『ハムレット』『ロミオとジュリエット』をとりあげました。
今回は四大悲劇の中で最も悲劇的と言われる『リア王』(初演1605年、四折版1608年、改訂版1623年)を読んでみましょう。
古代ブリテンの老王リアと三人の娘たち。欲望と裏切り、飢えと苦しみ、真の忠誠と愛、虚無と不条理。

翻訳は角川文庫の新訳の河合祥一郎『新訳 リア王の悲劇』(2020年刊)を基本とします。
『リア王』には、クォート版(四折版)、フォーリオ版(改訂版)と、その折衷版があり、内容がそれなりに異なります。
他の翻訳を読んで参加も可ですが、角川文庫の新訳か、それと同じくフォーリオ版にもとづく翻訳をオススメします。

◆ その次の読書会
その次の第194回読書会10月28日(土)夜にオンライン開催で上田秋成『雨月物語』を予定。
江戸時代後期に書かれた9つの短編からなる幻想小説集・怪異小説集を現代語訳で。近世日本文学を代表する一作。
また、10月8日(日・祝前日)夜読書会プラス『失われた時を求めて』第3回(文庫第4巻)も予定。

『リア王(新訳 リア王の悲劇)』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。

四大悲劇の最高傑作。改訂版の全訳に初版の台詞、徹底解説を付す決定版!/引退を決意した古代ブリテンの老王リア。財産分与のため三人の娘に自分への愛を競わせるが、美辞麗句を嫌う三女コーディーリアに激怒し勘当する。だが長女と次女の結託により、自らも嵐の中へ閉め出されてしまう。全てを奪われたリアは絶望の旅の途上、欲望と裏切り、飢えと苦しみ、真の忠誠と愛に気づくが――。シェイクスピア四大悲劇の中で最も悲劇的と言われる傑作。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第193回はできるだけ9月20日までに、第194回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

シェイクスピア『リア王』    シェイクスピア『オセロー』    シェイクスピア『マクベス』

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カテゴリー:読書会

アートスタディ「建築04:ル・コルビュジエ」

2023年9月9日

9月9日(土)夜アートスタディ「建築04:ル・コルビュジエ」をオンラインで実施しましょう。
オンライン開催にはTeamsを使用します(参加者の費用発生なし)。

【 日にち 】 9月9日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 ル・コルビュジエ『建築をめざして』(1923年、SD選書ほか、本文約200頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

◆ アートスタディ「建築」シリーズ
アートスタディ「建築」シリーズ
は、3~4ヶ月に1回のペースでオンライン開催していきます。
このシリーズでは、アートとの関係で建築を考える場合に(あるいは他の観点で建築を考える場合にも)、
ぜひとも読んでおきたい建築家の著作をとりあげ、読書会風に感想・意見を交わして理解を深めます。

その「建築02」~「建築04」では「ポスト・ポストモダン」「ポストモダニズム」「モダニズム」
それぞれを代表する建築家として、隈研吾磯崎新ル・コルビュジエをとりあげます
(その後はシリーズを進めながら検討していきます)。

Arts&Books発行の雑誌「ABYB」の次号の特集「建築/時間」でこのシリーズの成果をかたちにします。
美術史的には総合芸術とされることもある建築ですが(グロピウス創設のバウハウスの思想がその典型)、
この機会に、アート/非アートとしての建築について、ある程度集中的に考えてみましょう。

◆ ル・コルビュジエ『建築をめざして』
「建築04」
では、モダニズム建築を代表する巨匠ル・コルビュジエ(1887~1965)の主著であり、
建築思想史上の必読書のひとつ、『建築をめざして』をとりあげましょう。

「住宅は住むための機械である」という有名な宣言でも知られる、世界中の建築家に読まれた一冊。
写真・図版多数のため、文字量は100ページほど。そういう意味では手軽に読めます。この機会にぜひ。

建築に関心のある方だけでなく、これまで建築に関心を持ってこなかった方、広義のアートを
多少哲学的に考えてみたい方など、どなたでもお気軽にご参加ください。

◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ9月5日までにお願いします。

ル・コルビュジエ『建築をめざして』    ル・コルビュジエ『耀く都市』    ル・コルビュジエ『伽藍が白かったとき』

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カテゴリー:アートスタディ

「デイヴィッド・ホックニー展」観覧会

2023年9月3日

9月3日(日)昼「デイヴィッド・ホックニー展」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は東京都現代新美術館(清澄白河・木場)。

観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が半数程度で、集合②や集合③からの参加も多数。

【 日にち 】 9月3日(日)
【 集 合 】
① 
鑑賞前から集合:12:10に東京都現代美術館の館内1Fインフォメーション周辺(エントランス入ってすぐ)
② 鑑賞後から集合:14:10に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:15に東京都現代美術館のB2Fの研修室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
※ 昼食は事前に済ませておいてください。
【 流 れ 】
12:10 集合① → 12:15~ 鑑賞 → 14:10 集合② → 移動
→ 14:15 集合③ → 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入
※ オンラインチケットは日付のみ指定あり。当日窓口でも購入可ですが、オンライン購入がオススメ。
【歓談費用】 500円(会場費等の割勘相当)
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 展覧会の紹介
世界で最も人気のある画家のひとりデイヴィッド・ホックニー(1937年-、イギリス生まれ)の、日本
では27年ぶりとなる大規模な個展120数点

初期の代表作としてよく知られる「ダブル・ポートレート」の《クラーク夫妻とパーシー》や、ピカソの
キュビスムを参照し、複数の視点の統合を試みた「フォト・コラージュ」「フォト・ドローイング」等の
画期的な作品、そして、日本初公開となる近年の代表作〈春の到来〉シリーズに、新型コロナによる
ロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルの《ノルマンディーの12ヶ月》など、ホックニーの世界を
体感できる絶好の機会。画家の存命中にこれだけ見られるのは最後かもしれません。

◆ その次の観覧会
10月15日(日)昼「永遠のローマ展」(上野)を予定。
カピトリーノの丘を中心に築かれたローマの都。その丘に建つ世界最古の美術館の至宝でたどる二千年の歴史と芸術。

ホックニー展の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。

デイヴィッド・ホックニーの国内の美術館における大型個展は1996年以来、実に27年ぶり。〔……〕多数の代表作によって60年以上におよぶ画業をたどる本展は、日本におけるこれまでで最も充実したホックニー展となります。/ホックニーの故郷、イギリスのヨークシャー東部で2011年に制作された、幅10メートル、高さ3.5メートルの油彩画《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》(2011年)が、日本で初めて公開されます。本展では、同じく日本初公開となる大判サイズのiPad作品12点とともに、本作を展示します。豊かな色彩感覚によって芽吹きの季節をダイナミックにとらえた会心作は必見です。/2023年に86歳を迎えてなお一層制作に打ち込み、自らの芸術を刷新し続けるホックニー。60年以上にわたり現代美術の第一線で活躍し、新作を発表し続けるホックニーの「今」をご紹介します。〔……〕2023年だからこそ出会える作品の数々を、ぜひ直接会場で体感してください。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
ホックニー展は8月30日までに、ローマ展は詳細お知らせ後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

ホックニー展  ホックニー展  ホックニー展

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カテゴリー:観覧会

読書会プラス『失われた時を求めて 第二篇』

2023年8月19日

8月19日(土)夜読書会プラス『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに』
オンラインで実施しましょう(Teams、参加者の費用負担なし)。

【 日にち 】 8月19日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 プルースト『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに』(岩波文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。

読書会プラスでは、いつもの1回完結の読書会では扱いにくい超長篇などを複数回にわたって読み進めます。
その最初のシリーズとして、一度は読み通しておきたい『失われた時を求めて』をとりあげます。
プルースト『失われた時を求めて』(1913~1927)は全7篇からなり、岩波文庫では全14巻となります。

当面はそのうちの最初の2篇を次の2回で読みましょう。第三篇以降の扱いはこの2回のなかで検討します。
前回 → [4月8日(土)夜] 第1回「第一篇 スワン家の方へ」(文庫第1巻・第2巻、約1,000頁)
今回 → [8月19日(土)夜] 第2回「第二篇 花咲く乙女たちのかげに」(文庫第3巻・第4巻、約1,000頁)
今回は8月19日(土)夜の第2回の参加を募集します。読むのは大変でも、参加はお気軽にどうぞ。

これだけの長さをもったこの小説を読み通すことでしか真に理解されないことが確かにあります。
また、小説を読むことの意味をこれだけ思い知らせてくれる作品は他にほとんどないかもしれません。
20世紀最大の長篇小説、フランス文学の最高峰を、この機会にぜひ読み進めてみましょう。

第一篇・第二篇とくに評価の高い作品であり、全篇通読がベストとはいえ、それぞれ独立した作品
として読むこともできるため、第2回のみの参加や第2回からの参加も歓迎します。
Arts&Books発行の雑誌「ABYB」の次号の特集「建築/時間」で、このシリーズの成果をかたちにします。

翻訳は、全篇全巻の読了をめざしてみる場合には、完結した新訳の岩波文庫(2009~2019)がオススメ。
詳細な訳注と豊富な図版が読みを手助け。既訳を止揚しつつ、原文に忠実な翻訳であろうとしています。
刊行中の光文社古典新訳文庫の新訳も魅力的ですが、こちらは完結しない可能性が高いのが難点。

◆ 参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ(参加要件はとくにありません)。
参加連絡はできるだけ8月9日までにお願いします。期日をあえて早めに設定しています。

プルースト『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに1』(吉川一義訳、岩波文庫)    プルースト『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに1』(高遠弘美訳、光文社古典新訳文庫)    プルースト『失われた時を求めて 第二篇 花咲く乙女たちのかげに1』(鈴木道彦訳、集英社文庫)

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カテゴリー:読書会プラス

「テート美術館展 光」観覧会

2023年8月6日

8月6日(日)昼「テート美術館展 光」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は国立新美術館(乃木坂)。

観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が半数程度で、集合②や集合③からの参加も多数。

【 日にち 】 8月6日(日)
【 集 合 】
① 
鑑賞前から集合:11:45に国立新美術館の建物正面入口内(乃木坂駅直通の入口ではなく)
② 鑑賞後から集合:13:45に国立新美術館の建物正面入口内(乃木坂駅直通の入口ではなく)
③ 歓談会場で集合:14:30に喫茶室ルノアール四谷店会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
11:45 集合① → 11:50~ 鑑賞 → 13:45 集合② → 移動
→ 14:30 集合③ → 歓談 → ~17:00 解散(状況次第で自由参加の夕食も検討)
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入
※ 日時予約不要の展覧会。当日窓口でも購入可ですが、オンライン購入がオススメ。
【歓談費用】 1,500円(会場費割勘相当+珈琲紅茶代)
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 展覧会の紹介
イギリスのテート美術館のコレクションより、「光」をテーマに近現代美術の120点を厳選。
ターナー、コンスタブル、あるいはW・ブレイク、バーン=ジョーンズなどの英国らしい作品にはじまり、
モネなどの印象派、ホイッスラー、ハンマースホイや、モホイ=ナジなどのバウハウスを経て、
ロスコ、ライリー、草間彌生や、1990年代~2020年代のリヒター、タレル、エリアソンなど。
光の空間を体感するインスタレーションや、時代・地域を超えた作品相互の呼応など、見応えあり。

◆ その次の観覧会
9月3日(日)昼「デイヴィッド・ホックニー展」(清澄白河)を予定。
現代を代表する画家の日本では27年ぶりにして過去最大の回顧展。多才で多彩な作品に圧倒されます。

テート美術館展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。

本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。/「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向けます。/本展では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行います。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証します。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
テート美術館展は8月1日までに、ホックニー展は詳細お知らせ後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

テート美術館展 光  テート美術館展 光  テート美術館展 光

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カテゴリー:観覧会

Arts&Books全体歓談会

2023年7月16日

Arts&Books全体歓談会(宴会・納涼会)7月16日(日)夕に池袋でリアル開催しましょう。
三連休の中日(祝前日)となります。

ようやくArts&Books全体でのリアルの宴会・納涼会を再開です。
今回はあえて、コロナ以前のなじみの土風炉で実施しましょう。
いつものみなさんも、リアルではひさびさのみなさんも、コロナ以前ぶりのみなさんも、
そのほかのみなさんも、ぜひお気軽にご参加ください。

【 日 時 】 7月16日(日)17:00開始~19:20終了
【 集 合 】 17:00に土風炉池袋東口店(池袋駅東口から徒歩2分ほど)
【 費 用 】 4,000~4,500円(飲み放題付き)
【 定 員 】 35名程度まで
【参加要件】 Arts&Booksの活動に1回以上の参加経験があること(全体歓談会前の第192回読書会を含む)

なお、全体歓談会前の第192回読書会も同じく池袋で開催します。
第191回読書会の記事にも記載のとおり、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』をとりあげます。
全体歓談会の会場まで徒歩1~2分の会議室を予定。こちらもご関心のあるかたはぜひ。
全体歓談会だけの参加も読書会だけの参加も歓迎です。

参加連絡等はinfo@artsbooks.jpまで。
ひさびさのリアルの宴会・納涼会で参加人数が読みにくいため、
参加するかもしれないかたは一旦7月3日(月)までにご連絡ください。
その後のキャンセルは7月11日(火)まではお気兼ねなくどうぞ。

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カテゴリー:その他

第192回読書会『君たちはどう生きるか』

第192回読書会7月16日(日)昼に実施し、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。

また、読書会後に、読書会とは独立した企画として、Arts&Books全体歓談会(宴会・納涼会)を予定。
読書会だけの参加も、全体歓談会だけの参加も歓迎です。

【 日にち 】 7月16日(日)
【 集 合 】 14:00にアットビジネスセンター池袋駅前別館(JR池袋駅東口の斜め向かい)の801号室
※14:00から入室可。早めに到着したら、8階ラウンジ(無料)か6階カフェ(有料)でお待ちください。
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:45前後に終了
【 費 用 】 1,000円~1,500円(会場費等の割勘相当)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(岩波文庫、1937年、約300頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ テキストの概要
本書の著者として知られる吉野源三郎(1899-1981)は、岩波少年文庫や岩波新書の創設者
でもあり、また、雑誌『世界』の初代編集長でもあった人物。
本書は、前回とりあげたケストナーと同じ年に生まれた彼が、ドイツと同様に厳しい状況下に
あった戦前に書いた、倫理と自由をめぐる児童文学

というと硬く聞こえますが、中学2年生の「コペル君」が、日常の経験と「おじさん」との対話との
行ったり来たりのなかで成長していく様の描かれた、読みやすい作品です。
2017~2018年に話題になり、つづいてこの7月14日に宮崎駿監督の同名のジブリ映画が公開。
時流に乗る/乗らないはともかく、この機会にみなさんぜひ。

◆ その次の読書会
8月は19日(土)夜に読書会プラス『失われた時を求めて 第二篇』のオンライン開催を予定しているため、
次の第193回読書会9月24日(日)昼を予定。テキストはシェイクスピア『リア王』(角川文庫ほか)
4年に一度のシェイクスピアの回。四大悲劇の中でも最も悲劇的と言われる最高傑作を。リアル開催。

『君たちはどう生きるか』の概要は下記(岩波文庫の紹介文より)。

著者がコペル少年の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)を付載。

参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第192回はできるだけ7月12日(水)までに、第193回は詳細掲示後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』    宮崎駿「君たちはどう生きるか」    吉野源三郎『人間を信じる』

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「ガウディとサグラダ・ファミリア展」観覧会

2023年7月2日

7月2日(日)昼「ガウディとサグラダ・ファミリア展」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は東京国立近代美術館(竹橋)。

観覧会は原則としてリアル開催となります。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①からの参加が半数程度で、集合②や集合③からの参加も多数。

【 日にち 】 7月2日(日)
【 集 合 】
① 
鑑賞前から集合:11:45に東京国立近代美術館の屋外チケット売り場付近
② 鑑賞後から集合:13:45に東京国立近代美術館の屋外チケット売り場付近
③ 歓談会場で集合:14:30に喫茶室ルノアール四谷店会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:05 集合① → 12:10~ 鑑賞 → 13:45 集合② → 移動
→ 14:30 集合③ → 歓談 → ~17:00 解散(状況次第で自由参加の夕食も検討)
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入
※ 日時予約不要の展覧会。当日窓口でも購入可ですが、オンライン購入がオススメ。
【歓談費用】 1,500円(会場費割勘相当+珈琲紅茶代)
【 定 員 】 30名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。

◆ 展覧会の紹介
スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)。
世界遺産にも登録されている建築群のひとつであり、「未完の聖堂」として有名な
サグラダ・ファミリアが、140年超の時を経ていよいよ2026年?に完成する見通しです。

本展では、この代表作に焦点を絞り、そのはるかな建設のプロセスをたどるとともに、
ガウディの建築思想と創造の源泉を解き明かします。
建築としての側面のみならず、諸芸術を総合する場としての側面にも光を当てながら、
100点以上の図面、模型、写真、資料、そして最新の映像を展示します。

◆ その次の観覧会
8月6日(日)昼「テート美術館展 光」(乃木坂)を予定。
ターナー、コンスタブル、モネ等から、バウハウス(モホリ=ナジ等)を経て、ごく最近の
現代アート(リヒター、タレル、エリアソン等)まで。テートらしい作品群を光のテーマで。

ガウディ展の概要は下記のとおり(美術館サイトより)。

スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな建築で、今なお世界中の人々を魅了し続けるとともに、様々な芸術分野に影響を与えてきました。/本展では、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かします。図面のみならず膨大な数の模型を作ることで構想を展開していったガウディ独自の制作過程や、多彩色のタイル被覆、家具、鉄細工装飾、そして彫刻を含めたガウディの総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に加え、最新の技術で撮影された建築映像も随所にまじえながら、時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力に迫ります。

参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
ガウディ展は6月27日までに、テート美術館展は詳細お知らせ後にお願いします。

※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。

ガウディとサグラダ・ファミリア展  ガウディとサグラダ・ファミリア展  ガウディとサグラダ・ファミリア展

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