第212回読書会『夜間飛行』
2025年12月14日
第212回読書会を12月14日(日)昼に実施し、サン=テグジュペリの中篇『夜間飛行』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 12月14日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了・解散
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 サン=テグジュペリ『夜間飛行』(岩波文庫、光文社古典新訳文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
今回のテキストはサン=テグジュペリ『夜間飛行』(1931年、約120頁)。
『星の王子さま』(1943)で有名なアントワーヌ・サン=テグジュペリ(1900-1944)の出世作にして小説の代表作。
アカデミー・フランセーズ賞受賞のエッセイ集『人間の大地』(1939)とともに当時のベストセラーになりました。
『夜間飛行』も『人間の大地』も、初期の飛行機乗りとしての自身の経験を活かした唯一無二の名作。
詩情あふれる表現と、人間の本質をまなざす観察眼。宮崎駿もこれらの作品に大きな影響を受けています。
岩波文庫『夜間飛行・人間の大地』(野崎歓訳)が最新訳でオススメですが(「人間の大地」はとりあげません)、
同じく新訳の光文社古典新訳文庫(二木麻里訳)のほか、どの翻訳で読んできてもかまいません。
◆ その次の読書会
その次の第213回読書会は1月24日(土)夜に井原西鶴『好色一代男』を予定。オンライン開催。
生涯で相手にした女は3,742人、男は725人。浮世草子を創始した江戸前期の問題作を現代語訳で。
『夜間飛行』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
作家サン=テグジュペリの実体験が生んだ航空小説の傑作!/南米大陸で、夜間郵便飛行という新事業に挑む男たちがいた。ある夜、パタゴニア便を激しい嵐が襲う。生死の狭間で懸命に飛び続けるパイロットと、地上で司令に当たる冷徹にして不屈の社長。命を賭して任務を遂行しようとする者の孤高の姿と美しい風景を詩情豊かに描く。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第212回はできるだけ12月10日までに、第213回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「時代のプリズム」観覧会
2025年11月24日
11月24日(月祝)昼に「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は国立新美術館(乃木坂)。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①②からの参加が半数程度で、集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 11月24日(月祝)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:20に国立新美術館の建物正面入口内(乃木坂駅直通の入口ではなく)
② 鑑賞後から集合:14:20に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:15:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:20 集合① → 12:25~ 鑑賞 → 14:20 集合② → 移動 →
15:00 集合③ → 15:05~ 歓談 → ~17:30 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入
※ オンラインチケットも日時指定なし、当日チケットカウンターでも販売あり。
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費の割勘相当)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
「昭和が終わり、平成の始まった1989年から2010年までに、日本でどのような美術が生まれたのか」。
香港のパートナー美術館との協働キュレーションで、国内外の双方向的な視点から、複数の歴史と文脈が共存する多元的な美術表現をふり返ります。
有名でインパクトのある美術家・アーティストが勢ぞろいし(50名以上!)、映像作品も多数の、国立新美術館が本気で開催する平成の現代美術展。
タイトルや紹介文はよくある感じではありますが、見ておいたほうがいい展覧会。
◆ その次の観覧会
12月は年末とArts&Booksサイトのリニューアル作業に伴い、観覧会は実施しない予定です。
次の1月の観覧会は11月の観覧会までにお知らせします。
時代のプリズム展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
昭和が終わり、平成の始まった1989年から2010年。/冷戦の終結とグローバル化の進展により、人や情報の往来が活発化し、国際的な対話が広がりを見せたこの20年間に、日本ではどのような美術が生まれ、どのような表現が世界へと発信されていったのでしょうか。/数多くの実験的挑戦は、時代、社会の動向をとりこむプリズムとなって、さまざまな問いかけを含んだ作品へと反射されていきました。/本展では、国内外50を超えるアーティストの実践を通して、その多様な表現の軌跡をたどり、そして検証します。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
時代のプリズム展は11月20日までにお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には1週間程度かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第211回読書会『予告された殺人の記録』
2025年10月25日
第211回読書会を10月25日(土)夜に実施し、ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 10月25日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 G・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(新潮文庫ほか、約140頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
世界文学の最高傑作のひとつ、『百年の孤独』(1967)で知られる、コロンビア出身の作家ガブリエル・ガルシア=マルケス(1928-2014)。
『族長の秋』(1975)とともに、そのマジックリアリズムの衝撃は文学の可能性を押し広げ、ラテンアメリカ文学の世界的な隆盛をもたらしました。
Arts&Books読書会でも過去にこの2作をとりあげましたが、今回は彼自身が「最高傑作」と呼ぶ『予告された殺人の記録』(1981)をとりあげましょう。
マジックリアリズムを経た後の熟成されたリアリズムで、実際に起きた事件をモチーフに描いた作品。約140頁と短めの中篇ながら、見事な世界像。
◆ その次の読書会
その次の第212回読書会は12月14日(日)昼にサン=テグジュペリ『夜間飛行』を予定。リアル開催。
初期の飛行家でもあるサン=テグジュペリの、『星の王子さま』と並ぶ代表作。人間の本質を詩情豊かに。
なお、11月15日(土)夜には読書会プラス『失われた時を求めて』第8巻も予定。こちらもぜひ。
『予告された殺人の記録』の概要は下記(新潮文庫の紹介文より)。
町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか? 閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた、幻想とも見紛う殺人事件。凝縮されたその時空間に、差別や妬み、憎悪といった民衆感情、崩壊寸前の共同体のメカニズムを複眼的に捉えつつ、モザイクの如く入り組んだ過去の重層を、哀しみと滑稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第211回はできるだけ10月21日までに、第212回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「特別展 円山応挙」観覧会
2025年10月13日
10月13日(月祝)昼に「特別展 円山応挙――革新者から巨匠へ」観覧会を実施しましょう。
展覧会場は三井記念美術館(三越前・日本橋)。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①②からの参加が半数程度で、集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 10月13日(月祝)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:30に三井記念美術館(7F)のエントランスホール
② 鑑賞後から集合:14:10に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:40にイオンコンパス東京八重洲会議室の会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:30 集合① → 12:35~ 鑑賞 → 14:10 集合② → 移動 →
14:40 集合③ → 14:45~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入
※ オンラインチケットも日時指定なし、当日チケットカウンターでも販売あり。
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費の割勘相当)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
三井記念美術館の20周年記念の特別展。
「奇想の画家」たちの評価が高まる反面、注目度が低くなりがちな巨匠・円山応挙(1733-1795)。
しかし、彼こそが18世紀京都画壇の革新者であり、写生にもとづく彼の作品のリアリティは
当時の鑑賞者にとって驚異的なものでした。
そんな視点で、応挙が「革新者」から「巨匠」になっていくさまを、国宝・重要文化財を含む
貴重な作品で展覧。新発見の若冲との合作も。
◆ その次の観覧会
11月24日(月祝)昼に「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」(国立新美術館)を予定。
国外の美術館と協働し、90年代から00年代の日本の現代アートを、複数の視点から光を当てて見つめ直します。
円山応挙展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
近年、同時代を生きた伊藤若冲、曽我蕭白ら“奇想の画家”たちの人気に押され気味の円山応挙。しかしじつは、応挙こそが、18世紀京都画壇の革新者でした。写生に基づく応挙の絵は、当時の鑑賞者にとって、それまで見たこともないヴァーチャル・リアリティーのように、眼前に迫ってきたのです。その画風は瞬く間に京都画壇を席巻、多くの弟子が応挙を慕い、巨匠として円山四条派を形成しました。本展では、応挙が「革新者」から「巨匠」になっていくさまを、重要な作品を通してご覧いただきます。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
円山応挙展は10月9日までに、時代のプリズム展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には1週間程度かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第210回読書会「文鳥」「夢十夜」
2025年9月28日
第210回読書会を9月28日(日)昼に実施し、夏目漱石の短篇2作「文鳥」「夢十夜」を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 9月28日(日)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了・解散
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 夏目漱石「文鳥」「夢十夜」(角川文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
今回のテキストは夏目漱石「文鳥」「夢十夜」(どちらも1908年、合計約70頁)。
第207回読書会でもとりあげた角川文庫の新シリーズ「100分間で楽しむ名作小説」の一冊をとりあげ、
そこに収録された全3作中の2作を読みますが、もちろん他の文庫や青空文庫で読んできてもかまいません。
どちらもごく短い作品ですが、漱石文学のなかでも独特の味わいのある名作です。
◆ その次の読書会
その次の第211回読書会は10月25日(土)夜にG・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』を予定。
オンライン開催。『百年の孤独』『族長の秋』の後の「最高傑作」。短めの中篇ながらさすが見事な世界像。
『文鳥(100分間で楽しむ名作小説)』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
「愛」の深さを思う100分間。いつもより大きな文字で届ける厳選名作/がらんとした書斎にひとりこもっていると、訪ねてきた三重吉が「鳥をお飼いなさい」と言った。やがて連れてこられた文鳥は、立派な漆塗りの籠にうずくまり、小さくて真白、美しい声でちちと鳴く。真黒な瞳と華奢な足、淡雪の精のような文鳥をじっと毎日観察し、おそるおそる餌をやり世話をしてみたものの、やがてかそけき命は失われてしまい――。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第210回はできるだけ9月24日までに、第211回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展」観覧会
2025年9月7日
9月7日(日)昼に「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展」展観覧会を実施しましょう。
展覧会場は国立西洋美術館(上野)。
スケジュールや鑑賞速度にあわせて、下記の集合①~③のどこからでも参加どうぞ。
いつもは、集合①②からの参加が半数程度で、集合③からの参加も多数。
【 日にち 】 9月7日(日)
【 集 合 】
① 鑑賞前から集合:12:15に国立西洋美術館の建物内の展覧会場へ降りる階段手前
② 鑑賞後から集合:14:00に集合①と同じ場所
③ 歓談会場で集合:14:30にTKP上野駅前ビジネスセンターの会議室
※ ②③から参加の場合には各自で当日または事前に鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
12:15 集合① → 12:20~ 鑑賞 → 14:00 集合② → 移動 →
14:30 集合③ → 14:35~ 歓談 → ~17:00 解散
【チケット】 ①から集合の場合、各自で事前にチケットを要購入
※ オンラインチケットも日時指定なし、当日チケットカウンターでも販売あり。
【歓談費用】 1,500円程度(=会場費の割勘相当)
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
スウェーデン国立美術館は、王家収集の美術品を基盤とする、ヨーロッパで最も古い美術館のうちのひとつ。
なかでも素描コレクションは質・量ともに世界有数です。
本展ではルネサンス~バロックの約80点を紹介。デューラー、ルーベンス、レンブラントなど巨匠の名品も。
画家の技量や制作の臨場感を強く感じられるのが素描の魅力。渋いようでいて、刺激的な展覧会です。
◆ その次の観覧会
10月13日(月祝)昼に「円山応挙 革新者から巨匠へ」(三井記念美術館)を予定。
写生にもとづく驚きのリアリティで18世紀京都画壇を革新した巨匠の回顧展。国宝・重要文化財も多数出展。
素描コレクション展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
スウェーデンの首都ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館は、同国王家が収集した美術品を基盤にする、ヨーロッパで最も古い美術館のうちの一つです。なかでも同館の素描コレクションは、世界規模でみても質、量ともに充実したコレクションとして知られています。/この度、その素描コレクションより、ルネサンスからバロックまでの名品を選りすぐって紹介する展覧会を開催します。素描は環境の変化や光、振動の影響を受けやすいため、通常、海外で所蔵されている素描作品を日本で公開することは難しく、世界最高峰であるスウェーデン国立美術館の素描コレクションが約80点もまとまって来日するのはこれが初めての機会となります。デューラーやルーベンス、レンブラントら巨匠の作品をはじめ、芸術家の技量と構想力のすべてが注ぎ込まれている素描の魅力を、存分に堪能いただける展覧会です。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
素描コレクション展は9月3日までに、円山応挙展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には1週間程度かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第209回読書会『冬の夜ひとりの旅人が』
2025年8月30日
第209回読書会を8月30日(土)夜に実施し、イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』を読みましょう。
今回はオンライン開催(Teams、無料)となります。
【 日にち 】 8月30日(土)
【 時 間 】 21:30に開始(招待メールを2~3日前に送付)→ 23:00~23:30に終了
【 費 用 】 無料
【 定 員 】 20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』(白水uブックス、約340頁)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ テキストの概要
20世紀イタリアを代表する「文学の魔術師」イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)。
Arts&Books読書会では、過去に中期の寓話的な作品『不在の騎士』をとりあげ、好評を博しました。
今回は彼の晩年の代表作であり、洗練されたメタフィクション、究極の〈読書〉小説として名高い、
『冬の夜ひとりの旅人が』(1979)とりあげましょう。
「あなたはイタロ・カルヴィーノの新作『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている」。
そう書き出される本作は、解説を読むとむずかしい印象を受けがちな作品ですが、カルヴィーノの
他の作品と同様、読みにくい作品ではありません。
失われた小説を求めて。「男性読書」と「女性読者」による読書をめぐる冒険。
◆ その次の読書会
その次の第210回読書会は9月28日(日)昼に夏目漱石『文鳥(100分間で楽しむ名作小説)』を予定。
リアル開催。同書収録の短篇「夢十夜」と漱石の私小説的な掌編「文鳥」を。青空文庫でも読めます。
『冬の夜ひとりの旅人が』の概要は下記(白水uブックスの紹介文より)。
書き出しだけで中断され続ける小説を追いかけて世界をめぐる〈男性読者〉と〈女性読者〉の冒険。文学の魔術師による究極の読書小説。/あなたはイタロ・カルヴィーノの新作『冬の夜ひとりの旅人が』を読み始めようとしている。しかしその本は30頁ほど進んだところで同じ文章を繰り返し始める。乱丁本だ。あなたは本屋へ行き交換を求めるが、そこで意外な事実を知らされる。あなたが読んでいたのは『冬の夜ひとりの旅人が』ではなく、まったく別の小説だったのだ。書き出しだけで中断されてしまう小説の続きを追って、あなた=〈男性読者〉と〈女性読者〉の探索行が始まる。大学の研究室や出版社を訪ね歩くうちに、この混乱の背後に偽作本を作り続ける翻訳者の存在が浮上するのだが……。/様々な文体を駆使したメタフィクションの手法を用いて、「あらゆる本を書く」という不可能事に挑み、読書という不思議ないとなみ、その至上の歓びを謳いあげる〝文学の魔術師〟カルヴィーノによる究極の〈読書〉小説。
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第209回はできるだけ8月26日までに、第210回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
Arts&Books全体納涼会(懇親会)
2025年8月10日
Arts&Books全体納涼会(懇親会)を8月10日(日・祝前)夕に東京駅近くで実施しましょう。
いつものみなさんも、ひさびさのみなさんも、コロナ以前ぶりのみなさんも、そのほかのみなさんも、
ぜひお気軽にご参加ください。
今回の全体納涼会では、今後のArts&Booksの一部リニューアルについてもお知らせする予定です。
【 日 時 】 8月10日(日)17:30開始~19:30終了
【 集 合 】 17:30に「銀座ワイン食堂 パパミラノ サピアタワー店」
※JR東京駅日本橋口徒歩1分、東京メトロ大手町駅B8出口直結のサピアタワー3階
【 費 用 】 5,000円(飲み放題付き)
【 定 員 】 30名程度まで
【参加要件】 Arts&Booksの活動に2回以上の参加経験があること(全体納涼会当日の観覧会を含む)
なお、全体納涼会前の「ルノワール×セザンヌ」展観覧会も同じく東京駅周辺で開催します。
こちらもご関心のあるかたはぜひ。全体納涼会だけの参加も観覧会だけの参加も歓迎です。
参加連絡等はinfo@artsbooks.jpまで。
参加人数が読みにくいため、参加するかもしれないかたは一旦7月末日までにご連絡ください。
その後のキャンセルは8月6日(水)まではお気兼ねなくどうぞ。
「ルノワール×セザンヌ」展観覧会
8月10日(日・祝前)昼に「ルノワール×セザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠」観覧会を
実施しましょう。
展覧会場は三菱一号館美術館(東京・丸の内)。
入場待ちの列が発生する可能性があり、かなりの暑さも予想されることから、
今回は鑑賞前や鑑賞直後の集合は無しとして、歓談会場での集合のみとします。
また、今回は観覧会の歓談後に、Arts&Books全体納涼会(懇親会)を実施しましょう。
観覧会に不参加の方もみなさんぜひ。
【 日にち 】8月10日(日)
【 集 合 】
歓談会場で集合:14:40にイオンコンパス東京八重洲会議室(最寄りは日本橋駅・東京駅)
※ 東京駅からの距離は美術館と同程度ですが、駅の反対側のため美術館から徒歩15分程度。
※ 各自で当日または事前に展覧会を鑑賞しておいてください。
【 流 れ 】
14:40 集合 → 14:45~ 歓談 → ~17:00 終了 → 移動(10分程度) → 17:30~ 全体納涼会(任意)
【歓談費用】1,500円(=会場費の割勘相当)
【 定 員 】20名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
※ 参加連絡はお早めに。2週間以上前に定員に達することもあります。
◆ 展覧会の紹介
パリのオランジュリー美術館の企画・監修による本気の世界巡回展。
ルノワールの代表作《ピアノの前の少女たち》やセザンヌの代表作《画家の息子の肖像》をはじめ、
2人の巨匠による肖像画、静物画、風景画を対比しながら、モダン・アートの原点を探ります。
ピカソの作品も含めた全52点。キャッチーなテーマに甘んじない、意欲的な展覧会です。
2025年前半の「抽象」シリーズを終え、このあと数回、Arts&Books観覧会としては原点回帰的な
展覧会をいくつかとりあげていきます。
◆ その次の観覧会
9月7日(日)昼に「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展」(国立西洋美術館)を予定。
世界最古の美術館の、世界屈指のコレクション。ルネサンス~バロックの、デューラーやレンブラントら。
ルノワール×セザンヌ展の概要は下記のとおり(展覧会サイトより)。
本展は、フランス、パリのオランジュリー美術館が、ルノワールとセザンヌという2人の印象派・ポスト印象派の画家に初めて同時にフォーカスし、企画・監修をした世界巡回展です。ルノワールの代表作《ピアノの前の少女たち》やセザンヌの代表作《画家の息子の肖像》をはじめとし、2人の巨匠による肖像画、静物画、風景画、そして、2人から影響を受けたピカソを加え52点の作品から、モダン・アートの原点を探ります。また、この世界巡回展はオランジュリー美術館とオルセー美術館の協力により、ミラノ、マルティニ(スイス)、香港を経て来日し、三菱一号館美術館が日本唯一の会場となります。ルノワールとセザンヌの交遊と合わせて、自在で多様な表現が生み出されるモダン・アートの誕生前夜に立つ2人の巨匠の、卓越した芸術表現を存分にお楽しみいただけます。
参加希望のかたは、info@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生など、どなたでも歓迎します。
ルノワール×セザンヌ展は8月6日までに、素描コレクション展は詳細お知らせ後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
お返事には1週間程度かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
第208回『ナルニア国物語6 魔術師のおい』
2025年7月20日
第208回読書会を7月20日(日・祝前)昼に実施し、
C・S・ルイス『ナルニア国物語6 魔術師のおい』を読みましょう。
今回はリアル開催となります。
【 日にち 】 7月20日(日・祝前)
【 集 合 】 14:00に喫茶室ルノアール新宿3丁目ビッグスビル店の会議室(新宿三丁目駅直通)
【 流 れ 】 14:00に集合 → 14:05に開始 → 16:30~17:00に終了・解散
【 費 用 】 1,500円(会場費等の割勘相当+珈琲・紅茶等のドリンク代含む)
【 定 員 】 15名程度まで(初参加のかたは5名程度まで)
【テキスト】 C・S・ルイス『ナルニア国物語6 魔術師のおい』(1955年、角川文庫ほか)
※ テキストはあらかじめ読んできてください。
◆ テキストの概要
世界1億2千万部のファンタジー小説の最高峰、「ナルニア国物語」。
以前は岩波少年文庫等の瀬田貞二訳のみでしたが、2013年に日本での著作権が切れて以降、
各文庫から優れた新訳が刊行されており、新潮文庫の新訳も2025年6月をもって全巻出揃いました。
そういう意味で今こそ旬といえる「ナルニア国物語」を、この機会にぜひ(あらためて)読んでみましょう。
2026年から新たに映画化されはじめる予定でもあります。
全7巻のシリーズの第1巻を取り上げるのではなく、物語上の時系列で最初にあたる第6巻をとりあげます。
作者自身が第6巻から読むことをポジティブに捉えており、光文社古典新訳文庫では、
あえてこの第6巻「魔術師のおい」を第1巻として刊行しています。
「新世界(ナルニア)が生まれる瞬間!」
どの翻訳で読んできてもかまいませんが、オススメは角川文庫の河合祥一郎訳。
角川つばさ文庫も同じ訳者ですが、そちらは子ども向けにアレンジされた翻訳なのでお間違えなく。
表紙や第1巻挿絵のアニメ絵が気になるかもしれませんが、第6巻には挿絵はありませんのでご安心を。
◆ その次の読書会
その次の第209回読書会は8月30日(土)夜にイタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』を予定。
オンライン開催。20世紀イタリアを代表する文学の魔術師による究極の〈読書〉小説。失われた小説を求めて。
『新訳 ナルニア国物語6 魔術師のおい』の概要は下記(角川文庫の紹介文より)。
ディゴリーはお隣の少女ポリーと、おじの書斎で不思議な指輪を見つける。実はおじは魔術師で、異世界に行ける魔法の指輪を作ったのだ。指輪にふれた二人は異世界に送りこまれ、悪の女王ジェイディスを復活させ、ロンドンの街に連れ帰ってしまう。あわてて元の世界に連れもどそうとするが、入りこんだのはまた別の世界。そこでは、今まさにアスランが新しい世界を創造するところだった。ナルニアのはじまりが描かれる第6巻!
参加希望のかたはinfo@artsbooks.jpまでご連絡ください。
社会人・大学生・大学院生、どなたでもどうぞ。
第208回はできるだけ7月16日までに、第209回は詳細掲示後にお願いします。
※ 各回の参加者の増加に伴うお願い
● 初参加~2回目の方のキャンセルはできるだけ1週間前までにお願いします。
● 参加連絡のメールにはお名前と参加希望の活動をかならず記載してください。
● お返事には最長1週間かかることがあります(返信がない場合には不着の可能性あり)。
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